TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ぼくお兄ちゃんだもん

2001-08-09 10:10:07 | インポート
散歩先の公園に、バーニーズ・マウンテン・ドッグの子犬がいた。

生後3ヶ月というそのメスの子犬は、今がかわいい盛り。
BEARという名前にふさわしく、ころころ太ってふかふかの毛並み。
私たち夫婦も、かわいくて思わず遊んでしまった。
が、やっぱり子犬、噛むわ噛むわ!鋭い歯で、こちらの腕が傷だらけ。
しかも、さすがバーニーズ、あごの力が半端じゃない。
足の太さも、もうTABIとかわらない。

お転婆さんで、TABIにも挑みかかる。
ま、バーニーズといってもまだ子犬なので、TABIには体力で負ける。
TABIも、相手が子犬なのを承知していて、手加減して遊んでいるのが
よくわかる。

だがしかし。
子犬の噛み噛み攻撃はすごい。
TABIの耳といい、尻尾といい、ところかまわず噛んで噛んで噛みまくる。
BEARの飼い主は、いつTABIがキレルかと、ヒヤヒヤ。

ところが、TABIはじっと我慢している。
あまりにエスカレートすると、さっと身をかわして逃げるが、また
ちょっかい出して遊びたがり、噛まれている。でも我慢している。

BEARの飼い主さんは申しわけながって、
「うちの子がごめんなさいね、痛いでしょう、TABIちゃん。
せっかく遊んでくれてるのにねえ」

「ううん、この子はまだ赤ちゃんだからしょうがないよ。
ぼくはお兄ちゃんだから、我慢するんだ」
とでも、TABIは思っているのか。

「痛かったら逃げりゃいいのに、こいつはヌケサクだなあ」
と、TABIパパは笑う。

こんな風にして子猫をあやす犬の話を、前に聞いたことがある。
じゃれる子犬に一声吠えて、犬世界の仁義を教えるのも大切だが、
子犬のわがままを許してやる犬が一匹ぐらいいてもいいのでは。


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パパ・ママ衝突

2001-08-09 09:24:58 | インポート
TABIパパが書類をとりに帰宅。
TABIママは、顔を見るなり
「あなたのせいで、TABIがせっかく慣れたクレートを嫌いになっちゃったのよ」
と、つい文句を言ってしまう。
「お前が甘すぎるんだ。相手は動物なんだぞ。力でねじ伏せなきゃ駄目だ!」
というTABIパパと、また衝突。

TABIママ「力で言うことを聞かせる 方法は古いのよ。子犬のときに暴力を与えたら、
必ず大きくなってから飼い主への暴力となって かえってくるそうよ。
この本の中にも・・・」
TABIパパ「お前は本の言うことなら何でも信じるのか。
おれは実家で猫を飼っていたんだ。犬は飼ったことないが、動物なんて
みな同じだ。動物には理屈は 通用しない。この家で誰が一番偉いのかを、
力で証明しなきゃ駄目だ」
TABIママ「猫と犬は違うでしょ。あなたも犬が初めてなんだから、少しは犬の行動と
心理を勉強しなさいよ。力づくでなくても、犬に 飼い主がリーダー
だとわからせる方法はあるのよ」
TABIパパ「お前、そんなに犬に詳しいなら、今後一切『子犬の世話が大変』
なんて泣き言いうなよな」

話は平行線。
しまいには、もうTABIのことで喧嘩をするのは疲れたから、TABIをシェルター
に引き取ってもらおう、という結果に。
TABIパパがシェルターに電話している間に、TABIママはキッチンに戻って料理の続き。
TABIの牛レバペーストと、ブルーベリーのマフィンを作っていたのだった。
焼きあがったマフィンを食べるママたちの足元で、バンビのように跳ねて
じゃれるTABI。自分を捨てる相談をしてるとも知らず。

やはりこの子を捨てることはできない。
二人で協力して育てていこうと、パパ・ママ和解。
パパは出張先へ戻り、ママは今夜もTABIのクレートの横で寝ることにする。
ママがそばにいるとわかると、TABIは安心してクレートで寝てくれる。
オシッコのときは、クレートのドアをガリガリするので、
すぐ気が付いて外に出してあげられるので便利だ。


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