人日やカルテの山が崩れそう 髙橋悦子
新年も7日ともなれば日常に戻る
作者は医師なのだろうかと思う
診療所に座れば棚や机におびただしいカルテが積まれている
身をひきしめている作者が映る
(小林たけし)
【七日】 なぬか
◇「七日」(なのか) ◇「人日」(じんじつ) ◇「人の日」(ひとのひ)
正月七日。七種粥の行事の行われる日であり、この日門松や注連飾りを納めるので元日からこの日までを松の内という。人日。
例句 作者
ドア開けて人居ぬ人の日なりけり 橋場千舟
人日のあたまの下に在るからだ 安西篤
人日の野に語部の一人消ゆ 二村秀水
人日の野山一気に晴れわたる 白澤良子
人日やわたし留守です羊です 横須賀洋子
人日やドラマ途中の湯が沸いて 斉藤京子(つばさ・犀)
人日や一日猫を可愛がる 望月富子
人日や受診の予約確かめる 跡治順子
ドア開けて人居ぬ人の日なりけり 橋場千舟
人日のあたまの下に在るからだ 安西篤
人日の野に語部の一人消ゆ 二村秀水
人日の野山一気に晴れわたる 白澤良子
人日やわたし留守です羊です 横須賀洋子
人日やドラマ途中の湯が沸いて 斉藤京子(つばさ・犀)
人日や一日猫を可愛がる 望月富子
人日や受診の予約確かめる 跡治順子