一家団欒という言葉から浮かんでくるのは家族そろって食事をと
る、家族そろって同じテレビ番組を見る、家族そろってお茶やお
やつを楽しむ、家族水いらずの会話を楽しむなどのような気がす
る。
私が子供のころは炬燵を囲んでみかんを食べながら、一日あった
ことを両親、弟と話したり、テレビがないころはラジオを聴いた
りしたものだ、なにしろ自分の部屋もなかったから茶の間にいる
時間が多かった、今思えば貧しく不自由な時代だったかもしれな
いがそれが当たり前だった。
首都圏在住および中学生の子供をもつ主婦600名を対象に「一
家団欒に関する意識と実態」の調査結果によると一家団欒が週7
回も行われてる家庭が27%もいるというのは意外だった、現在
は昔と違い自分の部屋もあり、テレビもそれぞれの部屋にあり、
スマホも各自持ってる、一家団欒の機会が少ないと思ってただけ
に意外だった。
振り返ってみると子供のころは自分の毎日を両親に委ねてる、一
家団欒のなかで親はこどもの成長を確認し、それが生きがいだっ
たかもしれない、親にとって一家団欒がいつまでも続くわけでは
ない、子供はいずれ家を出ていく、人生のほんのひと時のような
気がする。