最近、イベルメクチンについて治験実施の興和が次のように発表したようです。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220927-567-OYT1T50104.html?_gl=1*9vigws*_ga*NDg1MjkyODk4LjE2NjQwMTE1MzU.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDI1MDI2MS4xOC4wLjE2NjQyNTAyNjguNTMuMC4w
イベルメクチン、コロナ治療薬としては「効果確認できず」…治験実施の興和が発表
2022/09/27 12:31
(読売新聞)
新型コロナウイルス感染症の治療薬への転用を目指していた抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、医薬品メーカーの興和(名古屋市)は26日、「治験の結果、効果を確認できなかった」と発表した。現時点でコロナ治療薬としての承認申請は考えていないという。
安全性と有効性を確かめる治験は昨年11月〜今年8月、日本とタイの軽症患者1030人を対象に実施。患者を無作為に分け、イベルメクチンと、効果のない偽薬を経口投与した。
どちらのグループも投与開始から4日前後で発熱や筋肉痛などの症状が改善しており、統計的な有意差は認められなかった。安全性は確認できたとしている。
イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発に貢献した薬として知られる。同大の研究では、新型コロナウイルスの増殖を抑える効果が細胞実験で確認されていた。
厚生労働省はコロナ治療薬の開発のため、同社に約61億円の支援を行っている。
引用終了
と言う事のようです。
ただこの治験はオミクロン株について実施したようで、更に予防ではなく感染した人についての治療として投与した場合の結果との事です。
そしてそのオミクロン株は既にインフルエンザと同じ程度しか重症化しないような記事がネットで多く見られます。
つまり放っておいても重症化する確率は季節性インフルエンザとさして変わらないレベルになってしまっていると(ネットでは言っている記事が多い)オミクロン株では治験してもその有効性の差はわかりにくく、だとするとオミクロン株出現より前のデルタ株とかでは効果が実はあったのではないか、と言う事も否定できないのかも知れません。
個人的にと言う程度ですが「何でこんな事を考えるのか」と言うと、それは次の通りのロジックが存在するからです。
まずイベルメクチンの副作用については「イベルメクチン 喘息」などで検索するとわかるのですが、「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪が挙げられる」と言う旨の記事が散見されます。
その喘息ですが、「気管支喘息患者 新型コロナウイルス 感染症 になりにくい」とかのキーワードで検索すると出て来ますが、つまり「気管支喘息患者は新型コロナウイルス感染症になりにくい」と言うデータが存在しているようです。
これらから見いだされるロジックとは次の通りと考えています。
「イベルメクチンの副作用として気管支喘息気味になってしまう人は、新型コロナウイルス感染症になりにくい」。
特に無理な論理展開ではないと思っています。
ただそれは人によりけりかなと言う感じではありますが、人によっては全然効果が無いと言うわけではないのでは?と(個人的にですが)考えています。
「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪傾向が有るグループの人達についての治験は実施されていないはず」ではないでしょうか。
なので(少なくともオミクロン株出現より前の旧型株については)イベルメクチンに全く効果が無かった、と言い切きれないのではないでしょうか。
何故って治験をしていないんですから。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220927-567-OYT1T50104.html?_gl=1*9vigws*_ga*NDg1MjkyODk4LjE2NjQwMTE1MzU.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDI1MDI2MS4xOC4wLjE2NjQyNTAyNjguNTMuMC4w
イベルメクチン、コロナ治療薬としては「効果確認できず」…治験実施の興和が発表
2022/09/27 12:31
(読売新聞)
新型コロナウイルス感染症の治療薬への転用を目指していた抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、医薬品メーカーの興和(名古屋市)は26日、「治験の結果、効果を確認できなかった」と発表した。現時点でコロナ治療薬としての承認申請は考えていないという。
安全性と有効性を確かめる治験は昨年11月〜今年8月、日本とタイの軽症患者1030人を対象に実施。患者を無作為に分け、イベルメクチンと、効果のない偽薬を経口投与した。
どちらのグループも投与開始から4日前後で発熱や筋肉痛などの症状が改善しており、統計的な有意差は認められなかった。安全性は確認できたとしている。
イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発に貢献した薬として知られる。同大の研究では、新型コロナウイルスの増殖を抑える効果が細胞実験で確認されていた。
厚生労働省はコロナ治療薬の開発のため、同社に約61億円の支援を行っている。
引用終了
と言う事のようです。
ただこの治験はオミクロン株について実施したようで、更に予防ではなく感染した人についての治療として投与した場合の結果との事です。
そしてそのオミクロン株は既にインフルエンザと同じ程度しか重症化しないような記事がネットで多く見られます。
つまり放っておいても重症化する確率は季節性インフルエンザとさして変わらないレベルになってしまっていると(ネットでは言っている記事が多い)オミクロン株では治験してもその有効性の差はわかりにくく、だとするとオミクロン株出現より前のデルタ株とかでは効果が実はあったのではないか、と言う事も否定できないのかも知れません。
個人的にと言う程度ですが「何でこんな事を考えるのか」と言うと、それは次の通りのロジックが存在するからです。
まずイベルメクチンの副作用については「イベルメクチン 喘息」などで検索するとわかるのですが、「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪が挙げられる」と言う旨の記事が散見されます。
その喘息ですが、「気管支喘息患者 新型コロナウイルス 感染症 になりにくい」とかのキーワードで検索すると出て来ますが、つまり「気管支喘息患者は新型コロナウイルス感染症になりにくい」と言うデータが存在しているようです。
これらから見いだされるロジックとは次の通りと考えています。
「イベルメクチンの副作用として気管支喘息気味になってしまう人は、新型コロナウイルス感染症になりにくい」。
特に無理な論理展開ではないと思っています。
ただそれは人によりけりかなと言う感じではありますが、人によっては全然効果が無いと言うわけではないのでは?と(個人的にですが)考えています。
「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪傾向が有るグループの人達についての治験は実施されていないはず」ではないでしょうか。
なので(少なくともオミクロン株出現より前の旧型株については)イベルメクチンに全く効果が無かった、と言い切きれないのではないでしょうか。
何故って治験をしていないんですから。