「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2017.12.8 ファミ劇=ヤメケン弁護士が犯人?翻弄する捜査に山さんは... デューク重傷、犯人はジギルとハイド?ボスハワイへ  チバテレ=時効事件に真犯人?時の壁に山さん挑戦

2017-12-08 03:17:24 | 放送予定
さて、本日の太陽放送です。


【C S】

▼ファミリー劇場 デューク登場編=初放送=

第687話 61.03.07 男と女の関係 (山さん・デューク)中谷一郎 谷口香 大石源吾

光子というOLが自宅において青酸カリ入りコーラを飲んで死んだ。
現場の状況から自殺と見られたが、山さんは冷蔵庫の中にあったコーラ数本とは明らかに製造日付が違っていたために偽装殺人ではないかと考えた。
さらに、光子のハンドバックから、山さんたちが知っている元検事の弁護士・小田切と光子が一緒に写ったスナップが発見された。
小田切は検事長だった時代も、弁護士の今も、辣腕ぶりを発揮していたが、ある事件で知り合った光子とは不倫関係であると噂されていたことが判る。
小田切の妻・柊子は子供の産めない身体の為、確かにその夫婦生活は傍から見れば寂しくも映った。
山さんは早速、デュークを伴い小田切邸にて事情を訊く。
小田切はキッパリ光子との噂がいう関係を否定したが、不倫関係ではないにせよ、親密な関係であったことは調べが付いており、山さんも小田切の話に嘘を感じたが、証拠が無い。
詳しい話を任意で訊くことを小田切が拒否したため、山さんは小田切の逮捕に踏み切ったが、これはかなり危険な賭けだった。
百戦錬磨の山さんと小田切の取り調べ室での緩やかなやり取りがあった後、小田切はやっと事件当日のアリバイを証言した。そのアリバイは完璧とは言えないまでも、覆すほどの証拠がなかなか出てこない。
しかし小田切は光子は別な場所で殺されたのではないかなどとも言ってみたり、マイコンに捜査の手ほどきをしてみたり、山さんはそんな小田切の様子を観ていて、確かに事件に関係していることは間違いないが、殺人者にはない一種の余裕を感じ、またあまりにも捜査の目を自分に向けるような証言に、違和感を持ち始めていた。
小田切は誰かを庇っている?・・・・

山さん主演作としては存命最後の作品。
久々にいぶし銀の演技がぶつかり合うという趣もありながら、ヤメケン弁護士の辣腕ぶりは自分のアリバイや証言などにも及び、一係、中でもいつも冷静なデュークですら困惑、山さんも自分の推理が正しいのかどうかを「悩む」瞬間があったり、久々に頭脳戦で翻弄する一係が描かれます。
困惑するデュークが山さんに全面的信頼を寄せていることも判明したりの楽しみもありがなら、久々にほろ苦い物語が展開されます。
事件的には悲しく、それも誤解が生じた結果であるというのも、なかなか苦い部分はあります。


第688話 61.03.14 ホノルル・大誘拐 (チーム)佳那晃子 中康次 内田稔☆ハワイロケ

警邏中のデュークが、偶然ある廃ビルで英語で密談している二人の男に遭遇、その一人が発砲し、デュークが重傷を負ってしまった。
生命には別状はないものの、患部が微妙な位置にあり、銃弾を取り出すことが出来なく、絶対安静が求められた。
それから2週間後、デュークを撃ったのは日系三世のジョン・K・タチハラ=通称ビッグ・ジョンであることが判明、ビッグ・ジョンはホノルルで発生した社長誘拐事件で犯人グループである「スネーク」に連座していると見られていた。
事実関係調査の為、ボス自ら早速ホノルルへ飛んだが、ビッグ・ジョンは日本へ再入国したことがわかる。
一係ではビッグ・ジョンを手配、間もなくドックたちがビッグ・ジョンを発見して逮捕したが、どうも様子がおかしい。
「ママに逢いたい」と悲しそうに仕切りに訴えるこの男に、犯罪組織に身を置く匂いが全くしない。さらに、ビッグ・ジョンの母親はハワイに居たが、捜査の結果、ビッグ・ジョンは実は養子で日本の施設から貰われたという過去があった。
捜査がそこで進まなくなったが、ホノルル警察からビッグ・ジョンの引き渡し要求があり、ドックとマイコンが護送、ホノルル到着後に彼らが乗ったパトカーが襲撃され、ビッグ・ジョンが連れ去られてしまった。その後、その実行犯たちが射殺死体で発見され、事件は一気に凶悪化の様相を呈してきた。
それから間もなくドックはある証言からビッグ・ジョンは二人存在することを掴む。
さらに、病院を抜け出したデュークがビッグ・ジョンに双子の兄がいたことを調べ上げた・・・・。

裕次郎さんの休養地であるハワイを「利用」したロケ前編。
太陽では結果的に最後の海外ロケとなりました。
デュークが撃たれるという幕開けから始まりますが、内情的には金田さんのスケジュールの問題だったようです。
ということで、デュークはロケ不参加、とは言いつつも、デュークの件があってボスが出張るという切っ掛けにもなっています。
前年の「ハワイ係長会議」より捜査らしい捜査を久々に行うボスは大手術を行った1981年以来となります。

さて、後編は山さんとデュークが東京居残りで、そのほかのメンバーはハワイ入りすることとなりますが、
まあ、暑苦しいコート着用のドレッド刑事はネタですので・・・・(^_^;)


【地上波】


▼チバテレ ボン&ロッキー編

第317話 53.08.25 殺人者に時効はない (山さん)井上孝雄 井上博一 早川保

山さんは15年前の建設会社社長殺しの罪で服役中の安川から真犯人は現社長の高森だと告白される。
高森は被害者の義理の息子だったが、後継者として自分より専務が有力と知って社長を殺し、安川に身代わりを頼んだという。
山さんは15年前の先輩刑事のメモを頼りに捜査を開始、だが、時効まで3日しかなかった。
金森のアリバイは完璧でしかも犯行に使用されたナイフは発見できず、状況的には15年前と何も変わらない。
唯一の手がかりは、安川がナイフを捨てた場所だったか、そこに高森は、高級マンションを建設。その時の現場監督・片桐が凶器を所持しているのではないかと、片桐の行方を必死に追う。
山さんも執拗に高森に食い下がった。
だが、高森の態度に変化は見られず、山さんは苦悩の色を濃くするが・・・・。

脚本の小川・杉村氏のコンビは山さん+時効+捜査への姿勢を作品化することに定評があり、今回も先輩刑事の扱った過去の結審事件を調べ直すという山さんとしても難しい捜査を強いられます。
相手の高森は自信満々で山さんと対峙するという、まさに男と男の静かな勝負を描きます。
ゲストは井上孝雄さんの他早川保氏を迎えて、ゲスト的にも豪華になっています。

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