快気分析

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仕組みとアプローチ -  各国が自国通貨高を目論むワケ

2022-10-09 13:20:51 | 金融
 最近は特に世界各国で自国通貨高競争が激しいようです。
 「自国通貨が安い方が輸出や観光インバウンドなどに有利なのでは?」と疑問に思うかも知れませんが、現実に今は新型コロナで外国人観光客はアテにできず、ウクライナ問題なんどで資源価格、食糧価格が世界的に高騰しています。
 国際間の対立が少ないが故、資源価格、食糧価格が安いなら、或いはグローバル化による観光客が自由に行き来できる状況なら自国通貨安な方が国際競争で有利なのですが、今はその真逆の状態なので自国通貨高の方が有利となるはずです。
 今後はどうなるでしょうね。
 新型コロナが静穏化して外国に自由に行き来できるようになるなら、或いは資源価格、食糧価格が世界的に低下する方向なら各国とも外国人観光客の誘致に自国通貨安に誘導しようとするでしょうし、そうでないなら世界的な自国通貨高競争は今後も続くかも知れません。
 日本は食料自給率が少ないと言いながら本気になれば耕作放棄地の有効利用や獣害対策などでかなり自給率を上げられるし、杉の放置林は燃料や木材としての有効利用をスタンバイで待っている状態ですので、(臨機応変に対応できればですが)円安やある程度の円高のどちらでもOKかなと思えます。



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