TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

犬のふしぎ

2012-05-04 12:20:42 | TABIと暮らす日々
今日は雨が上がって、スッキリと晴れた。

近くの大学の森までお散歩しようと、夕方まだ明るいうちにTABIを連れて出かける。
うっそうと茂った森は、日が高いうちは木漏れ日がキラキラしてきれい。
が、暗くなるとまさに「赤ずきんちゃんとオオカミ」の世界で、ちょっと気持ち悪いのだ。

大学の門を入ったところで、TABIは立ち止まって動かない。
いつもなら、ウキウキと尻尾を振りながら先頭を切って森へ入ってゆく。
私は、何度もおいでと呼びかけ、しぶるTABIを追いたてながら歩いた。
しかし、なかなか先へ進まない。

すると、3分もしないうちに突然、私は鼻血が出てきた。
子供のころから鼻血が出やすいので、とくに驚かない。
が、一度出るとなかなか止血しないタチなのだ。いつも用心してどこへゆくにもティッシュを持ってゆく。今日も持っていたが、10枚くらいしかない。あっという間に、そのうちの半分が血で染まってしまい、止まりそうもない。

そこで、散歩は切り上げて帰ることにした。

「帰るよ」とTABIに声をかけ、来た道を戻る。
TABIは、がっかりするどころか嬉しそうに尻尾を振りながら先頭を切って歩いてゆく。

この子は、予知していたのだろうか?
散歩を中断する結果になることを?

以前にも、同じようなことがあった。
十年くらい前のことだ。散歩に出ようとしたら、TABIが動かない。
しかたなく自宅へ戻ったら、玄関に入るやいなや私は目眩がして倒れてしまった。
その時も、もし遠出していたら大変なことになっていたかもしれない。

犬には、ふしぎな能力がある。
今、ガンを見分ける犬の訓練と研究が行われている。
患者の吐く息をかいで、ガンがあるかどうかわかるのだそうだ。

まあうちの犬はそこまで訓練されていないが、私自身もわからない体調の変化を感じ取る能力はあるのかもしれない。そこまで何もかもお見通しだということに驚きを感じ、同時にありがたいことだと思っている。犬を飼わなかったら、決してこういうことは経験しなかっただろう。


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