武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ボルシチ風スープ (寒くなってきました)

2009-10-27 11:23:48 | Weblog
毎日新聞夕刊 2008年5月27日(火)掲載のえ

ほんのり赤いボルシチ風スープ。

元マラソン選手の瀬古利彦さんが、現役時代によく食べた「ボルシチ風スープ」について語ります。練習が終わった後、中村清先生(元ヱスビー食品陸上部監督、故人)の家でチームメイトと食べた思い出の料理。今は、奥様のアレンジで「中村清式ボルシチ瀬古美恵風」という形で受け継がれています。ハーブがオリジナルと言う事です。

ファクスで簡単なレシピ(筋書きみたいなレシピ)が文章でくる。キャベツ、しいたけ、たまねぎ、牛肉、三段重ね。トマトソース、最後にチーズ。最初はポトフと聞いていてすっかりジャガイモを浮かべてポトフを想像していたが、違うのネ。見たいな感じでクルクル頭の中を入れ替える。「ポトフっていったいなんなんだ!!」と聞いてくるヒロク二先生に食べ物の質問に答えるのは、たいへんだ。「大丈夫よ。」と返事。この連載中、何度繰り返したか。「大丈夫よ。」という言葉。大丈夫と言う言葉は生きていくうえで、魔法のような力を発揮する。この言葉をうまく使いこなすのはちょっとした知恵ではないでしょうか。

中村清式ボルシチ瀬古美恵風松村サホリ式レシピです。

単純にキャベツ、たまねぎ、しいたけを鍋に重ねてみたところ。
1年前に作ったこの写真を見て、なぜしいたけを切らなかったのだろう?たまねぎも丸いスライスなのだろう?とちょっと不思議。今年は、スライスにして、玉ねぎも半切りにしたら切り分け易いと反省。


その上に牛肉の薄切りをのせる。いかにも自分が作っているように写っているが、鍋を持っただけ。観察のため台所をうろうろしている。そしてふざけている所。三段がうまくいかなくて二段に。


二段に重ねた後、水、トマトピューレ(1本)ブイヨン2個を入れグツグツ煮こむ。キャベツがくったり煮えたら塩、胡椒で味を調える。ふわふわと円盤のように野菜と肉がくっついている。それをを四分の一にカットして真横から見たところ。


最後に、スライスチーズをのせて出来上がり。
朝晩、寒くなってきました。この料理は身体があったまるので、そろそろ作ろうかなと思っています。こんどは、セロリとハーブを入れて作ってみましょう。

寒くなってきたので、暖まる料理です。
今節約してるので11月に入ったら作ろうと思っています。
節約その1として、牛肉をあまり買わない、食べないを現在実行中。ヒロク二さんにバレルまで実行です。子猫が増えただけで、人間が節約するのだ。あまり苦痛でもなく、仏教的生活を行う事が出来てとてもいい。気功を習っているので一石二鳥です。ヒロク二さんが「肉が食べたい」と言い出さないかぎり、わたしの食生活につきあってもらってます。お釈迦様のことを考えたら、これしきのことで弱音を吐いてはいけないと思ってます。お釈迦様、金のための質素でごめんなさい!!

今日のメニューは、細く刻んだキャベツと豚肉少量を炒め卵でとじたものと明石焼きの生地にねぎとコンニャクを入れて焼き、フライパンでやわらかく2つ折にしたものをだしで頂く。これは、ビールによくあう。隣の畑の方から頂いた小松菜とあげの含煮。果物は、家の庭でとれた柿。でも、恵まれているなと思います。人にも恵みにも。ありがとう。そして、素敵な服をよく提供してくれる女友達にも電話しよう!!これで、完璧。パーフェクト
はっきり言って欲のかたまりかも・・・・。



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金木犀の咲く頃と子猫

2009-10-24 21:44:35 | Weblog

秋空に金木犀の花が満開。
部屋の中にもこの甘い匂いが入ってくる。そして、異常に眠い。
4年程前の金木犀の咲く頃、子供造形教室の始まる3:00前に眠気が襲ってきて「今、寝れたらどれほど幸せか・・・」と思いつつ、授業をしたことが思い浮かぶ。授業が始まると愉快でゲラゲラ笑うこともあり、実は、教える方も興奮していたりするので、眠気はすっ飛び、晩ごはんの仕度に取り掛かっていた。


毎年、金木犀の花が咲く頃は眠いのです。
そんなことないですか?

この眠くてたまらない時期に、一大決心をしました。

見送ったはずの「捨て猫」が雨と台風の時に家へ戻ってきて、三軒隣りの家まで聞こえるくらいの大声で泣くので、つい寒さをしのがすのに家に入れたのがきっかけで、飼う事に・・・・。貰ってくれるはずの人からは、お断りの電話が入ってアウト。
そして、今は朝起きると必ず、わたしの枕元へいて、目覚まし時計のように耳元で大声で鳴いてくれます。朝ごはんらしい・・・・。
ヒロク二さんが「ジル」と命名しました。
キタハマ以外の猫を飼うとは、夢にも思わなかった。
長い間、生活を共にするのだから、決心を必要としたのです。
ジルちゃんは内心「やった!!」と思っているかもしれません。

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10月21日(水)待ってますー武内ヒロク二

2009-10-19 13:47:06 | Weblog

2009年10月21日(火)の19:30~21:30
幻の「VOXヒコーキ堂」を1日だけ再現します!!
日が近づいてきています。当日このポスターを貼っています!!

