先週の事故の処理の一環として、車のダメージのアセスメントを受ける。
保険会社の人かと思ったらそうでなく、インデペンダントの調査員だった。
しかも、偶然にも夫の顔見知り。だからというわけでもないが、思ったより詳細な
チェックをしてくれた。
バンパーのへこみと塗装のはがれだけだと思ってたが、とんでもなく、細かく数十箇所
にわたってダメージが記録された。簡単に言うと、追突され前の車との間にサンドイッチ
状態になったことで、車は縮んでひしゃげてしまった。見た目は全く普通なのだが
専門家の目で見るとそうなのだそうだ。なので、牽引して元に戻さなければならない。
ドアと車体の隙間も、数ミリほど開きが出てしまったという。
車は、修理のため一週間ほどガレージ行きとなる。
鋼鉄の車がこんなになるのだから、生身の人間の体はどうなのか?
夫は病院にも行かなかったが、どっかやられてるんじゃないか?
突然ぽっくり逝くようなことはないのか?ま、生命保険に入ってるからいいか。
ところで、調査員が片足をひいているので足をどうかしたのかと聞くと、
「切断したんだよ。aneurysmでね」
左足に動脈瘤ができ、バイパス手術をした。念のため右足も調べてみたら、やはり
それらしきものがあったため、全く症状はなかったのだが「予防のため」ということで
同時にバイパス手術を受けた。術後、左は順調に回復したが右足は痛みがとれず歩行
困難となった。ある日全く右足が動かなくなったため、救急病院へ行った。しかし、
一晩中待っても診てもらえなかったため帰宅。翌日症状が悪化し別の病院へ運ばれ
わかったことは、バイパス手術の際縫合がきつすぎたため血流をさまたげ、組織の
壊死が起きていたらしい。すでに手遅れで、即右足切断術となった。
polysurgeryと医療過誤の典型事例。本人も相当ショックではなかったか?
「まあね。でも、毒素が体中にまわって死ぬか、片足を失っても生きるか、の選択肢
をつきつけられた時、生きる方を選んだよ。Life goes onだね」
なるほどね。
不幸を嘆いていても進歩はない。思い起こせば私自身そうやって生きてきたな。
保険会社の人かと思ったらそうでなく、インデペンダントの調査員だった。
しかも、偶然にも夫の顔見知り。だからというわけでもないが、思ったより詳細な
チェックをしてくれた。
バンパーのへこみと塗装のはがれだけだと思ってたが、とんでもなく、細かく数十箇所
にわたってダメージが記録された。簡単に言うと、追突され前の車との間にサンドイッチ
状態になったことで、車は縮んでひしゃげてしまった。見た目は全く普通なのだが
専門家の目で見るとそうなのだそうだ。なので、牽引して元に戻さなければならない。
ドアと車体の隙間も、数ミリほど開きが出てしまったという。
車は、修理のため一週間ほどガレージ行きとなる。
鋼鉄の車がこんなになるのだから、生身の人間の体はどうなのか?
夫は病院にも行かなかったが、どっかやられてるんじゃないか?
突然ぽっくり逝くようなことはないのか?ま、生命保険に入ってるからいいか。
ところで、調査員が片足をひいているので足をどうかしたのかと聞くと、
「切断したんだよ。aneurysmでね」
左足に動脈瘤ができ、バイパス手術をした。念のため右足も調べてみたら、やはり
それらしきものがあったため、全く症状はなかったのだが「予防のため」ということで
同時にバイパス手術を受けた。術後、左は順調に回復したが右足は痛みがとれず歩行
困難となった。ある日全く右足が動かなくなったため、救急病院へ行った。しかし、
一晩中待っても診てもらえなかったため帰宅。翌日症状が悪化し別の病院へ運ばれ
わかったことは、バイパス手術の際縫合がきつすぎたため血流をさまたげ、組織の
壊死が起きていたらしい。すでに手遅れで、即右足切断術となった。
polysurgeryと医療過誤の典型事例。本人も相当ショックではなかったか?
「まあね。でも、毒素が体中にまわって死ぬか、片足を失っても生きるか、の選択肢
をつきつけられた時、生きる方を選んだよ。Life goes onだね」
なるほどね。
不幸を嘆いていても進歩はない。思い起こせば私自身そうやって生きてきたな。