とても変な組合せ。イギリスのパブによくある<シェパーズパイ>とイワシをオリーブオイルとにんにく、塩、こしょうでソテーしたもの。回りに散っているのは缶詰のオリーブの実。
使った食材を良く考えてみると、安いものばかり・・・。
シェパーズパイというのは、イギリスのパブでよくおいてある料理だそうです。女性でも昼に気軽にパブに入り、昼食をすますそうです。最近知ってきたというか、ちょっと謎が解けてきたのは、イギリスにおけるパブの役割。パブ文化というものの存在がわかりかけてきた。
わたしは、イギリスのロックシンガー<イアン・デューリー>が好きで、よく聴いていた。歌唱力がイマイチでも、音のセンスが好きで好きで聴いていた。イアン・デューリーの服のセンスも好きで、兎に角、センスが好きだ。ロックにも種類があって、プログレだとかいろいろある中、イアン・デューリーは「パブロック」と言われていた。「パブロック」というのがどういう意味を指すのか、20代の頃は、さっぱり検討がつかなかったが、イギリスの料理の方からパブに近づき、わかってきたのです。パブではお酒を飲む以外に食事や情報やコミニュケーションの場として役割と、従来のカテゴリーに入りにくいバンドや新しいバンドの演奏がさかんに行われる場所でもあったそうです。
イアン・デューリーは、売れにくいバンドだったらしい。それにちょっと変わっている。気軽に楽しい感じで深刻さがなくて、楽しく聴きながらお酒を飲む、そして、ちょいと踊ると最高という感じで、パンクのセンスだけを取り入れていて洒落ているバンド。ジャンル分けしにくいロックだ。長い時間パブで演奏してきたからなのか「パブロック」の中に堂々たる位置を占めています。
このアルバムをよく聴いた。実は、イアン・デューリーは、小児麻痺にかかって、いわゆる身体障害者なのですが、自分のやりたい事を平然とやってのける「おっちゃん」なのです。自国では、俳優としての活躍も成功しているそうで嬉しいなぁと思いました。このアルバムをクリックすると、ちょっとだけ視聴できますよ。
シェパーズパイの作り方
材料:牛ミンチ250g、缶トマト200g、玉ねぎ1個、ジャガイモ500g、バター小さじ1、牛乳50cc、塩、コショウ、ナツメグ
①玉ねぎはみじん切り。
②フライパンにオリーブオイルを引いて玉ねぎをしんなりするまで炒める。
③トマトはざく切りにして②に入れて煮る。
④水分が減ってきたら、牛ミンチを加えて肉の色が変わるまで炒め、塩、コショウ、ナツメグで味を整える。
⑤茹でたジャガイモを潰し、熱いうちにバターを加え、塩、コショウを振って牛乳を加えて柔らかくする。
⑥耐熱皿にミートソースを平らに敷き、マッシュポテトを表面に平らに乗せて、220度のオーブンで15分焼く。
わたしは、マッシュポテトの表面をフォークで波模様にしました。焼く前にパルメチザンチーズをかけても良い。
翌日、たまたま小腹が空いた時に、冷えたシェパーズパイを食べたらすごーく美味しかったです。あっという間に四分の一がお腹の中に・・・。ヒロクニさんに知られないようガツガツと一瞬の出来事のように食べて、後は知らんふり。もともと、羊飼いの人が忙しくて料理にかまってられないということで作られるようになった料理だから、冷えていた方が美味しいのかも?