太陽では#187と#501でゲスト出演された、安井昌二氏が3日に急逝されたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
安井氏は50年代は映画中心、60年代はテレビ中心、70年代以後は舞台中心に活躍された印象がありますが、太陽には製作年の離れた2作品にゲスト出演され、その甘いマスクで落ち着いた魅力を発揮されました。
#187ではトリック殺人を敢行する望遠鏡会社の社長・田島として、長さんと「アリバイ」対決。長さん主演編初のトリック編ということで、相応しい「相手」でありました。一方、#501についてはラガーが尊敬し、そのラガーを庇って死んだ君原巡査の父親である本庁の君原警視を重厚に演じられました。本来であればラガーを「息子の敵」としてある意味「いじめ」るヒール役なのですが、死んだ君原巡査の父であるという大前提から、それを気の迷いという事を最初から匂わせる雰囲気を映像化するに相応しいキャスティングだったと思います。
**************************************
時事通信 3月4日(火)18時13分配信
安井 昌二さん(やすい・しょうじ、本名四方正雄=よも・まさお=俳優)3日午前9時、急性心不全のため千葉県の自宅で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者で行い、後日しのぶ会を開く。喪主は未定。
俳優座などを経て、54年日活入社。56年に市川崑監督「ビルマの竪琴(たてごと)」の主人公、水島上等兵役で話題に。60年代にはテレビドラマ「チャコちゃん」などで妻の故小田切みきさん、娘の四方晴美さんらと家族を演じる一方、68年劇団新派に入団。「滝の白糸」「婦(おんな)系図」といった新派古典に加え、近年は山田洋次脚本・演出「東京物語」などの舞台にも出演した。
ご冥福をお祈りいたします。
安井氏は50年代は映画中心、60年代はテレビ中心、70年代以後は舞台中心に活躍された印象がありますが、太陽には製作年の離れた2作品にゲスト出演され、その甘いマスクで落ち着いた魅力を発揮されました。
#187ではトリック殺人を敢行する望遠鏡会社の社長・田島として、長さんと「アリバイ」対決。長さん主演編初のトリック編ということで、相応しい「相手」でありました。一方、#501についてはラガーが尊敬し、そのラガーを庇って死んだ君原巡査の父親である本庁の君原警視を重厚に演じられました。本来であればラガーを「息子の敵」としてある意味「いじめ」るヒール役なのですが、死んだ君原巡査の父であるという大前提から、それを気の迷いという事を最初から匂わせる雰囲気を映像化するに相応しいキャスティングだったと思います。
**************************************
時事通信 3月4日(火)18時13分配信
安井 昌二さん(やすい・しょうじ、本名四方正雄=よも・まさお=俳優)3日午前9時、急性心不全のため千葉県の自宅で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者で行い、後日しのぶ会を開く。喪主は未定。
俳優座などを経て、54年日活入社。56年に市川崑監督「ビルマの竪琴(たてごと)」の主人公、水島上等兵役で話題に。60年代にはテレビドラマ「チャコちゃん」などで妻の故小田切みきさん、娘の四方晴美さんらと家族を演じる一方、68年劇団新派に入団。「滝の白糸」「婦(おんな)系図」といった新派古典に加え、近年は山田洋次脚本・演出「東京物語」などの舞台にも出演した。