相変わらず、バタバタやっているけぶでございます<(_ _)>
いただいたメールへの返答もできず、何とも不甲斐ない状態なのですが、もうそろそろ落ち着いてきそうなので、何とか休みにでも・・・とは思っておりますが(^_^;)
それに、書きたいことが溜まり過ぎているので、ボチボチ解放しなければ・・・。
ただ、真っ先には・・・ボギー殉職直後ぐらいに山さんのように伸びた小生の散髪でしょうか。
さて、太陽方面は、
アド街の西新宿で太陽がチラっと取り上げられたり、ラジオでメインテーマが流れたり、バラエティでも太陽楽曲の使用が目立っている昨今、小野寺さんは大阪府警の教材DVDにご出演などのニュースがあったり、終了30年経過した作品とは思えない採り上げられぶりの4月です。
向う一週間の太陽放送です。
とちぎテレビの放送は4月から時間変更になっていたんですね(^_^;)
夜中から昼間という大胆な移動ですが。
【CS】
▼ファミリー劇場・マイコン登場編
4/21(金)
6:30~7:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#627 感謝状
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
7:30~8:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#628 ヒーローになれなかった刑事
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#629 ドリーム
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#630 必死のマミー
ファミリー劇場HD(CS)
=初放送=
第629話 59.12.21 ドリーム (マイコン)白石まるみ 西岡徳馬 片岡弘貴
とある公園で、響組のチンピラ・山中の死体が発見された。頭部を滅茶苦茶に殴打されていた。
マイコンは山中にポケットにあった写真に写っていた女子大生・美由紀に当たる。
彼女は「ドリーム・ロマンスシリーズ」を愛読する、いつも夢見ているような娘だった。
その翌朝、今度は昨日の公園に居た古賀巡査が自分が山中を殺したと遺書を残して自殺、調べてみると、山中と古賀は美由紀を巡って三角関係の様相を呈していたようだ。
マイコンから連絡を受けた美由紀はつらそうに耳をふさぎ、マイコンに縋り付きそうな態度に、彼も彼女を放置できず美由紀の手料理をご馳走になり、来る土曜の夜8時にデートの約束をする。
そして土曜日、一係に拳銃密輸で手配中の田沼が現れたとの連絡があり、一係の面々は田沼のいるホテルに急行、そこへ響組で山中の兄貴分の浜田が現れ、マイコンが尾行するもののまかれてしまう。
その間にデートの時間は過ぎてしまったため、マイコンは美由紀のマンションへ向かい、夜明けのため時間を考え訪問せず、非常階段に座り彼女の出てくるのを待ったがいつの間にか寝てしまう。
そこへ外出支度の美由紀が部屋から出てきて迎えの車に乗り込んだのだが、運転席にいたのはなんと浜田、マイコンが走って車を追うもののまたもまかれてしまう・・・・。
マイコン登場から5作目の主演という、意外に破格の扱いでしばらく動きのなかった太陽自体に新味を加えようというところで、今までの主演編の中ではマイコンらしさが生かされた作品であるものの、事件は思わぬ方向へ向かっていきます。その中核にいるのが白石まるみさん演じる美由紀のいわゆる「不思議ちゃん」女子大生。溌剌として夢見ているようで根っこに何か暗いものがあるような、男なら放って置けない彼女にマイコンは完全に「ドリーマー」(^_^;)になっていきます。
というか、新人格のメンバーがロマンス(悲恋)編に挑むのは、通例もっと後なんですが、そういう意味でも破格の扱いかもしれません。(そもそもプレ登場編がスペシャル編でしたからね)
ラストのブラックな「オチ」もなかなか効いた部分があったりして(^_^;)
