正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

アンソニア置き時計の組み上げとΩの分解、クオーツ2点を修理

2010年02月13日 | 昔の時計
昨日は以前からすこしずつ修理をしていたアンソニアの置き時計の組上げとケースに入れるまでをしました。
昔の時計で文字盤側にルビーを使ったアンクルが出ている珍しい時計です。
完成まであと少しですがゴールは見えてきました。長くお預かりしてしまって申し訳ございます。

 気合の入ったまた時間に余裕があるときでないと、なかなかこういったアンティークの時計は修理難しく感じます。勉強不足なのですいません。
少しずつ修正をしては組んでみてまたばらしてと繰り返し昨日順調に動いてくれるようになりました。
お客様にはご連絡して、今日明日中に完全に仕上げてしまおうと思います。

 鳩時計も順調で、あとはアイチ2点とEIKOSHAの掛け時計、スイス製の綺麗な音のする置き時計などまだまだ残っています。
なんとか昨日は家での初修理も順調に終えてお店での修理にまた余裕ができてくると思います。
もっといい修理ができるように日々がんばります。

少しだけ残ってオメガの婦人用のダイナミックオートを分解だけして帰りました。

専用の風防はずしの工具で風防をはずして機械を取り出し分解までして帰りました。
今日少し残って組み上げて帰る予定です。

 家での修理ですが、初めての本格的な修理机で、少し違和感も感じながら2時間がんばりました。
最初はセイコーの時計です。A様からのお預かりです。2P20キャリバー
機械内部にお水が入っていました。綺麗に洗浄してケーシング。今日測定器を持って帰って最終チェックをしてケーシングの予定です。

次はI様からのお預かりのバーバリーのクオーツです。
6031キャリバーの時計です。
消費電流が高く分解掃除となりました。

机の高さ、周りの環境、初めての工具など慣れてくればいいのですがもう少し手際よくできるようにこちらもがんばっていこうと思います。
やっぱり舞地に使っている工具が使いやすいと改めて感じました。