快気分析

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仕組みとアプローチ -  南海トラフ地震がいつ発生するかが想定しにくい理由 その1つは潜り込んだコブの状況が把握できない事

2022-10-09 13:05:42 | 火山 地震 津波 
 南海トラフ地震関連の記事です。
 先日の記事、サブタイトル「南海トラフ地震と大隅半島東方沖を震源とする地震」では、海上保安庁のサイトを引用しましたが、その他では例えばGoogle Map でも海底の地形、特にフィリピン海プレートに存在している海山やその連続の状態がわかります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.google.co.jp/maps/@30.8799663,139.2944655,1776319m/data=!3m1!1e3?hl=ja

引用終了

 これでもわかる通り、西海道海山列の西隣あたりから、種子島の東方沖、伊予半島の南沖の交差するあたりまで海山かコブのようなものが並んでますね。
 そしてこのあたりでアムールプレート(以前はユーラシアプレートと言われていた範囲)に潜り込んでます。
 実は潜り込んだ部分にも多くのコブがあるはずなのですが、それがどれだけ多く、どういう分布なのかなど全くわかっていません。
 仮に将来それがわかったとしても、それでコブによるプレート境界部やそれからやや離れた部分のストレスとなって貯まり、それがいつどのような状況で弾ける(つまりストレス発散する)かなどわかりません。
 なのでこのコブ群やその連続がアムールプレートやユーラシアプレートに潜り込んだ時にどのような悪さ(地震や火山噴火)をするかなどもわからないのです。
 ただ四国沖や紀伊半島沖、渥美半島沖などのプレート境界部に相当なストレスが仮に貯まっていてまさに弾ける寸前だった場合には、今月発生した大隅半島東方沖を震源とする地震のようなローカルな地震、そしてこれに限らずプレート境界部に地震波をもたらすようなローカルな地震が南海トラフ地震発生のトリガーになる可能性もゼロではありません。
 プレート境界部のストレス関連による巨大地震は、何もこういうローカルな地震だけでなく、月齢による月の引力、太平洋プレートやフィリピン海プレートの動きの方向や勢いなど多要素による合算と考えている上、その各要素は正確に把握する事など今の技術では困難です。
 なのでいつどこで巨大地震が起きるかなどわからない、と言う所でしょうか。
 


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