団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

認知症の母の心の中は

2019年08月05日 | 

今年95歳になった母が現在の介護老人ホームにお世話になって

1年、8年前に父が無くなってから一暮らしの母の否確認を

兼ねて毎朝電話するのが私の日課だった、しかし1年前元気だっ

た母が突然意味不明なことを言い出し会話が成立しくなった。

 


ひとり暮らしは危険な状態、近所から苦情が来る前に施設入居を

決断、母自身望まないことだったが悩み抜いた末の対応、それか

ら1年、何度も帰宅願望があり、やっと、諦めというか落ち着い

た。

 

 

ただ毎月訪問するたびに、病院と勘違いしてもうすぐ退院して家

に戻れるといったり、自分の置かれてる状況が理解できない、だ

から話が噛み合わない、きっと家には帰りたいが帰れない苦しみ、

明日がどうなるのかわからない苦しみ、心の中はそんな状態では

と思うようになった。

 

 

要介護3だけに、おむつをして車椅子状態、それでも、大正、昭

和、平成、そして令和と人生の荒波を乗り越えてきたというプラ

ドがある一方、老いて弱くなっていく情けない自分との不安と

葛藤のなかで生きている母は人生についてどう思っているんだろ

うか?そう思う今日この頃である。