カラー化後、後年のフォーマットが確立してきた特捜隊

【浮気心『特別機動捜査隊』】

カラー化後、後の特捜隊フォーマットが確立しだしたころの作品。

第292話 青春の追憶（立石班：立石主任・橘部長刑事・荒牧刑事・桃井刑事・松山刑事）

＊白浜海岸ロケ
＊浪人生だった少女が女子大生になったとたん生活が派手に、そして殺される・・・。
真面目だった頃のボーイフレンド、大学生になった後の奔放な男性関係、結局は妻子のあるサラリーマンに殺される。
金持ちの娘だったばかり・・・。
＊倉田保昭氏がチョイ役の大学生で登場・・・スポーツ刈り。
＊マラソンをする大学生に聞き込みのモモさんとまっちゃん。
まっちゃんは陸上あがりだから平気だが、モモさんはすぐ汗だくバテバテ。
＊被害者の愛車はフェアレディ１６００
＊今まで真面目な役が多かった霧立はるみ氏が今回の被害者を演じたのでちょっと面くらっちゃいました。
そういう意味では、特捜隊の番組自体は俳優さんにとって良い演技提供の場だったような。

第293話 飛び散る青春（藤島班：藤島主任・南川部長刑事・大村刑事・笠原刑事・森田刑事・内藤刑事）

＊藤島班初カラー作品。
＊ＯＰのクレジット色が黄色に。
＊アタッシュケース爆弾爆発、被害者は音楽店勤務の男（演じるは若き前田吟さん）
＊内藤刑事再登場、今回は内勤のみ。
まだ関西弁の「カ」の字もなく、体格もまだ痩せている方。
＊茶柱が立った藤島、主任がデスクに居るのを初めて観ました(^_^;)
＊当時の東映スカラ座（江東東映）上映映画は「少年ジャックと魔法使い」「マグマ大使」「サイボーグ００９怪獣戦争」映画全盛末期のころですね・・・。
＊捜査車両はハイヤー。そのため無線マイクは捜査員携帯用を代用。
＊ナンチョウさんは職人気質ですが聞き込み相手への配慮も行き届いている。
＊ダイナマイトの横流しとか、借金を抱えた家庭の娘と被害者の恋愛とか、結果的に横恋慕する男が幼馴染の女に借金を断られた腹いせにその女を吹っ飛ばそうとしたのが失敗、偶然にもトラブルになった被害者と鞄を間違えたという悲劇。。。