第630話 59.12.28 必死のマミー (マミー)川辺久造 浜田晃 堀田真三
高級クラブのホステス・順子の絞殺死体が川に浮かんだ。
事件当夜、現場近くを通った高級車のセンから、政界とも繋がりが深い元総会屋・前島が浮上した。
しかし、前島によるとその夜はホテルの一室ではあったものの、順子と会って子供の名門小学校への裏口入学を依頼されただけだという。
順子には5歳になる貴司という息子がおり、夫と別れた後の順子の楽しみと云えば、貴司の成長だけだったようだ。
その貴司が事件当日、母と一緒にホテルに行っていることを知ったマミーは、幼稚園で預かられたままだった貴司から何かを目撃していないか聞き出そうとしたが、前島の写真に怯えたほかは、全く口を開こうとしない。
どうやら貴司は、極度の衝撃を受けた後に口がきけなくなってしまったようだった。
その衝撃とは、やはり母親の不測の事態を見ていたとしか考えられない。
やがて、前島が順子などの女性を韓国に旅行させては覚せい剤の入った民芸品を持ち帰らせていたらしいことがわかり、それに気が付いた順子がそれをネタに前島に子供の裏口入学を強要した為殺されたものと思われた。
だが、証拠は無く、貴司の証言が頼りだった。
そんな矢先、貴司が誘拐された。
どうやら、前島の配下が貴司の口封じに動いたようだ。
貴司を奪われたマミーは単独で配下の車を追跡し、殺されそうになった貴司を奪還したものの・・・・。
1984年を締めくくるのは、マミー版「グロリア」的作品、脚本は柏原寛司さん。
きな臭さが漂うハードさと、マミーと母親を亡くし一種のショック状態に陥った子供との交流のハートウォーミングさが共存している、この頃の作風とはちょっと違った仕上がりになっている印象です。
【地上波】
▼テレ玉・テキサス&ボン編
4/20(木)
20:00~20:55
太陽にほえろ!
テレ玉1(地上波)
「切札」
第188話 51.02.20 切札 (山さん)岸田森 松宮五郎 三田村賢二
自動車事故の死亡した被害者と加害者は大学同期で同じ会社に勤めていた。加害者の方は社長「ジュニア」。
この件にやり手弁護士の多々良が絡んでくる。
社長ジュニアが被害者の婚約者に乱暴しようとしていたことや、被害者の形相を見た山さんは計画殺人の疑いで捜査を進めていくが、事件は被害者側との事故としての示談が成立してしまう・・・。
それでも捜査を進める山さんに多々良弁護士の巧妙な罠が待っていた・・・。
岸田森さん唯一の太陽ゲスト出演作、森さんらしい「悪徳弁護士」像です。
山さん、周りが心配する割にはそれほどひっ迫していないところもまた余裕な感じで良いです。
▼チバテレ・ボン&ロッキー編
4/21(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第282話 一流大学
第292話 53.03.03 一流大学 (長さん家族)佐々木勝彦 生井健夫 信実恭介 東条きよし
長さんの長男・俊一は二校の大学受験に失敗、最後の一校の合格発表に望みをつないでいた。
そんな矢先、ホテルで受験生の父親から入学金を奪う強盗事件が続発、七曲署管内でも発生してしまう。
犯人の二人組で逃走に使用されたのは赤い外車としか判らなかったが、外車は早瀬婦警が駐車違反でレッカー移動したもので、盗難車だと判ったが、犯人につながる証拠は得られなかった。
しかし捜査の結果、これまでの犯行に共通してリストアップされた平井という男と、平井の友人で外車の駐車場に出入りしていた吉沢が重要容疑者として浮かぶ。
平井は、以前客室に入ろうとして見つかり解雇されており、平井の指紋がホテルの駐車場のカードから出たものと一致した。
そんな折、同じホテルでまた入学金強奪事件が発生、今度に被害額は3000万円と跳ね上がった。
ところが平井は既に逮捕され取り調べ中、吉沢にもアリバイがあって捜査は完全に行き詰まる。
ただし、模倣犯という可能性も考えられた・・・そんな時、同じホテルで事件が起きたということで、そのホテルの有能な一流大学出のフロントマン・三村が気になった長さんは、彼について聞き込んでみると・・・・。
