TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

癒し犬

2010-03-26 14:13:45 | インポート
久しぶりのセラピー活動。

マーチブレイクでお休みが続いたので、何週間ぶりである。
このグループは毎回訪問する場所が違い、またメンバーもそのつど変る。
ま、常連ペットはだいたいいつも一緒なんだけど。

それに、老人施設であることは変わりない。ただ、老人の身体の状況は様々
であり、ほぼ健常者と変らない元気で明るいお年寄りの団体の時はとても
なごやかだが、症状が進んだ方々だとちょっとキツイ時がある。慣れないと
突拍子もない応対にあわせるだけでも疲れてしまう。これは、セラピー動物
にとっても同じで、彼らもストレスを感じて疲れるのである。

今日のお年寄りは少し注意が必要な部類で、犬用のオヤツを自分の口に入れて
しまうような行動が見られるので、うっかりできない。「犬なんか嫌いだ!
犬は外に出しておくべきだ!」と暴言を吐き続ける老人もいる。
セラピー効果は、こういう場合あんまり期待できなさそうである。

だが、ナース達にはいつも大歓迎を受ける。まあこう言ってはなんだが、
彼女達もお年寄り達とずっと一緒にいると、元気で朗らかなかわいい犬達が
尻尾を振り振り訪問してくるのが楽しみなのではなかろうか。TABIは
どこへ行っても人気者だが、今回は特にお年寄りよりもナース達にひっぱり
だこで、「カワイイ!連れて帰りたい!」と抱きしめる人も。

セラピー犬は本来は施設の入居者のセラピーが目的なのだが、実際には
入居者をケアするナース達のセラピーに役立つこともあるのだ。


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