TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

老兵は死なず

2009-02-11 17:34:40 | インポート
今年のウェストミンスターBISは、十歳のサセックス・スパニエル。

今日は、犬クラブ(アジじゃないほう)の月例会を兼ねたウェストミンスター
パーティー。毎年、英国風パブのイベントルームを借り切って、ビールを
飲み食事を楽しみながらみんなでドッグショーを観るのである。

私たちがこのパーティーに参加するのは、今年が初めて。このパブも初めて
であるが、部屋には超大画面スクリーンが三台と、小さいのが数台。
ビールの種類も、世界各国からたくさん入っている。お料理はまあパブ風だが、
味は決して悪くない。

アジリティしかやんないのは私達夫婦だけで、他のメンバーはもう何十年も
ショーの世界に浸っており、長年ジャッジをやっているものも多数。
だから、テレビ画面がアイスホッケーからウェストミンスターに切り替わった
途端、それぞれの犬に鋭い指摘が飛ぶ。いろんなショーの裏話がけっこう
おもしろかった。

「結果は、すでに事前にわかっている」というのには驚いた。つまり、フィギア
スケートみたいなものなのね。

それにしても、十歳という最高齢でBISになった彼だが、これから繁殖する
のだろうか?犬用バイアグラってあるのかなあ、と、ふと気になる。
まあ体に無理のないようにね。


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のんびり週末

2009-02-11 17:14:25 | インポート
週末一泊旅行から帰宅。

土日は地元でアジの競技会だったのだが、TABIもチャンピオン・タイトル
をとったことだし、今回はのんびりしようとエントリーしなかった。フツーの
犬として気楽に好きなことして過ごす時間も、大切だ。

私達にとっても、いい息抜きとなった。
これまではほとんどがアジがらみの旅行だったが、ぶらりと車で犬を連れて
あちこち見てまわる、時間に制限されない今度のような旅も良いものだ。

日曜日は、ドッグショー会場で眼科専門医による検診をやっているという情報
をアジ仲間から教えてもらったので、予約を入れていた。これは純血犬が
CERF登録するための検診が主なのだが、別に去勢犬や雑種でも専門医に
診てもらいたい場合はOKとのこと。行ってみたら、BrenとDestry
が来ていた。USDAAでいつも一緒だから、三頭は大喜び。

今日は、ハーブティーの工場を見学。もう駐車場に着いた途端に、ミントとか
エキゾチックなスパイスの香りが漂っている。そして、中では様々なハーブ
ティーが試飲し放題!社員食堂では自然食の朝食や昼食が、一般の見学者でも
食べることができる。サラダとサツマイモのスープ、そして今年から扱い
出したというオーガニックのコーヒーが美味しかった。う?ん、もう少し
若かったら、こういう会社で働きたいね、と夫とうなずきあう。

工場の周りは、トレイルになっている。TABIを連れて、お散歩。
お天気が良く、見上げるとロッキーがすぐそこに見える。ああ、こんな所に
住むのもいいなあ。

夕方の渋滞が始まる前に、明るいうちに高速に乗って帰ってきた。
いつもなら旅行から帰ると「あ?もう疲れた!バタンキュー!」なのだが、
今回は元気一杯。たまにはこういう旅も、いいものだ。


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動物愛護も

2009-02-06 14:52:17 | インポート
行過ぎると大変なことに。

今日は、昨年私たちアジリティ仲間で結成したクラブの会合。
協議事項の他に話題となったのは、このところ各地で発生しているPETA
(動物愛護団体のひとつ)による犬殺傷事件。

過激な行動で知られる彼らのモットーは、「動物は全てフリーであるべき」。
つまり、家畜を始めペットの動物なども野生に帰すべきだという。人間は動物
を飼ってはいけないのだそうだ。

最近の彼らは、ドッグショー会場にあらわれては人目を盗んでクレート・エリア
に忍び込み、クレートを開けて中の犬を追い出し、建物の外へと追いやる。
当然、犬達は駐車場を自由に走り回り、道路へ飛び出すものも出る。そのうち
車に轢かれて死んだり、重症をおう犬が出る。それに関してPETA側は、
「犬は自由意志で車に轢かれて死んだのだから、本望だ」と言う。
そんな滅茶苦茶な…。

ショーだけでなく、アジやフライなど犬スポーツ競技が行われる場所の駐車場
にも彼らは出没するそうだ。あと、ペットOKのホテルの駐車場でも同様に、
車の窓ガラスをぶち割って中にいる犬を出したり(彼らの言い方によれば「解放」)
するのだそうだ。

被害者が犬なので、今のところ警察はとくに取り締まる気はないらしい。
だけど、車を壊されたら器物破損じゃないの?ま、ガラスなんか修理できる
けど、大事な犬が迷子になったり死んだりしたら、取り返しがつかない。
どこが「愛護」なのか、私にはよくわからない。

もう気軽に犬を連れて外出できない世の中になってしまった。


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Spinal Tap

2009-02-04 16:14:45 | インポート
二十年以上にわたるカルト的人気を誇る、モックメンタリー。

McKeanもGuestも若い!ホントのありがちなロックスターみたいだ。
84年だもんね?。あの頃のファッションって、あんなんだったか?
それにしても多才な俳優たちである。演技が出来るだけじゃなく、歌って
踊れて作詞・作曲もできるのだ。

しかし笑った。でも映画に出てくる笑える事件の数々は、実際に起きたものが
多いとか。楽屋から舞台へ続く通路で迷子になってしまう場面なんか爆笑もの
だが、実はLed ZeppelinやKissも同じ体験してるらしい。

映画のために作ったヘビメタ曲の数々だが、結構良い。アルバムも出てるって
いうし(笑)、買っちゃおうかな。


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ビミョーな問題

2009-02-02 14:13:36 | インポート
愛犬をクローンしたいかどうか?が、犬リストで話題沸騰中。

家が一軒買える大金をかけて死んだ愛犬をクローンした夫婦のニュースが発端。

ショー関係の人々は興味津々のようだ。タイトルをとった犬のクローンを
作り続ければ、半永久的にその犬を使って繁殖することが可能。ただし、犬
のクローンはオリジナルと同じルックスになるとは限らない。コートの色など
も違うらしい。だけど、DNA的には完全なコピーであるから、血統を重んじる
世界では、それでもOKなんだろう。

アジリティの連中は、「絶対ヤダ」が大多数。一卵性双生児だって性格が違う
のに、クローンがオリジナルと全く同じに育つ保障はないし、期待してたのに
ガッカリ、という結果になるとも限らない。だけど今はみんなそんなこと言って
るけど、クローン代がお手頃になったら内緒でやり出すんじゃないの。

誰だって愛犬にそっくりな犬が欲しい。私も、TABIのクローンなら何頭でも
欲しい。だけど、これだけは何というか、やっちゃいけないことだと思う。
神様は、全ての生き物に一度だけの人生を与えたのだから。それに、毎日どこか
の収容所で致死処分になる犬がいるのに、彼らを救わずクローンを作って
犬人口を増やすなんて、いかがなものか。

昔読んだ萩尾望都のSF漫画を思い出す。宇宙での危険なミッションへ旅立つ
前に、乗組員はみな自分のクローンを用意する。現場で事故が起こり、ある
乗組員が死ぬ。彼女の恋人は嘆き悲しむが、やがて彼女のクローンが到着する。

亡き彼女とうり二つのクローン。しかし、クローンには彼らの愛の記憶がない。
自分の愛する人はやはり死んだのだ、と、彼は喪失感に打ちのめされる。
かつての恋人とそっくりなクローンを目の前にしながら。


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