俊一の大学進学問題、長さん自身の大学コンプレックス(これはかなり直ってはいますが)、それが相まって今回の長さんはいつもに増してイライラしています。令子程度の押し出しであればいつもはニコニコしている長さんも、今回はカンに障った為にギスギス、さらに俊一と長さんも長さんの勘違いでギスギス・・・、しかしながらそれに途中で気付く長さんもイケてる感じといったら良いのでしょうか(^_^;)
というわけで、俊一進学問題解決編であります。
▼とちぎテレビ・スコッチ登場編
4/23(日)
12:00~12:55
太陽にほえろ! スコッチ刑事編 第220話 ジュンの復讐
とちぎテレビ1(地上波)
第220話 51.10.01 ジュンの復讐 (ボン・ジュン・チーム)岡田英次 川合伸旺 鹿内孝
テキサスの殉職は、拳銃密造組織の黒幕を捕えるという大きな課題を残していましたが、今回はその解決編。
執念に燃える一係の面々でしたが、テキサスが「逮捕」した中で唯一組織のボスと繋がりがあった勝田が射殺されたことで、捜査は行き詰まると思われたところで、ボスのアイデアで「臭い」の捜査の尖峰として、ある意味テキサスの「忘れ形見」である警察犬ジュンが招かれます。
今回の目玉は、
ハディラ v.ヒンメルブラウ=警察犬ジュンの卓越した演技。
ジュン自体がはみだし警察犬でありながら、天才的な能力を持った犬だということも判明します。
テキサスの忘れ形見という観点もあって、この作品でジュンの存在は太陽のセミレギュラーとして重要な位置を占めていきます。
それは、後にスコッチ転勤後の第一作がジュンの再登場であることからも証明されていると思います。
また、殉職したテキサスも殉職シーン以外にこの作品の為の「声の出演」を果たしています。
さらに、10月番組改変期ということもあり、派手な自動車爆破もあったりします。
復讐編としては、次々に関係者が殺されるというパターンは、ボギー殉職時に継承されますが、#220については#498と違い絶望的な側面での光明という部分では弱い感じがしますが、とにかく派手な感じです。
BGMにしても「怒りのテーマ’76」の間奏部分を使用するなどの特徴があります。
▼TVQ・マカロニ登場編
4/20(木)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #5 48時間の青春
TVQ九州放送1(地上波)
4/21(金)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #6 手錠と味噌汁
TVQ九州放送1(地上波)
第5話 47.08.18 48時間の青春 (シンコ・宗さん)二瓶康一(火野正平) 井上孝雄 八木昌子 武藤章生
宗吉が深酒で朝帰りして、シンコを激怒させた朝、
シンコがかつて補導した清という少年が少年院から脱走したと、少年院の木下が七曲署へやってきた。
2ヶ月後の出所予定を控えて何故?
48時間以内に少年院に戻れば説諭だけで済むが、それを過ぎると警察の手に移り犯罪扱いになる。
シンコはかつて清が出入りしていた深夜喫茶へ捜しにいくと、そこに清の姿があった。清は48時間の自由を楽しみたいだけで脱走したと語り、明日の晩には帰るという。
本来であればすぐ少年院に連れ戻すところだが、なにかを感じたシンコは清の云う自由に付き合うことにした。
自由気ままに行動しているように見える清だったが、やはり何か目的があると睨んだシンコは、一係の刑事たちの忠告を振り払い、自分の責任で清を少年院へ返すと言い、清と行動を共にすることを続けたが・・・・。
当時の主役格であるシンコの初主演作、関根恵子さんが渋谷警察署で一日署員として入署したことなどもトピックス的に入りながら、シンコがかつて補導した少年との交流を描きます。ただ、その交流にしても、当時の世相を反映してかなり刹那的な面があります。
細かいところは色々突っ込みどころはあるでしょうが(^_^;)
現在、自転車の旅を継続中の火野正平さんが清役を好演、ただし、恵子さんより正平さんの方が5歳以上年上なのですが(^_^;)