イベントのポスターを描いて、真剣な表情です。
現在の武内ヒロク二はこのような感じ。店をしていたのは30代後半。今は70代であります。
1970年代に突如出現して、5年程で忽然と消えた、ロック・コーヒー・メディア・スポット、「VOXヒコーキ堂」を1日だけ再現。

「しあわせ食堂」の本が出来るまでの経過のおもしろ話のトークあり!!
バトルトークとして、武内ヒロク二×鈴木琢磨×島田誠
鈴木琢磨さんは、毎日新聞編集員でもあり、現代において、希少になりつつある名物訪問探検記者。島田誠さんは、蝙蝠を自称する孤高な精神の持ち主であり「島田ギャラリー」のオーナー。最近ガジュマルの妖怪と言われている武内ヒロク二。
どなたも希少価値のある人だ。その3人がどんなバトルトークをすることやら?

ライブは、中村ようさん(フォーク)
ヒロク二さんのVOXヒコーキ堂の頃からの友人で当時の店のことに詳しい方。中村ようさんの著書「バー70´で乾杯」でVOXヒコーキ堂のことを懐かしく書いています。

当時のヒロク二さん。リズムにのってカウンターの中で踊っている。

ドリンクは、ソフトドリンク、アルコールあり
おつまみは、当時店で出していた「焼きちくわ」のメニューを再現。フライパンで焼いた乙なおつまみです。ちょっと辛い。
音楽は、もちろんロック
昔、VOXヒコーキ堂に通っていた人、マスターのヒロさんにの顔でも見に来てくださいね。歳は取ったけど、中身はあんまり変わっていないと思うよ。古い友人達が皆そう言います。わたしはその頃の事は知らないので、どんな感じだろうと楽しみにしています!ロック野郎、若い美術家達にもお勧めです。元町高架下の夜の怪しいムードが漂う中、雰囲気もお楽しみ下さい。プラネットEartHは、アーティスティックな素敵なお店です。気軽に足をお運び下さいませ。

ヒロク二さんがCDをチョイスして待っています!!

場所 プラネットEartH
 日:10月21日(水)
時間 19:00~21:30

お問い合わせ先
プラネットEartH
住所:神戸市中央区元町高架下モトコータウン2
電話:050-3716-3540
HP:http://プラネットearth.jp/

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10月21日(水) 幻の「VOXヒコーキ堂」を1日だけ再現します(無料)

2009-10-16 10:55:33 | Weblog

2009年10月21日(火)の19:30~21:30
幻の「VOXヒコーキ堂」を1日だけ再現します!!

1970年代に突如出現して、5年程で忽然と消えた、ロック・コーヒー・メディア・スポット、「VOXヒコーキ堂」を1日だけ再現します。
また、武内ヒロク二「しあわせ食堂」出版記念の集いでもあります。

バトルトークとして、武内ヒロク二×鈴木琢磨×島田誠
鈴木琢磨さんは、毎日新聞編集員でもあり、現代において、希少になりつつある名物訪問探検記者。島田誠さんは、蝙蝠を自称する孤高な精神の持ち主であり「島田ギャラリー」のオーナー。
どなたも希少価値のある人だ。その3人がどんなバトルトークをすることやら?

ライブは、中村ようさん(フォーク)
ヒロク二さんのVOXヒコーキ堂の頃からの友人で当時の店のことに詳しい方。中村ようさんの著書「バー70´で乾杯」でVOXヒコーキ堂のことを懐かしく書いています。

当時のヒロク二さん。リズムにのってカウンターの中で踊っている。


当時の店でのライブの様子。ギターを持って歌っているのは、フォークのシバさん。シバさんは、漫画家の水島慎二のアシスタントをしていたこともあり、絵がうまい!ヒロク二さんは店のマッチの絵を描いて貰ったそうです。

ドリンクは、コーヒー、アルコールあり
音楽は、もちろんロック
昔、VOXヒコーキ堂に通っていた人、マスターのヒロさんにの顔でも見に来てくださいね。歳は取ったけど、中身はあんまり変わっていないと思うよ。古い友人達が皆そう言います。わたしはその頃の事は知らないので、どんな感じだろうと楽しみにしています!ロック野郎、若い美術家達にもお勧めです。元町高架下の夜の怪しいムードが漂う中、雰囲気もお楽しみ下さい。プラネットEartHは、アーティスティックな素敵なお店です。気軽に足をお運び下さいませ。

ヒロク二さんがCDをチョイスして待っています!!

