TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

感染

2001-08-25 11:31:03 | インポート
「お友達の庭に呼ばれてもし草木に病虫害が発生していたときは、よく注意するように。
靴についた土などと共に病原菌も持ち帰ってしまい、自分の花壇に被害を
もたらすことがあるから」

先輩園芸家に、こう忠告されたことがあった。
それ依頼注意していたのだが、ついに被害にあってしまった。

先週、ある日本人のお宅に呼ばれた。
自慢のお庭を拝見させてもらったが、うどんこ病の大発生で見るも無残な花々
ばかりであった。

この方は園芸歴何十年で、よく世話もされているのに、毎年何かしら病気や虫
にやられている。去年は確か、ナメクジと何かで花が全滅だった。
このお宅では様々な薬品を倉庫にズラリと完備し、せっせと撒いているのに、
である。お金も随分かけている。
完全無農薬でほったらかしに近く、お金もかかってないうちの花壇の花が元気
なのが申し訳ないくらいだ。

薬品の使い過ぎではないか。土の中の微生物がいなくなってしまい、病気に対する
抵抗力が落ちている証拠ではないか。
人間だって、やたら薬に頼る人で丈夫な人はいない。
だが、私のような新米園芸家にそう言われたらあちらもおもしろくないだろう
から、黙って帰ってきた。

それから一週間たらずで、今までたいしたトラブルに遭遇しなかったうちの花壇
に、うどんこ病が発生。その名のとおり真っ白な粉のようなもので覆われた
葉を前にして、私は唇をかんだ。

被害はまだ小さい。とりあえずやられた部分はごっそりと刈りとって処分し、
木酢液を水で薄めたものを草木に噴霧し、土にも撒いた。
剪定鋏など道具類も消毒した。

これで何とか回復してくれればいいが。


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