快気分析

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仕組みとアプローチ -  エルニーニョの時でもカリフォルニアの山火事は油断禁物

2025-01-13 00:03:45 | 少雨 干ばつ
 前回記事でサブタイトルを「エルニーニョにならない限りカリフォルニアの山火事は油断禁物か」と書きましたが、実際には「エルニーニョの時でもカリフォルニアの山火事は油断禁物」なのかも知れません。
 一つの理由は「乾燥した期間が長引く条件、強風が吹く条件と言うのはラニーニャ(或いは少なくともエルニーニョでない事)以外でも有るから」と言うもの。
 なのでラニーニャの時(或いは少なくともエルニーニョでない時)ほどは確率的に高くないとしても、山火事が全然無いと言う事でもないので。
 エルニーニョの時でも他の条件が相当悪ければある程度の山火事は発生するのかも知れません。
 つまりはいつでも油断禁物なのでしょう。
 もう一つの理由は「エルニーニョの時には雨量が多い時が有り、それで植物が良く育つため、その後に乾燥すると良く育った植物に含まれる水分が減って山火事になりやすくなる」と言う点です。
 今回発生したロサンゼルスの大規模な山火事は2023年12月から2024年2月にカリフォルニアで降水量がかなり多くなり、それで草木が繁殖してしまった、と言う事も一因らしいのですが、この期間は2023年春 ~ 2024年春 のエルニーニョの期間内だったのです。
 つまりエルニーニョの期間内に降雨量がかなり多い現象が発生すると、植物がより多く育って、それが「燃料予備軍」となり、その後に乾燥期間が長引くと、それらの植物の水分が減って「燃料予備軍からまさに燃料」となってしまって今回のような山火事となる、と言うプロセスになるケースが多いと言う事になります。
 
 
 

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