「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

安井昌二氏 ご逝去

2014-03-08 21:40:04 | おくやみ
太陽では#187と#501でゲスト出演された、安井昌二氏が3日に急逝されたそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

安井氏は50年代は映画中心、60年代はテレビ中心、70年代以後は舞台中心に活躍された印象がありますが、太陽には製作年の離れた2作品にゲスト出演され、その甘いマスクで落ち着いた魅力を発揮されました。
#187ではトリック殺人を敢行する望遠鏡会社の社長・田島として、長さんと「アリバイ」対決。長さん主演編初のトリック編ということで、相応しい「相手」でありました。一方、#501についてはラガーが尊敬し、そのラガーを庇って死んだ君原巡査の父親である本庁の君原警視を重厚に演じられました。本来であればラガーを「息子の敵」としてある意味「いじめ」るヒール役なのですが、死んだ君原巡査の父であるという大前提から、それを気の迷いという事を最初から匂わせる雰囲気を映像化するに相応しいキャスティングだったと思います。

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時事通信 3月4日(火)18時13分配信
 安井 昌二さん(やすい・しょうじ、本名四方正雄=よも・まさお=俳優)3日午前9時、急性心不全のため千葉県の自宅で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者で行い、後日しのぶ会を開く。喪主は未定。
 俳優座などを経て、54年日活入社。56年に市川崑監督「ビルマの竪琴(たてごと)」の主人公、水島上等兵役で話題に。60年代にはテレビドラマ「チャコちゃん」などで妻の故小田切みきさん、娘の四方晴美さんらと家族を演じる一方、68年劇団新派に入団。「滝の白糸」「婦(おんな)系図」といった新派古典に加え、近年は山田洋次脚本・演出「東京物語」などの舞台にも出演した。

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ボンの孤独な戦い/ボスが挑むタイムリミット1h

2014-03-08 15:46:07 | ファミ劇日誌
やっと休み・・・という感じのけぶでございます。
東京出張(BGM:フルートサスペンス)から怒涛のごとくの毎日でして(^_^;)
気が付けば、あれから既に2週間も経っているんですね・・・。
正直、くたびれました。。。

あぁ、結構課題が山積してしまったので、調整しながら片付けていきます(^_^;)

まずは、本日のファミ劇・ボン&ロッキー編のあら~い筋から。


第328話 53.11.10 待ち合わせ (ボン) 

ゲスト:志賀勝
 荒木道子
 片桐竜次 磯村健治
 椎谷建治 伊達弘
 藤瀬雅子 櫛田純男 橋本幸子 篠田薫 津賀有子 鈴木俊彦 大矢兼臣 江藤純一 野上祥 西屋東

脚本:塩田千種
監督:櫻井一孝

京都市内の路上で、関西暴力団・響組組長の坂田が刺殺された。犯人は目撃者の証言方、関東竜神会の組員・山形と判明したが、彼は現場から逃走したのち足取りは掴めなかった。これが切っ掛けで関東と関西の暴力団抗争が激化する危険性が懸念された。
関東に戻るであろう山県の行方を追って、一係は捜査に乗り出す。
ボンは響組より早く山形を見つけようと行方を捜すが、その最中、道に迷った初老の女性を「待ち合わせ」の喫茶店き送ることになった。
しかし、その女性は山形の母・まさであることが判り、ボンはボスに連絡した後、既にその喫茶店に響組の刺客が張り込んでいることを察知し、まさを外に連れ出そうとするが、刺客たちに気付かれ捕えられてしまう、さらに刺客たちはその喫茶店に立て籠もってしまう・・・・。

暴力団抗争事件というよりは、母子の繋がりと立て籠もり事件、その渦の中にボンが巻き込まれていくという構図です。
結局、最初は好意的だったまきも、ボンが自分の息子を捕まえる刑事だという事を知って変わってしまうため、他の人質がいますが、ボンはほぼ孤立した状況に陥ります。そのボンが、一係がどうこの事件を解決していくかが見どころですが、ラスト、観た後のなんというか心地いい疲れというか、それが印象的な話でもあります。
ゲストは太陽初登場のピラニア軍団・志賀さんに、荒木道子さん、山形は「手負いの狼」が十八番の磯村氏とこっち方面でも楽しみな作品でもあります。また、今回のロケの喫茶店はおなじみ横浜「ポーラスター」。太陽で使用されるのはこれが初めてです。(これも『大追跡』の恩恵でしょう)


第329話 53.11.17 タイムリミット (ボス・ロッキー)

セミレギュラー:長谷直美 

ゲスト:寺田農
 安部徹
 田島令子 武内亨
 水城蘭子 蟹江敬三 中田博久
 水村泰三 太田英夫 市川千恵子 丸山詠二

脚本:長野洋
監督:小澤啓一

マニラ郊外で暴力団・響組幹部・本間が殺され、犯人として響組と対立する竜神会組員・市木と吉川の名が浮かんだ。
成田空港で吉川は逮捕されたが、市木は二人を殺そうと待ち構えていた響組と警察との銃撃戦の隙をついて逃走した。
七曲署では市木逮捕に動くものの、市木の行方はわからなかった。
そんなある日、ボンと別れたロッキーは偶然市木と遭遇し追いかけたが、政界の黒幕・大河原邸に逃げ込み、大河原の家族を人質にした。ロッキーも人質を盾にされ捕らわれの身になってしまう。
市木が大河原邸の立て籠もったという報に警視庁幹部は動揺する。
市木は逃走用資金3億円と航空機を要求、大河原はすぐに用意し市木を逃がせと警視庁に迫るが、ボスはそれに反対し、5時間だけ待つよう説得した。
そんな時、吉川が真性コレラであることが判明し、それを知った大河原はすぐにでも家族から市木を離すように圧力をかけてきた。
ボスは自分の首を賭けて1時間だけの猶予をもらい、市木逮捕の作戦を開始した・・・・。

特に最近(2014年)初期作品が放送される機会が多いので、#317から、前作も含め、「あれ?これってどこかで見たような・・・」というエッセンスが盛り込まれた作品が続きます。ただ、丸々リメイクという事ではなく、エッセンスを使用して新しいものを生もうとする「意図的」なものが感じられるため、原点回帰の一環だったのではないかと思います。今回も#86のエッセンスを交えた感じですが、別物に仕上がっています。
ゲストも一癖も二癖もある布陣、「横浜」から戻ってきた令子の活躍、ボスのタイムリミットを「打破」する作戦、など見どころ多しです。
しかし、ロッキー・・・・今回は良いところが無いか・・・。

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