主役格のシンコの主演なので、マカロニの出番は少ないです、ハイ。
第6話 47.08.25 手錠と味噌汁(マカロニ・長さん・ウタ)真家宏満 中北千枝子 上田忠好 塩田順司
遅刻寸前の時間に目が覚めたマカロニが急いで出勤しようとしたところに、下宿のウタが相談を持ち掛けてきた。
近所の谷家の昭一という息子の様子がおかしいというが、マカロニは遅刻しそうなので下宿を急いで出てしまう。
出勤したマカロニだったが、ウタはボスに電話でマカロニが聞く耳を持たないことに対し苦情を入れてきていた。
ボスはマカロニに昭一の捜査を命令、長さんが付き合うこととなった。
やる気のないマカロニに対し、長さんは今朝の味噌汁が妙に塩辛かったから大事件が起きると嘯く。
しかし、昭一には特に問題は無く、昭一を尾行するしかなくなったが、マカロニはとうとう痺れを切らし、張り込みから理由を付けて逃げ出した。
翌朝、ウタは昭一が特に問題ないことをマカロニから聞くが、ウタは納得せず、終いには自分で捜査すると言い出す始末。
実際行動を開始したウタは、「母」と名乗り勤め先の警備室に乗り込むと、昭一は退職届を出していた。
1週間前から様子がおかしかったこと同僚たちが語りだし、刑事には当たり障りのないことを言って凌いだという。
さらに谷家では昭一が夕べから帰宅していないことが判明したが、まだ事件なのかどうかわからない。
そんなところに山さんは、ある家出人の手配書を持ってくる。
吉川という貿易会社の経理課員だが、その会社が昭一が警備しているビルにあり、さらに失踪の晩は昭一の担当だったことがわかる。
そんな時、マカロニが焼き鳥屋で酒を飲んでいると、消えた昭一がひょっこり現れ、意気投合してしまうが・・・・。
一番一係で刑事らしい長さんと、一番刑事らしくないマカロニが組んだ初めてのお話し。
さらに、本来であればもっと活躍する予定だったと思われる、マカロニの下宿主人・武田ウタが活躍し、最終出演になる話でもあります。
事件は最初は取り越し苦労かと思われながら、殺人・横領が絡んでくるという、初動とは違った「塩辛さ」があります。
という、マカロニのやる気の無さも含め、独特な雰囲気が味わえる作品だと思います。
いただいたメールへの返答もできず、何とも不甲斐ない状態なのですが、もうそろそろ落ち着いてきそうなので、何とか休みにでも・・・とは思っておりますが(^_^;)
それに、書きたいことが溜まり過ぎているので、ボチボチ解放しなければ・・・。
ただ、真っ先には・・・ボギー殉職直後ぐらいに山さんのように伸びた小生の散髪でしょうか。
さて、太陽方面は、
アド街の西新宿で太陽がチラっと取り上げられたり、ラジオでメインテーマが流れたり、バラエティでも太陽楽曲の使用が目立っている昨今、小野寺さんは大阪府警の教材DVDにご出演などのニュースがあったり、終了30年経過した作品とは思えない採り上げられぶりの4月です。
向う一週間の太陽放送です。
とちぎテレビの放送は4月から時間変更になっていたんですね(^_^;)
夜中から昼間という大胆な移動ですが。
【CS】
▼ファミリー劇場・マイコン登場編
4/21(金)
6:30~7:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#627 感謝状
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
7:30~8:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#628 ヒーローになれなかった刑事
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#629 ドリーム
ファミリー劇場HD(CS)
4/21(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#630 必死のマミー
ファミリー劇場HD(CS)
=初放送=
