快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  IAEAと福島第1原発の処理水放出

2023-07-05 08:37:39 | 国富の獲得か流出か
 福島第1原発の処理水放出についてIAEAが報告書を公表し、その内容は「処理水放出は『安全基準に合致』」としたようです。
 その処理水は次の通りのものが放出されるようです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alpsqa.html


Q3:海洋放出は安全な処分方法なのでしょうか?
ALPS処理水の処分に当たっては、①トリチウム以外の放射性物質を規制基準以下に浄化した上で、②海水でトリチウム濃度を希釈することで、放射性物質の濃度を、規制基準を大幅に下回るレベルにします。トリチウムについては、規制基準の1/40(WHO飲料水基準の約1/7)以下にします。さらに、実施に当たっては、安全性を確保すべく、放射性物質の濃度を確認した後、福島第一原発から海洋に放出します。加えて、放出前後の状況は国際機関など第三者が確認します。 また、トリチウムの海洋放出については、世界中の数多くの原子力施設で実績があり、安全性に関する世界共通の考え方に基づいて実施されています。 ※海洋放出による環境への放射線の影響について、国際的な手法により東京電力が評価した結果、極めて軽微であることが示されました(ALPS処理水をこの処分方法で海洋に放出した場合の1年間の放射線の影響は、自然界から受ける放射線の影響の数万分の1と非常に小さいと評価されています)。本評価の技術的な妥当性については、原子力規制委員会の確認と第三者の立場としてのIAEAによる評価を受ける予定です。
(中略)
Q5:トリチウムは、生物濃縮しないのですか?
「生物濃縮」とは、ある物質が生物の体内に取り込まれたのちに排出されずに蓄積され、食物連鎖によってさらに上位の生物に取り込まれ、これを繰り返すことで、どんどん濃縮されていくという現象です。しかし、これまでの研究では、水の状態のトリチウムが生物濃縮を起こすことは確認されていません。これは、トリチウムが水と同じようにほとんどが生き物の体の外へ排出され、体内に蓄積されることはないためです。
(中略)
Q8:福島第一原発と他の原子力施設から排出される水の違いは?
福島第一原子力発電所の建屋の中に存在する汚染水は、一般の原子力発電所からの排水には通常含まれない(例えば、セシウムやストロンチウムなどの)放射性物質が含まれています。これらの放射性物質は、ALPSによる浄化処理により、国の規制基準を遵守する形で排出されることになります。また、これらの放射性物質は、各国の再処理工場からの排水にも含まれていますが、同様に各国の規制基準を遵守して排出されています。規制基準は、確立された国際的な基準を踏まえて定められており、放射性物質の種類によらず、また事故炉か通常炉かを問わず、含まれるすべての放射性物質の放射線影響の合計で判断されます。

引用終了

 ウーム、どうなんでしょう。
 「IAEAが科学的な根拠に基付いて安全と公表した」なら、個人的と言う程度ですが「科学的な根拠に基付いて疑問と思う点を書きたい」と思います。
 第1の疑問。
 放出する処理水が安全なら、別に全長約1030メートルの海底トンネルなんて使わなくて、岸壁からダダ洩れさせれば良いのではないでしょうか?
 第2の疑問。
 夏季に処理水放出するって、南東や南からとかの季節風で簡単に岸の方に処理水が吹き寄せられるのではないでしょうか? それだったら「冬季とかの北西の季節風や季節風に限らず西よりの風が顕著な時にまとめて放出し、なるべく南東とか東南東とか東とかに処理水が更に沖に吹き出されてより希釈されやすいようにした方が余程安心感が有るのに」、です。
 第3の疑問。
 「福島第一原子力発電所の建屋の中に存在する汚染水は、一般の原子力発電所からの排水には通常含まれない(例えば、セシウムやストロンチウムなどの)放射性物質が含まれています。」との事でその濃度は安全なレベルという旨の話ですが、つまり「処理水の濃度」が問題なだけではなく「処理水の総量」が問題なんで、「その総量次第では核種が生物濃縮される魚介類などの総量がどれだけ発生するか」、と言う点について現時点ではあまり示されていないような気がします。
 例えば種類にもよりますがマグロやクジラや深海魚の少なからぬ割合の種類などは有機水銀の蓄積が高いケースが多い為、妊婦が食べる量やペースは制限した方が良い、と言うのは生物濃縮の問題が有るからなんです。
 この点は厚労省も明示しています。
 と言う事はトリチウム以外のセシウム、ストロンチウム、その他の核種について総量次第でどれだけ生物濃縮が起きるのか、また均一に多くの海洋生物や海洋植物に蓄積するわけではなく「バラつき」も有るわけで、そのバラつき次第ではどうなるのか、と言う事です。

 とりあえず疑問に思った内の最低限だけを列挙しましたが、これらの疑問を解消できるような科学的根拠の開示や科学的対応がなされればその時はまた判断し直そうか、とは思えなくも有りません。
 実は他にも疑問点は有りますが、今回の記事ではここまでにしておきます。
 
 

