武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ボラの干物の巻

2008-09-06 16:54:59 | Weblog
 長山藍子さんの子供の頃の思い出「ボラの干物」の絵を描くことに。
 魚は食べるだけで、釣りもしないので、明石の魚の棚でも売っているだろうと思っていたところ、電話で確認してから買いにいこうと思っていたら、とんでもない「冬だったらある。今はない。」の一点張り。「今はどこの店にもないよ!!。」とも。明石まで行って、釣りをしている人に分けてもらおうか?漁師の人にたのもうか?こういう時こそ、ネットで購入と思ったけれど、検索しても売ってません。
 唯一の近所の魚屋へ・・・。相談しました。(ぺちゃくちゃしゃべりながら、いい案が出るまでの過程は楽しく、魚屋さんの人達の人柄が解ったり、元永定正先生(現代美術家)のお話が出たり、この魚屋さんすっかり気に入りました。)
すずきがボラに比較的似ているので魚を開きにしてもらい家の庭に干しました。猫がたくさんいる地域なので、夜、猫に食べられないよう魚にキリで穴をあけ、針金で鈴をつけてほしました。

家の猫、キタハマは干物の周りをうろうろ。



「干物」制作開始!!







見ているのはこれ!!



アトリエにて絵が出来上がる。



毎日新聞夕刊 2008年6月3日掲載の絵


すずきの開きは、とてもおいしかった。
魚屋のご主人に見せると「これは、ボラや。ボラやって。」と笑っていました。
昔の海は、きれいだったんだろうなと、思いをめぐらすのでした。

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