第629話 59.12.21 ドリーム (マイコン)白石まるみ 西岡徳馬 片岡弘貴
とある公園で、響組のチンピラ・山中の死体が発見された。頭部を滅茶苦茶に殴打されていた。
マイコンは山中にポケットにあった写真に写っていた女子大生・美由紀に当たる。
彼女は「ドリーム・ロマンスシリーズ」を愛読する、いつも夢見ているような娘だった。
その翌朝、今度は昨日の公園に居た古賀巡査が自分が山中を殺したと遺書を残して自殺、調べてみると、山中と古賀は美由紀を巡って三角関係の様相を呈していたようだ。
マイコンから連絡を受けた美由紀はつらそうに耳をふさぎ、マイコンに縋り付きそうな態度に、彼も彼女を放置できず美由紀の手料理をご馳走になり、来る土曜の夜8時にデートの約束をする。
そして土曜日、一係に拳銃密輸で手配中の田沼が現れたとの連絡があり、一係の面々は田沼のいるホテルに急行、そこへ響組で山中の兄貴分の浜田が現れ、マイコンが尾行するもののまかれてしまう。
その間にデートの時間は過ぎてしまったため、マイコンは美由紀のマンションへ向かい、夜明けのため時間を考え訪問せず、非常階段に座り彼女の出てくるのを待ったがいつの間にか寝てしまう。
そこへ外出支度の美由紀が部屋から出てきて迎えの車に乗り込んだのだが、運転席にいたのはなんと浜田、マイコンが走って車を追うもののまたもまかれてしまう・・・・。
マイコン登場から5作目の主演という、意外に破格の扱いでしばらく動きのなかった太陽自体に新味を加えようというところで、今までの主演編の中ではマイコンらしさが生かされた作品であるものの、事件は思わぬ方向へ向かっていきます。その中核にいるのが白石まるみさん演じる美由紀のいわゆる「不思議ちゃん」女子大生。溌剌として夢見ているようで根っこに何か暗いものがあるような、男なら放って置けない彼女にマイコンは完全に「ドリーマー」(^_^;)になっていきます。
というか、新人格のメンバーがロマンス(悲恋)編に挑むのは、通例もっと後なんですが、そういう意味でも破格の扱いかもしれません。(そもそもプレ登場編がスペシャル編でしたからね)
ラストのブラックな「オチ」もなかなか効いた部分があったりして(^_^;)
第630話 59.12.28 必死のマミー (マミー)川辺久造 浜田晃 堀田真三
高級クラブのホステス・順子の絞殺死体が川に浮かんだ。
事件当夜、現場近くを通った高級車のセンから、政界とも繋がりが深い元総会屋・前島が浮上した。
しかし、前島によるとその夜はホテルの一室ではあったものの、順子と会って子供の名門小学校への裏口入学を依頼されただけだという。
順子には5歳になる貴司という息子がおり、夫と別れた後の順子の楽しみと云えば、貴司の成長だけだったようだ。
その貴司が事件当日、母と一緒にホテルに行っていることを知ったマミーは、幼稚園で預かられたままだった貴司から何かを目撃していないか聞き出そうとしたが、前島の写真に怯えたほかは、全く口を開こうとしない。
どうやら貴司は、極度の衝撃を受けた後に口がきけなくなってしまったようだった。
その衝撃とは、やはり母親の不測の事態を見ていたとしか考えられない。
やがて、前島が順子などの女性を韓国に旅行させては覚せい剤の入った民芸品を持ち帰らせていたらしいことがわかり、それに気が付いた順子がそれをネタに前島に子供の裏口入学を強要した為殺されたものと思われた。
だが、証拠は無く、貴司の証言が頼りだった。
そんな矢先、貴司が誘拐された。
どうやら、前島の配下が貴司の口封じに動いたようだ。
貴司を奪われたマミーは単独で配下の車を追跡し、殺されそうになった貴司を奪還したものの・・・・。
1984年を締めくくるのは、マミー版「グロリア」的作品、脚本は柏原寛司さん。
きな臭さが漂うハードさと、マミーと母親を亡くし一種のショック状態に陥った子供との交流のハートウォーミングさが共存している、この頃の作風とはちょっと違った仕上がりになっている印象です。
【地上波】
▼テレ玉・テキサス&ボン編
4/20(木)
20:00~20:55
太陽にほえろ!
