「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

一見爽やかな美人が実は・・・殿下の苦悩と災難。

2013-05-03 16:41:55 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・ジーパン編は、

第101話 愛の殺意 (殿下)

ゲスト:酒井和歌子/村井国夫 五月晴子 田利之 佐々木敬子
脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進


殿下は典子という若い女性とぶつかってしまい、買い物袋が破れ中のみかんが転がり出てしまう。
このままでは典子一人では運べない為、殿下は典子の住むマンションまで同行した。
笑顔の爽やかな典子に何となくまんざらでもない殿下。

翌日、典子の兄である誠行の婚約者・美也子の遺体が発見される。

誠行は容疑者として拘束され殿下は典子に事情を訊きに行くが、典子は兄の犯行を激しく否定しさらに事件当日は美也子と会食の約束をしていたが現れず、誠行も仕事場に電話をかけたが誰も出なかったと証言した。
さらに誠行と典子は一家心中の生き残りであることを殿下に話す。

誠行の仕事場の浴槽から美也子の毛髪が発見され、いよいよ誠行の犯行の線が濃厚になった中で、典子が一係に弁当持参で現れ是が非でも兄に会いたいと懇願し、誠行が犯行を強く否定していることから何か進展があるかと期待したボスは面会を許可する。

典子に会った後誠行は今まで犯行を否定していたのを突如翻し犯行を認める。
その様子にさすがに違和感をおぼえる山さん、典子のハンドバックの中身を偶然見て違和感をおぼえる久美、さらに典子に無条件で同情的だった殿下も、典子をマンションに送り届けた玄関先である違和感を憶える・・・・。


100回記念の一環で、酒井和歌子さんをゲストに迎え、冒頭からその酒井さんの演じる典子のサイコパスな行動を描いていきます。
殿下の久々のロマンスかと冒頭で思わせておきながら、既にそのすぐ後で期待が裏切られます(^_^;)
鎌田さん執筆作らしい単純に思われて結構複雑な展開、更に酒井さんの熱演、そして殿下が徐々にその典子の異常さに気付き、その典子を何とかしようと思いながら迎えるクライマックスの悲劇。

太陽作品の中でも色々な意味で異色作になっています。


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難事件に挑むボスと身体をはる山さん

2013-05-03 09:18:01 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

本日の日テレプラス・ボギー登場編は、

第538話 七曲署・1983(ボス・山さん)

セミレギュラー:平田昭彦(西山隆行)
ゲスト:北村総一朗 内藤武敏 河村弘二 田島義文 奥野匡 穂高稔 徳弘夏生 井上三千男 高杉哲平 柿木恵至
脚本:長野洋
監督:竹林進

中年の男性がホテルから転落死した。
死亡したのは西井という建設会社の経理部長でなぜホテルに宿泊したか不明であったが、調査の結果末期がんを患っていたことが判明するものの、ホテルの部屋の状況や西井の服装などから、自殺として片付けるには疑問が残って捜査を開始しようとしたボスに西山署長から呼び出しが掛かった。
署長室には地方検事の田島が西山と共におり、田島の話で西井から5年前の贈収賄の件で内部告発を受けており、死亡した次の朝にあのホテルで物的証拠を受け取る手筈になっていた。
贈収賄事件の時効も明後日に迫っており、田島は徹底的に調査するようボスに強く要請する。
さらに聞き込みの結果、西井と何者かが部屋で口論していたことが判るが、証言者が外国人だったため内容まではわからなかった。

現場の状況や証言から西井は「何者か」を迎え入れたと考えられたため、西井の身近な人間が事件に関係していると推理、西井の部下である久野課長にボスたちが着眼する。ホテルを聞き込みすると変装した久野らしき男が偽名で宿泊していたことが判った。

山さんとラガーは久野をマークするが、歩く久野を突然山さんが突き飛ばし緊急逮捕してしまう。
山さんは久野が刺客に襲われそうになったのを防いだのだが、ラガーにも気付かなかったほどだったため、何の証拠もない。

久野の取り調べをじっくり始める山さん・・・・。


サブタイトルである「七曲署・1983」はおそらく太陽としては激動の1982年を終え、新たな年を迎えたぞという気合いが感じられます。難しい事件を引き受けたボスと、人命を守る為に処分覚悟で「暴走」する山さん、その二人の信頼関係が描かれ、どちらかというと若手と殉職する予定のメンバー中心だった1982年の作風の反動からか、改めてボスと山さんの存在感を新年に表明するという結果になっています。
また、体調を考慮していたため、屋外ロケやアクションをセーブしていたボス=裕次郎さんがちょっとした屋外アクションを披露して、話題になった作品でもあります。

本作品が竹林監督の最後の作品、私の記憶2つあって、本作と#536の撮影時に倒れられたか、その後#544、#545の撮影時に倒れられ、堀内監督が昇格したか、どちらかだったと思いますが・・・。


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