TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

波動効果

2009-02-20 17:22:17 | インポート
良い波動は周りにポジティブな効果を広げるっていう。

夫の部下たちが、良い意味でずいぶん変ってきたらしい。
彼らは当初、愛妻弁当や手作りのオヤツを持ってくる夫を変な目で見ていた
そう。私はコーヒーとかお茶もポットに入れて持たせるし、夫も部下との話
で庭に家庭菜園があることとか、犬にも手作り食を食べさせていることとか
言うものだから、「変なやつ」と思われてもしかたないだろう。

彼らは典型的なアメリカ人たちだ。コーヒーはスターバックスで、お昼は
テイクアウトですませるのが常識。スーパーに行けばいくらでも安く野菜が
買えるのに、なんでわざわざ庭で育てるのか?バカじゃない?と、変人扱い
だったらしい。「無農薬のコーヒーなんて、気持ち悪くて飲めない」と、
すすめても誰も口をつけなかったそうだ。

ところが、ここ三年ほどで彼らの態度が変ってきた。
部下の一人が、まだ三十歳前なのに重症のリューマチ性関節炎と診断された。
強い鎮痛剤と消炎剤なしには、普通に生活すらできない。進行すれば、仕事も
辞めろと人事から宣告されている。彼女は、二人の子供をかかえて無職になる
わけにはいかない。そこで、食事を含め生活改善を始めたのである。
彼女の他にも、若いのに生活習慣病でヤバイところまで来ている人が多く、
また彼らのペットも病気がちである。それに比べて私たち夫婦がけろっとして
いるし、うちの犬もあいかわらず元気なのが、不思議にうつっても当たり前だ。

この頃は夫に、「オーガニックの肉ってどこで買えるんだい?」とか、
「家庭菜園のやり方を教えてくれないか」とか、みんな聞くようになった。
以前は、添加物なしのチップスなんか持っていっても誰も気味悪がって手を
つけなかったが、今では「けっこうイケルね!」と催促が来るようになった。

このカウボーイの土地で、オーガニックだのエコロジーだのと話題にすると、
「ヒッピー野郎」と陰口をたたかれるのが普通。しかし、人間はいつかは
何が一番大切なのかを学ばなければならない。私たちのやっていることが、
少しでも周りに良い効果を与えるのなら、こんな嬉しいことはない。