テレ玉1(地上波)
「切札」
第188話 51.02.20 切札 (山さん)岸田森 松宮五郎 三田村賢二
自動車事故の死亡した被害者と加害者は大学同期で同じ会社に勤めていた。加害者の方は社長「ジュニア」。
この件にやり手弁護士の多々良が絡んでくる。
社長ジュニアが被害者の婚約者に乱暴しようとしていたことや、被害者の形相を見た山さんは計画殺人の疑いで捜査を進めていくが、事件は被害者側との事故としての示談が成立してしまう・・・。
それでも捜査を進める山さんに多々良弁護士の巧妙な罠が待っていた・・・。
岸田森さん唯一の太陽ゲスト出演作、森さんらしい「悪徳弁護士」像です。
山さん、周りが心配する割にはそれほどひっ迫していないところもまた余裕な感じで良いです。
▼チバテレ・ボン&ロッキー編
4/21(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第282話 一流大学
第292話 53.03.03 一流大学 (長さん家族)佐々木勝彦 生井健夫 信実恭介 東条きよし
長さんの長男・俊一は二校の大学受験に失敗、最後の一校の合格発表に望みをつないでいた。
そんな矢先、ホテルで受験生の父親から入学金を奪う強盗事件が続発、七曲署管内でも発生してしまう。
犯人の二人組で逃走に使用されたのは赤い外車としか判らなかったが、外車は早瀬婦警が駐車違反でレッカー移動したもので、盗難車だと判ったが、犯人につながる証拠は得られなかった。
しかし捜査の結果、これまでの犯行に共通してリストアップされた平井という男と、平井の友人で外車の駐車場に出入りしていた吉沢が重要容疑者として浮かぶ。
平井は、以前客室に入ろうとして見つかり解雇されており、平井の指紋がホテルの駐車場のカードから出たものと一致した。
そんな折、同じホテルでまた入学金強奪事件が発生、今度に被害額は3000万円と跳ね上がった。
ところが平井は既に逮捕され取り調べ中、吉沢にもアリバイがあって捜査は完全に行き詰まる。
ただし、模倣犯という可能性も考えられた・・・そんな時、同じホテルで事件が起きたということで、そのホテルの有能な一流大学出のフロントマン・三村が気になった長さんは、彼について聞き込んでみると・・・・。
俊一の大学進学問題、長さん自身の大学コンプレックス(これはかなり直ってはいますが)、それが相まって今回の長さんはいつもに増してイライラしています。令子程度の押し出しであればいつもはニコニコしている長さんも、今回はカンに障った為にギスギス、さらに俊一と長さんも長さんの勘違いでギスギス・・・、しかしながらそれに途中で気付く長さんもイケてる感じといったら良いのでしょうか(^_^;)
というわけで、俊一進学問題解決編であります。
▼とちぎテレビ・スコッチ登場編
4/23(日)
12:00~12:55
太陽にほえろ! スコッチ刑事編 第220話 ジュンの復讐
とちぎテレビ1(地上波)
第220話 51.10.01 ジュンの復讐 (ボン・ジュン・チーム)岡田英次 川合伸旺 鹿内孝
テキサスの殉職は、拳銃密造組織の黒幕を捕えるという大きな課題を残していましたが、今回はその解決編。
執念に燃える一係の面々でしたが、テキサスが「逮捕」した中で唯一組織のボスと繋がりがあった勝田が射殺されたことで、捜査は行き詰まると思われたところで、ボスのアイデアで「臭い」の捜査の尖峰として、ある意味テキサスの「忘れ形見」である警察犬ジュンが招かれます。
今回の目玉は、
ハディラ v.ヒンメルブラウ=警察犬ジュンの卓越した演技。
ジュン自体がはみだし警察犬でありながら、天才的な能力を持った犬だということも判明します。
テキサスの忘れ形見という観点もあって、この作品でジュンの存在は太陽のセミレギュラーとして重要な位置を占めていきます。
それは、後にスコッチ転勤後の第一作がジュンの再登場であることからも証明されていると思います。
また、殉職したテキサスも殉職シーン以外にこの作品の為の「声の出演」を果たしています。
さらに、10月番組改変期ということもあり、派手な自動車爆破もあったりします。
復讐編としては、次々に関係者が殺されるというパターンは、ボギー殉職時に継承されますが、#220については#498と違い絶望的な側面での光明という部分では弱い感じがしますが、とにかく派手な感じです。
BGMにしても「怒りのテーマ’76」の間奏部分を使用するなどの特徴があります。
▼TVQ・マカロニ登場編
4/20(木)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #5 48時間の青春
TVQ九州放送1(地上波)
4/21(金)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #6 手錠と味噌汁
TVQ九州放送1(地上波)
第5話 47.08.18 48時間の青春 (シンコ・宗さん)二瓶康一(火野正平) 井上孝雄 八木昌子 武藤章生
宗吉が深酒で朝帰りして、シンコを激怒させた朝、
シンコがかつて補導した清という少年が少年院から脱走したと、少年院の木下が七曲署へやってきた。
2ヶ月後の出所予定を控えて何故?
