逃水や利き足変えて追いかける たけし 2020-04-25 | 入選句 逃水や利き足変えて追いかける たけし 朝日新聞 栃木俳壇 石倉夏生先生の選をいただきました 私的には冒険の句でした 俳句は虚と実のはざかいを探って詠む こんな風に句材を斜視してみなさい この言葉が頭から離れない 掲句は少なからずそんな意識でできた句だが 成功したとの実感はまだ薄い 追いつくはずのない逃水を 利き足を変えたら違った結果が得られるだろうかとのはかない想い 求める道への遥かなる憧憬でもある