畑嶺明さんが10月12日に老衰でご逝去。80歳。
東京都出身。文学座の俳優を経て、1974年ごろからテレビ脚本を手掛け、1975年に脚本家へ転身。
日テレの「俺たち」シリーズ、TBSの「噂の刑事トミーとマツ」「毎度おさわがせします」「キッズ・ウォー」などを手掛けた。
鎌田敏夫さんとは師弟的関係だったと聞いたことがあります。
話題性のある作品、番組のメイン脚本を手掛けることもあり、ほっこりする内容から殺伐としたハードな内容もあり、守備範囲が広い方だった印象があります。
俺たちシリーズにしてもTBS作品についても観ていたので、太陽以外でもお馴染みな方でした。
「毎度おさわがせします」については、畑さんと小野寺さんのタッグということで観始めたら、太陽とは別な作品世界に驚きながらも、年代的に結構ズバリな小職は興味深く観たものです。
また、脚本家に転身された後も、もともと演者だったからもあるのか、テレビでお見掛けすることがありました。
太陽ではご出演が1作、脚本は22作。
#159は漁船員の一人としてご出演。
脚本については、殿下と恵子の恋愛を描き、やさしさを基本として事件自体はかなり殺伐としたものだったりするものが多く、また鮫やん作品も手掛けるなど、鎌田さんや市川森一さんが担っていた部分を受け継いだ形で書かれおり、太陽シリーズのアクセント的作品を担っていた印象があります。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
出演
#159 海のテキサス ・・・ 島津元 名義 二宮英明 役
脚本(「単独」以外は小川英さんと共作)
#165 回転木馬の女
#177 海に消えたか三億円
#191 冬の女
#207 絶叫
#299 ある出逢い
#306 ある決意 「単独」
#311 ある運命
#316 ある人生
#327 爆弾 「単独」
#335 ある結末
#338 愛と殺人
#350 高校時代
#352 ボン・絶体絶命 「単独」
#360 ボンは泣かない
#370 恐怖の食卓
#374 直感
#378 やさしい棘
#394 鮫やんの受験戦争
#404 鍵のかゝった引出し
#414 島刑事よ、永遠に
#472 鮫やんの大暴走
#479 怒りのラガー