TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ジェラシー効果

2008-06-13 15:31:09 | インポート
午前中はよく晴れた一日。

午後からはトルネード警報が出てるので、お昼前に庭の手入れをする。
夫は芝刈り。先週刈ったばかりなのに、ぼうぼうに伸びてTABIが走るときに
足が沈んでしまうほど。全く、お化けのような芝である。

植えたばかりのへザーの香りにうっとりしていると、郵便屋のトラックが。
「コニチハ!オゲンキデスカ?」と、片言の日本語で挨拶するのは、このあたり
担当の配達員。冬でもランニングに短パンといういでたちの、三十台半ばの
男である。

別れた妻のもとに娘がいるらしいが、日本で英語を教えた経験があるとかで
片言を話す。日本滞在中は散々生徒である日本の女の子と遊んだらしく、
女の子から習ったらしい日本語なので女言葉を使うから、オカマみたいだ。
まあこういうのは彼だけではない。日本で英語を教える職についたことのある
外国人男性が集まれば、決まって「日本の女はちょろいよ。タダでヤリ放題」
という話に花が咲く。日本女性が紅毛碧眼に弱く、誘いに簡単にのる、という
のは今や常識だ。

私がここへ引っ越したばかりのころは、「こいつだって日本人だし、人妻だ
けど尻軽に違いない」と思ったらしく、この男はやたらいろんなアングルから
誘ってきた(笑)。頑として応じなかったら、あきらめた。そりゃそうだ、
別に人妻なんかに手を焼かなくても、都市部へ出れば世間知らずな若い日本
からの留学生の女の子が食べ放題だからだ。

夫はこの男が嫌いである。
面と向かって何か言うとかはしないが、犬であれば牙をちょっと見せて「ウ?」
とうなるような緊張感が漂うのを感じる。Resource Guardingてやつだ(笑)。
私は笑い出したいのをこらえ、平然とした顔でお天気の話などする。

しかし、これには思わぬ余禄が。
午後、お茶を飲みながら来月の園遊会に着るドレスに合わせたジュエリーを
カタログで選んでいた。夫はそれを見ると、いつもなら「あるもので間に合わせ
ろよ」とか言うのに、今日はなんと「好きなもの選んでいいよ」だって!

焼きもちにもプラスの効果があるのである。


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