仕組みとアプローチ -  地球温暖化防止の近道は電力会社の公営化

2023-07-03 12:57:23 | 地球温暖化
 今日あたりはかなり暑いエリアが多くてエアコンを使ってる家庭も有るかと思います。
 ですがこの程度の暑さで自宅でエアコンなんてしてるようじゃあ、「地球のお荷物になっている人達」だと思ってます。
 昔は川遊びとかで暑さをしのいでエアコンなんてしてなかったんですよね。
 「でも自宅に川が無いのだからそれは出来ないでしょう?」と思うかも知れませんが、実は「そんな事はない」
、自宅の浴槽に例えば10センチ前後とかの水を張ってそこで適温の水で「足浴」と「容器を使って自分で掛け水」すれば体温を放出できて熱中症にはまずなりません。
 まあその水温にもよるのでしょうが、例えば水温が28℃程度ならこの方法で十分なケースが多いでしょう。
 何故かって温水プールは大体そんな温度帯で運用されてる事が多いからです。
 仮にこの水温をキープできないなら冷凍庫の氷とかで水温調整すると言うのは簡単だし、省エネですね、エアコンより。
 ただこの水温が低すぎると体にダメージが来るケースも有るのでそれは自己責任で適宜調整です。
 電力会社が民営である以上、電力消費が多い方が儲かるのですね。
 だからエアコンがイラナイ手法が有ってもそれはあまりアピールされない。
 「節電」「省エネ」とは言いながら、結局は電力会社を民営化してしまった以上、電力利権にとっては投資分を回収するにはなるべく電力消費特性が都合の良いものになった方が良いわけです。
 地球環境と真逆のこのロジックがまかり通っているのが不思議な日本なんですが、こんな事はそう続かないと思っています。
 そもそも電力会社の民営化って、地球温暖化とかの話が無かった時代の「遺物」なんですよ。
 

仕組みとアプローチ -  「紐付け」を即時遮断する機能とマイナンバーカード

2023-07-02 19:54:26 | 情報システム
 マイナンバーカードの健康保険証などとの紐付けなんですが、これって危険が察知された時に即時に「ひも付けを遮断できるシステム」なのですか?
 これってすごく重要な観点でして、例えば電気だってブレーカーで過電流遮断が出来て、漏電遮断器で漏電に対して遮断できるようになってます。
 個人認証と関係無い電力システムでさえ「(過電流とか漏電とかの)ひも付けを遮断できるシステム」が構築されているのに、何で日本国民の個人認証に関して「紐付けを遮断する系統制御」のシステムが構築されてないのでしょうね。
 「紐付け遮断機能の無いマイナンバーカードのシステム」って「過電流や漏電時の遮断ブレーカーが無いシステム」に同じでは?
 人災を未然に防止する行為をするのが人道です。

仕組みとアプローチ -  電力料金値上げと節電の更なる追跡と対策

2023-07-02 19:02:39 | エネルギー
 電力料金値上げで節電の必要性が増したわけですが、実際に状況分析してみると無駄もかなり有ったのがわかりました。
 以前に記事にしたディスプレイが省エネ型で半分以下の電力消費になるの事は既に書きましたが、更に追跡すると例えばデスクトップパソコンが現状ではフルパワーで60W(通常ならまあ40~50W前後か)なのが最近のミニPCとやらは最大で電力消費が15W以下とからしいので、仮にそれにすればまあ少なくとも20~40W位の節電になるわけです。
 私はラジオを聴くのが好きですが、ラジオの電波は気象やその他(地震の前兆現象も含めて)で受信レベルがかなり左右される面が有り、それでネットならradikoが最高、録音は「らじれこ」でベストな音質で録音可能、テレビはABEMAやyoutube動画で十分、と言う事で既にネット経由が殆どを占めています。
 そう言うわけで1日24時間のうち、18時間とかそれ以上はネット接続してるわけなのですが、そうするとPCやディスプレイの稼働時間による電力消費が無視できないわけで、既に対策済のディスプレイ以外なら当然PC本体となります。
 それでそのPCなんですが、10年位前の立派に動くデスクトップPCで60W前後(但しフルパワーの場合であって負荷の少ない常時の数値ではない)と言うのに着目し、最近のミニPCとやらはたった10~15W程度の電力消費との事(但し音声やUSBなどの出力エネルギーは制限が有るので他経由で補填しないといけない場合も有る)で、これもかなりの節電になると考えて採用開始を始める準備をしてます。
 例えば30W程度の電力消費の差でも1日20時間稼働させれば0.6kwh、一カ月では約18kwhの電力量消費となるわけで仮に電力料金単価が30円/1kwhとしても540円となります。
 そんなわけで今後はこのミニPCに次第に移行する予定ではあります。
 まあどうにかして電気料金を安くしようとあれこれ考えているとそれなりの成果は有るわけで、今年の電気料金はトータルで去年と殆ど変わっていません。
 それどころか、ゆくゆくは自家消費の自家発電や灯油ストーブや薪ストーブなどで何とかこなしてそのうち電力契約さえ止めようかとも考えるレベルにもなって来てます。
 例えば敷地が100坪以上、できれば200坪以上有る戸建て住宅なら立地にもよりますがかなりの節約は可能と考えています。

仕組みとアプローチ -  何で「紐付け」を伴うマイナンバーカードが2段階認証でないの?

2023-07-02 13:11:06 | 情報システム
 主旨はサブタイトルの通りです。
 例えばAmazonと言うたった数百円~数千円程度以上の個別取引事業者だって携帯電話認証(SMSでワンタイムパスワードを取得してからログイン)で偽装者や不正者らを厳格に駆逐しているのに国家システムとして「紐付けを伴うマイナンバーカードみたいに個人の人生を変えてしまうような個人ID乗っ取りに関わるような事案」に個人認証が二段階認証とかでないのでしょうね?
 故意なのか? 過失なのか? それとも未必の故意なのか?