48時間以内に少年院に戻れば説諭だけで済むが、それを過ぎると警察の手に移り犯罪扱いになる。
シンコはかつて清が出入りしていた深夜喫茶へ捜しにいくと、そこに清の姿があった。清は48時間の自由を楽しみたいだけで脱走したと語り、明日の晩には帰るという。
本来であればすぐ少年院に連れ戻すところだが、なにかを感じたシンコは清の云う自由に付き合うことにした。
自由気ままに行動しているように見える清だったが、やはり何か目的があると睨んだシンコは、一係の刑事たちの忠告を振り払い、自分の責任で清を少年院へ返すと言い、清と行動を共にすることを続けたが・・・・。
当時の主役格であるシンコの初主演作、関根恵子さんが渋谷警察署で一日署員として入署したことなどもトピックス的に入りながら、シンコがかつて補導した少年との交流を描きます。ただ、その交流にしても、当時の世相を反映してかなり刹那的な面があります。
細かいところは色々突っ込みどころはあるでしょうが(^_^;)
現在、自転車の旅を継続中の火野正平さんが清役を好演、ただし、恵子さんより正平さんの方が5歳以上年上なのですが(^_^;)
主役格のシンコの主演なので、マカロニの出番は少ないです、ハイ。
第6話 47.08.25 手錠と味噌汁(マカロニ・長さん・ウタ)真家宏満 中北千枝子 上田忠好 塩田順司
遅刻寸前の時間に目が覚めたマカロニが急いで出勤しようとしたところに、下宿のウタが相談を持ち掛けてきた。
近所の谷家の昭一という息子の様子がおかしいというが、マカロニは遅刻しそうなので下宿を急いで出てしまう。
出勤したマカロニだったが、ウタはボスに電話でマカロニが聞く耳を持たないことに対し苦情を入れてきていた。
ボスはマカロニに昭一の捜査を命令、長さんが付き合うこととなった。
やる気のないマカロニに対し、長さんは今朝の味噌汁が妙に塩辛かったから大事件が起きると嘯く。
しかし、昭一には特に問題は無く、昭一を尾行するしかなくなったが、マカロニはとうとう痺れを切らし、張り込みから理由を付けて逃げ出した。
翌朝、ウタは昭一が特に問題ないことをマカロニから聞くが、ウタは納得せず、終いには自分で捜査すると言い出す始末。
実際行動を開始したウタは、「母」と名乗り勤め先の警備室に乗り込むと、昭一は退職届を出していた。
1週間前から様子がおかしかったこと同僚たちが語りだし、刑事には当たり障りのないことを言って凌いだという。
さらに谷家では昭一が夕べから帰宅していないことが判明したが、まだ事件なのかどうかわからない。
そんなところに山さんは、ある家出人の手配書を持ってくる。
吉川という貿易会社の経理課員だが、その会社が昭一が警備しているビルにあり、さらに失踪の晩は昭一の担当だったことがわかる。
そんな時、マカロニが焼き鳥屋で酒を飲んでいると、消えた昭一がひょっこり現れ、意気投合してしまうが・・・・。
一番一係で刑事らしい長さんと、一番刑事らしくないマカロニが組んだ初めてのお話し。
さらに、本来であればもっと活躍する予定だったと思われる、マカロニの下宿主人・武田ウタが活躍し、最終出演になる話でもあります。
事件は最初は取り越し苦労かと思われながら、殺人・横領が絡んでくるという、初動とは違った「塩辛さ」があります。
という、マカロニのやる気の無さも含め、独特な雰囲気が味わえる作品だと思います。