今は亡き母の付き添いで大学病院に行ってる時、長い入院生活
をしてると思われる人を必ず見かけたものだ、きっと早く退院
して好きなものを食べたい、旅行をしたい、仕事に復帰したい、
それぞれ色んな思いを抱えて闘病生活を送っているのだと思う。
他の人たちは健康でピンピン跳ね回っているのに自分だけがな
ぜ病気で苦しまなければばならないのだろうという感情、この
自分だけがという感情。
長期の病人は他の病人と比較するより病気でない人間と比較す
るものと言われている、病気でない状態は闘病してる人にとっ
て、きっと、まぶしいし幸せの根源のように見えるに違いない。