今日の絵は、ファイルから選びました。
この絵のページを広げて、ファイルを横に置いていたら、
階段から上ってきた武内に、このファイルの絵が見つかり、
「お前、俺のいい絵をお前が持ってんじゃねぇだろうな?」と、言いがかりをつけられまして、
「今、なんとおしゃった?」という具合で笑いました。
自分で、この絵をいい絵だと認識しているんだ・・・、というのが分かった。
わたしはページを開けた時に、薄い明るいブルーと、
このとぼけた牛?に魅入られた。
それだけで、良いとか悪いとかは全く考えていません。
何故ファイルに入れているか、という事をこの際言っておこうと思い、
「あなたは、紙袋に絵を入れて分類しているけど、それで紙が折れたりして、
中でぐちゃぐちゃになってしまっているのもあるじゃない。
わたしは出来上がっているようなのは、
きれいな状態にした方がいいと思ってファイルに入れてあげているの。
分かった?」
と、恩着せがましく言う。
(半分、説教かも)
すると、階段を下りて行って目の前から消えた。
都合が悪くなったら、階下に吸い込まれるように下降する様子は、
穴倉に引っ込む“うつぼ”のようである。
階段を下りる時、顔を上にあげ後ろ足で下りていくので、いっそうそういう感じがする。
わたしから見ると、顔が遠くへいくというか、だんだん小さくなっていく。
この降り方は、階段から落ちないようと、考えてのことらしいが、
しかし、奇妙。
ヒロクニさんの行動のことで、話しがそれそうなので、絵の話に戻ります。
この絵は、「お尻」がメイン。
クレヨンしんちゃん的なお尻なわけです。
クレヨンしんちゃんは、アニメですが、こちらは芸術ということで、どかしら高尚な雰囲気をがある。
奇妙な感触と言ってもいい。
わたしは“牛”と第一印象で思いましたが、よく見てみると、
武内が描く例の「髪の毛がカールした女の子」なのです。
顔が青ざめているのもいい。
「お尻を突き出し、振りかえる女の子」と、この色合い。
この淡いブルーのせいで、儚げなで、白昼夢を見ているような気がしてしまう。
妙に脳にくる刺激があるわけです。
普通の絵では得られないと思います。
この絵の色使いはポップな感じですが、やはり形而上学的でシュールな作品と言えるかもしれません。
画材は、ノートの切れ端に、色鉛筆を使用。
絵って面白いな、と思います。
わたしは、このところ「東山商店街」という市場へ通っている。
スーパーマーケットで買い物するより“お安い”。
徒歩で行くと、家から22分。
地下鉄を利用しても22分ぐらい。一駅の距離です。
写真を撮ろうと思うのですが、並んでいるものを見ているうちに、声をかけられたりして撮れずじまい。
なので、写真は他から借りました。
東山商店街はこんなところ。↓
市場へ行くと、6000歩以上歩いているようで、あちこちをフラフラと歩いている模様。
まず、行きながらどの商品がいいかな、と目星をつけながら見ていきます。
商店街の端まで行ったら折り返し、ピックアップした商品を思い出しながら買い物をする。
時々、「どれだったけ?」となることもありますが、
そういう時は、また戻ってみたりする。
その中でこのようなお店もありました。↓
↑ここは、結構人が並んでいて、「そんなに美味しいの?」という疑問を確かめる為に、並んだ。
醤油風味の味付けのスルメイカを専用のプレス機で焼く匂いが、立ち込めていて、
それにも購買意欲をかきたてられました。
待っている間に、どんなふうに作っているのか観察しました。
箱から、味付けされたイカが取り出され、焼きながらプレスされる。
そのプレス機は2台で、かなり年季が入っている。
黒光りしていました。
プレス機を開けると、ぺらぺらになり焼きあがったスルメイカは不思議な輪転機のようなものに貼り付けられ、
裂かれて出てくるのですが、裂かれ方は中途半端らしく、
軍手をつけた人がさらに細かく裂いています。
この状態だと熱く、すぐに袋詰めにする事が難しいようで、待たないといけない。
1時間近く待ちました。
10袋とまとめ買いする人もいて、ますます「美味しいのかしらん?」と思いを募らせて帰ったのでした。
家で味見をしてみると。
一口目は、硬くて口の中でもごもごして、イマイチだったのですが、
嚙まないで口にしばらく入れておいて、柔らかくなったら噛むと香ばしい香りとイカの味がよく味わえます。
酒のあてより、おやつになると思いました。
けっこう長い時間並んで待つので、時間のことを思うと買うのはなかなか難しい。
意外なことに、愛猫のピーちゃんが好きらしく、パクパク食べます。
↑これが輪転機のような機械から出てきて、裂かれた状態。
焦げた醤油味がいい。
↑魚屋さんは、店が多くてそれぞれに特徴があります。
きれいに小魚まで下処理して売っている店や、貝ばかりの店、皿にドンと盛っている店、
干物が多い店、握りの寿司と刺身ばかり置いている店といろいろ。
上記の写真のような感じのところで、「岩屋で捕れた鯛の塩麹漬け」を半身買いました。
450円でした。
こういったらあれですが、スーパーの魚の漬けたものは魚が良くない。
ここでは、輸入品はありません。
魚の身がしまっていました。
↑折り返し地点でもある端に、もう一つ市場があります。
左に「マルシン」と書いた看板がありますが、こちらは「マルシン市場」。
少し薄暗く、寂れた感じがしましたが、意外なことに、気に入った店があります。
ここにある漬物屋さんの漬物がとてもいい味。
美味しい白菜のぬか漬けで、リピート間違いなし。
また、美味しい大豆で作った豆腐の店も。
美味しいシラスもありました。
総菜屋で作った“魚のつみれ“がいい味で、私好み。
意外と好きな味のものに出会っています。
雰囲気だけでは、分からないものだと思いました。
野菜は、スーパーのようにパックではないので、値段が同じでも入っている量が多いし、
100円安というところ。
財布からお札が減らないような気がします。↑
帰りは、キャリーバックに荷物がパンパンに入り、「なかなか良かった」と思って帰ります。
しかし、自分のことを思うと、つくづく食べ物に関心があるという性分なんですね。
宝塚に住んでいた時は、万代スーパーが好きでしたが、
神戸に住み始めてからは、東山商店街が好きになりそうです。
夫は、高尚な芸術に励んでいますが、妻は現実に勤しむ。
これがバランス的にいいと思うのですが、
「女は、目の前にあるものしか見えない」的なことをよく言われます。
最近は、「それでいいと思うのよ」とうそぶく。
夫は絵画に精神性を求め、妻は生命の維持なる食料調達。
うまくしていると思います。
ヒロクニさんは、不満なんだろうけどね。
今日もブログを最後まで読まれた方、ありがとうございます。
ローカルな話題でした。
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