青臭き本の背表紙夜の秋 たけし 2021-01-27 | 入選句 青臭き本の背表紙夜の秋 たけし 角川俳句2021年2月号 令和俳壇 五十嵐英彦先生の選をいただいた 書棚には棄てきれない書籍があふれている 学生時代に夢中になったもの ビジネスのノウハウ書 己を高めるための啓蒙の書籍 いまから思えばどれもが青臭い 青臭さというのは目的、ターゲットを 睨むと匂うもののようだ 夢中になっていた頃を懐かしいと思うのだから 枯れつつある自分を諾首するほかはない 本句の季語は少々不満でいる いずれ納得の季語を俳号したい