オメガスピードマスターとロレックス、エベルの時計を修理しました

昨日まで真夏の天気でしたが、今日は朝から雨模様です。
まだ梅雨は残っていたんですね。さすが気象庁です。

昨日の修理です。
昨日はおととい針、文字盤外しまでして帰ったオメガのスピードマスターの分解掃除からです。
ストップボタンと竜頭がかなり硬くなっていました。
分解掃除、ボタン、竜頭洗浄です。
分解掃除は順調に進みタイミング調整をしてそのままケーシングまでしました。
B様からのお預かりで機械はETA社の7750でした。




次はロレックスです。K様からのお預かりです。
1570キャリバーの機械が入っていました。
裏側のインカブロックに少し不具合があり調整、分解掃除です。
長くお掃除をしていなかったみたいで各ホゾ穴は完全に油がない状態で3番車のホゾが少し減っていました。
タイミングを取る状態では別に大きな変化はありませんでしたが、ランニングテスト中に多少気になることがあれば3番車の交換も考えています。
あとは問題なくお掃除終了です。


次はエベルの婦人用のクオーツ時計です。機械はカルティエにも使われている機械が入っていました。
竜頭部分から物凄い湿気が入ったのか巻芯部分、ケース内側の枠、機械内部に錆がたくさん出ていました。
ステップローターにはかなりの錆が付着していました。
遅れ、止まりの原因になっていたと思います。
あと分針が外れていました。
少し穴が大きくなっているんだと思います。



最後はセイコーの機械が入っている時計です。
6時位置に小秒針がついているモデルです。基本的な機械は７Nシリーズと同じです。
油が切れてくると電池の持ちが悪くなるような気がします。
昨日はここまでして帰りました。分解掃除で順調に動くようになりました。



今日も雨が降っているので営業時間中に出来たら仕上げて、残業無しで帰る予定です。