昨年度の国公私立の小中高校と特別支援学校のいじめ認知件
数は前年度から1割増の68万件と過去最多だった、いじめ
は昔からあってなにも今に始まったことではない、ただいじ
めの質がSNSの普及で変わってきたことは確かである、実際
人間社会にはさまざまな力関係が張り巡らせており、集団に
なると必ず力関係が働き上下関係が生じる、最近問題になっ
ている宝塚歌劇団の女性の自殺も上級生からのいじめが原因
と言われてる。
さらにどんな人間にも心の奥底には無意識のうちに無抵抗な
ものをいじめることに楽しさを感じる快楽本能があると言わ
れてる、子供だけではない、大人になってその本能を刺激す
る状況におかれると噴出する、だからパワハラがあとを絶た
ない、みんな仲良くという規範意識だけではいじめはなくな
らない、この社会は苦しいこと、つらいことが多い、辛抱が
いろんな場面で要求されることも確かである。
作家の平野啓一郎氏がいじめ問題についてこんなことを言及
してる「学校でいじめが起きているときに、かわいそうなこ
とをしているからやめましょうと諭すことも大事ですが、ま
ずいじめるということは相手の教育を受ける権利を侵害して
いることだから、やってはいけないことだと教えなくてはな
らない」まさに同感である。