日曜はすぐ昼となる豆の飯 角 光雄
鑑賞の蘊蓄は不要の句だろう
難解句の昨今、こういう句に出会うと救われる
(小林たけし)
【豆飯】 まめめし
蚕豆や豌豆を炊き込んだ御飯。豆の緑が新鮮で季節感の深いものである。
例句 作者
不器用に生きて豆飯炊いている 中澤一紅
粗にあらず京の野菜に豆の飯 川辺幸一
蚕豆飯にいつまで母を働かすか 岡本庚子
豆飯と遺影と私と夕月と 森本芳枝
豆飯や娘夫婦を客として 安住 敦
月の辺をうす雲よぎる豆の飯 原田ゆふべ
不器用に生きて豆飯炊いている 中澤一紅
粗にあらず京の野菜に豆の飯 川辺幸一
蚕豆飯にいつまで母を働かすか 岡本庚子
豆飯と遺影と私と夕月と 森本芳枝
豆飯や娘夫婦を客として 安住 敦
月の辺をうす雲よぎる豆の飯 原田ゆふべ