さて、12/15 サンテレビ・太陽放送。
#226は、洋酒の窃盗事件が相次ぎ、手口から長さんが更生させた松原という男が捜査の対象になってしまう。
松原はレストランの店長として再就職しており、洋酒のサービスディーを設け、売り上げを伸ばしていたものの、犯行日には休暇を取っており、かつ洋酒の仕入れ先はペーパーカンパニーだった。
ただ、長さんは全く松原を疑わない・・・。
長さんらしい話で、「蝶」との類似性も感じられますが、この話で重要なのは松原の妻・文江の存在になっていきます。
そして、ラストの「天国からの手紙」です・・・・。
ハッキリ言って、クライマックスまではもうどうしようもないぐらい怒りが込み上げてくる事件なのですが、ラストで解放されるようなスッキリするような「カタルシス」が待っています。
ゲストは初出演の大出俊さん、そして田村寿子さん。田村さん演じる文江は床に臥せっているままなのですが、それでもひしひし伝わる感情と、長さんの怒りと涙・・・。
たまらんですよ。
武藤英司さん十八番のダメ社長もアクセントです。
今回トピックといえば、主役の長さんと殿下がスーツ新調、ボンの革ジャン着用開始がありますが、ボスの髪型は敢えてスルーしましょう(^_^;)
野崎「ボス、手紙です。天国から来た手紙です。読んでください。」
【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編
12/15(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第10話)
サンテレビ1(地上波)
第226話 51.11.12 天国からの手紙 (長さん)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
滝隆一
沖雅也
田口良
宮内淳
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
矢島明子/木村理恵
ゲスト:大出俊
田村寿子
武藤英司 和田啓 神山卓三
久保田忠祐 竹口安芸子 磯部智子 宇田郁馬 殿岡みえ子
脚本 小川英 高階秋成
監督 竹林進
ウイスキー盗難が相次ぎ、その鮮やかな手口に長さんは以前逮捕したある男を思い出す。
ただし、その男・松原はきっちり更生し、現在クラブのマネージメントを行っていた。
しかし、松原を捜査した結果は犯行当時のアリバイ無し、さらにクラブで提供しているウイスキーの仕入れ先が幽霊会社だったことから、一係では松原犯人説に傾く。
一人、長さんは松原の無実を信じて、最近姿を見せなくなったという松原の妻の行方を追ったが・・・・。
テキサス編から長さんの主演編には苦汁をなめるような作品が出てくるようになります。
これは他作品の「オヤジさん」ポジションのキャラクターには欠かせない要素となっていきますが、太陽ファンとしては長さんが辛い目に遭うのはあまりいい気持ではないものです。
ただ、そういう葛藤を起すというのもドラマでは重要な部分になっていきます。
しかし、その「オヤジさん」のセオリーも長さん=辰平さんにかかると少々毛色が違う感じがします。
というのも、他の「オヤジさん」はこういう事件に遭遇すると、刑事魂に火が付き事件に食らいつく気迫で迫る場合が多いですが、太陽の長さんの場合はちょっと違います。
こういう目に遭っても、長さんは冷静さを保とう、協調性を保とうと努力します。
その我慢が犯人を目の前にしたりして一気に爆発するのがクライマックスだったりします。
時には、我慢を貫き、ラストでその我慢が別なことで解消されたりします。
今回は後のパターンの方。
結局は、長さんの更生させた男が事件に利用されるわけですが、長さんが居たおかげで救われたとはいえ、その捜査はその男を傷付けてしまうことは確かです。
そこで、ラストの「天国からの手紙」です。
野崎太郎という人物の、犯罪者への姿勢も解る作品になっています。
やっぱり、長さんを怒らせてはいけませぬ。