「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

日誌+サンテレビ太陽放送9/17 最も優しい刑事・殿下、苦い厳しさとの両立

2023-09-17 08:12:10 | 放送予定

気に秋めいてきました・・・
そして、どうもまた夏バテ低稼働中でなかなかモチベーションが上がらない状況のけぶでございます<(_ _)>
うぅ・・・・この数年仕事で飛ばしてきたのでそのぶり返しがきているような。。。。

そういえば、ブラウザのAI回答がなかなか面白い(^_^;)
精度はちょっと前よりは高くなってきて、ハンドルネームを入れるとその人物の人となりまで回答してくれる(^_^;)
って、盛り過ぎ感もあったりして。
拙、北の山村警部補もしかりなのですが・・・・場合によっては「某ドラマのメンバーで、通称けぶ」「某県で何かの実績を残した警部補」なんて回答も(^_^;)
いや、そういう緩さ、好きです。

X巡回。
▼ペッパー先輩案件、藤悦子氏。
おそらく先輩はラガー在籍期のみの閲覧と思われるので、勝手フォローを。
#434(事務員)、#457(ドックを駅員に通報する女性)、#487(ハマダヒロコ)、#525(覚せい剤中毒の主婦)、#541(事務員)、#563(工藤里美)、#612(林ルミ)、#630(韓国に行った同僚ホステス)、#684(園山の女) にご出演。
事務員や誘拐された子供の母からホステスと、化粧で印象が違う女優さんです。

▼「東京上空17時00分」
何度見ても興奮する作品(^_^;)
いきなり地上波でこの作品だけ放送したらどうなるんだろう・・・・などと妄想。
CGじゃ、あの緊張感は表現できないですよね。
初期からの助監督の櫻井さんデビュー作なので、お金もかかってるし、竜さんも身体をはってるし、
ゲストは名が出始めた風間さんに、蜷川さん、中村さん、美原圭子さん、日恵野さん、井上さん、永井さん、大江さんと、ゲスト陣もミルフィーユのように層が厚いし、演出も独特。

▼スコッチポーズ
よく「太陽ごっこ」で真似したよなぁ。。。。
「よりかかり」「かべどん」「波止場風」。
波止場風のロケ地がコロンボ総統氏によって解明されましたが、今はすっかり変わってしまった現場でやってみたい・・・(^_^;)


さて、9/16サンテレビ・太陽放送。
#170は、元暴力団組員で更生させた男が婚約したと女性と共に殿下のもとに現れた、そんな時セールスマンが殺され、その男が強請りの常習だったということ、そしてその殺人現場から逃げた女のモンタージュに殿下たちは驚愕してしまう・・・・殿下が積極的に行っている更生、たびたび起こる「残念な結果」を描きます。
OPの登場(紹介)位置変更、そしてボン登場により甘口刑事のポジションを譲った形となった殿下、いわば若手ポジションから中堅刑事へのシフトを明確にした作品。このあたりから脆い部分が垣間見られていた殿下が逆境に立ち向かう頼もしさをハッキリ持ち合わせる部分が描かれます。


島「いや、遅いんです。僕は佐野にこんな形で再出発はしてもらいたくないんです。もっと本当の再出発をしてもらいたいんです。だから、結婚式をする前に・・・」


【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

9/16(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第3話)
サンテレビ1(地上波)

第170話 50.10.17 再出発 (殿下)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平


ゲスト:織田あきら
        志摩みずえ
 森川正太 沢りつお 金子勝美
 三浦伸 吉田弘子 山田博幸
 

脚本:桃井章 小川英

監督:児玉進

七曲署にかつて殿下が担当した殺人未遂犯の、元戸川組準組員・佐野治郎が恋人の光子を伴ってたずねてきた。
治郎は立派に更生、近く結婚するという。
そんなある日、セールスマンの田代が殺された。田代は三年前に恐喝容疑で城南署にあげられたことがあるが、その時の手口が幼稚というか、巧妙というか、人気のない場所にわざと大金の入った財布を落として人に拾わせ、それをネタに脅かすというものだった。

殿下を慕う元チンピラだった若者が立ち直り結婚までこぎつけた時に起きた相手の女性の不幸に、殿下とその若者との葛藤と対立が生まれて・・・。
再出発の証が結婚という拘りを持つ若者と、本当の意味での再出発を願ってやまない殿下の冷静でちょっと非情に見える行動が、観ている方には逆に若者の方に同情する感じになっていきますが・・・ラストでその辺りのモヤモヤというものは解氷すると思います。
やさしい殿下がクローズアップされていた時期に、刑事として厳しい態度をとりながら、犯罪に対してはあくまでも冷静に取り組む島の姿を描いています。
ただ、殿下の心情を思うと、ちょっと辛い作品ではありますが。

殿下と浅野の関係は、殿下自身の「今までの事件での繋がり」関係からいけば相当濃密なものと想像できます。
おそらく殺人未遂と思われる4年前の事件からの再出発ということで、普通に考えれば早いくらい。
浅野にしても殿下にしてもかなり血のにじむような努力をしたものと。
浅野はその証しを結婚式に求めていたものと思いますが、それが事件を悪い方向に向かわせてしまいます。
発端は、婚約者・光子の偶発的な殺人から始まるわけですが、殺された方も卑劣な男だったので・・・災難というか不幸というか・・・。

今回の殿下は浅野に対して非情なほど厳しい面があります。
これはある意味2人3脚で更生してきた殿下だからこそ、浅野の性格を理解していたからこその成せる技だったと思います。
浅野はノーマルな面を持ちながら、逆上すると手がつけられない部分とこれと決めたらとことんまで食い下がるところがあってそうなると誰の話も耳に入らなくなるという部分で、クライマックスの拳銃使用があったんだと思います。
間違いなく普段は説得する場面なんですけど、あそこで拳銃を使用したのは殿下だから出来たのだと。(テキサスは呆気にとられてましたが)
浅野にしてみれば、自分の一番危険な部分を気付かされた貴重な機会になった訳ですが、それにしても偶発的とはいえその代償は大きかった。
確かにカップル二人は入籍して、かつ殿下と浅野の仲も戻ったわけですが、その本当の再出発の後の事を考えると、少々胸が苦しくなると言うか・・・。
ただ、浅野のような一旦冷静になって理解すれば、何があってもとことんまで食い下がる性格であれば、それほど心配する必要もないとは思いますが・・・ってなんで俺が心配してるんだ?
と言うぐらい、結構考えさせられる作品ではあります。


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