場所 プラネットEartH
 日:10月21日(水)
時間 19:00~21:30

お問い合わせ先
プラネットEartH
住所:神戸市中央区元町高架下モトコータウン2
電話:050-3716-3540
HP:http://プラネットearth.jp/

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妖怪・武内ヒロク二(写真)

2009-10-15 00:06:34 | Weblog

すごく嬉しそうなヒロク二さん。
「写真を撮って」というやいな、干しているジーパンの後から顔を出して、さらに「撮って」と言う。その姿を見たとき、呆れたと同時に異様な姿に脱帽した。
ヒロク二さんのことをゲゲゲの木太郎に登場する「子泣きジジイ」みたいな奴だと思ったことがあり、「離れろ、こやつめ」と大喧嘩したりしていたが、思えばそんな事を長く思っていない自分に気がついた。
この写真の妖怪は、無邪気で性質が悪いようには見えないが、人間らしい姿ともいいがたい。やはり、新しく命名されたガジュマルの妖怪か?
その妖怪はいたずら好きらしい・・・・。
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我が家の食卓・ささ身入りポテトサラダ(レシピ)

2009-10-12 09:35:07 | Weblog

今日の晩ごはん
鮭の焼いたもの、かき玉汁、鳥のささ身入りサラダ、ほうれん草のおひたし、明太子、白ご飯。質素なのだけど、ご飯無限の鮭の塩焼きと明太子があるので大丈夫です。

鳥のささ身入りサラダは、普通のポテトサラダにささ身を茹でて裂いたものと茹で卵を入れるだけで、とても美味しくなる。このポテトサラダはいつも好評で、ちょっと胸を張って出せる。しょうゆを少したらすとおかずになります。ヒロク二さんの一押しサラダです。

レシピ(3人分)
①卵は1個を茹でておく。鳥のささ身を2切れを茹でておく。(茹で汁は捨てないで取っておく。この汁を使ってかき玉汁を作ります。)キュウリ1本をスライスして塩で揉んでおく。ジャガイモ中3個は皮をむき、6つに切り分ける。それを小鍋で茹でて、一度ザルにあけお湯を切り、鍋にもどし、弱火にかけながらお玉で押してつぶす。(柔らかめに茹でるのがこつ)
②ボウルにつぶしたジャガイモ、塩もみしたキュウリを手で搾ってボウルに入れる。茹でた鳥のささ身は手で裂いて細かくする。それもボウルに入れる。卵の黄身を手で崩してボウルに入れる。白身は細かくみじん切りにしてボウルに入れる。
③ボウルの中は、ジャガイモ、キュウリ、鳥のささ身、ゆで卵が入っている。そこに塩を一つまみ入れ、マヨネーズで和える。

ささ身の出汁で作るかき玉汁
①もし、泡が残っていたらきれいに取ります。火にかけて煮立ってきたら、中華味の素を少し加え薄めに味付けします。しょうゆを小さじ1/3入れる。
②煮立っているところへ溶き卵を入れ、箸でさっとかき混ぜる。20秒ぐらいで火を止め、三つ葉かねぎの刻んだのを入れる。
これだけで、ほんのり鶏のガラから作ったスープのようになります。だから、このサラダを作るといつもスープと一緒です。わかめスープの時もあれば、もやしのスープの時もあります。

写真では、サニーレタスを添えましたが、あまりきれいに盛れてない。写真に撮るつもりがなかったので、いつもの調子でサラダはドバッと皿に入れたのでした。雑な性格なのです。ヒロク二さんに写真に撮らなくていいのと言われて「そうかな?」と思いつつ撮った食卓でした。


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洋画家時代、山本六三さんと。

2009-10-10 12:17:18 | Weblog

洋画修行時代の若き日のヒロク二さん。左が山本六三さん。23か24歳位の写真らしい。
山本六三さんやアルフォンス・井上さんと若き日を過ごした話を伺いました。山本六三さんを始め、絵描仲間達は賞金稼ぎで必死だった話や、「描くということはどういうことなんだ?」とアルフォンス・井上さんに問うた話を聞いた。必死でマチエールとは?と皆、画面と格闘していた話も面白く、特にヒロク二さんは井上氏に絵具のことから、溶き油、筆のことも教えてもらったらしく、「井上は懐が大きい」「井上には非常に感謝している」と何度も呟くのでした。山本六三さんの若いころの写真を見ると、とても華奢なで、指が細くすんなりした手が印象的で、文学少年風で澁澤龍彦の若いころのような感じがします。アルフォンス・井上さんは、ヒロク二さん曰く「椎名誠に似ている、いや椎名誠が井上に似ているのか。」と何度も言った。それがなんかヒロク二さんには面白いようでクックックと笑うのです。この頃のことを、ヒロク二さんはルンペンの時代ともいいます。


時間が流れて、山本六三さんはエロス・タナトス(愛と死)のテーマで幻想的作品を残して亡くなった。現在、アルフォンス・井上さんは、エロスと少女のテーマで素敵なエッチングの作品を描かれています。ヒロク二さんにも、テーマにエロスがあり風変わりな作品を描いています。ヒロク二さんにしては珍しく仏教的な作品。「色即是空 即是色」という色鉛筆の作品です。左の枯れ木にパンツ。パンツに「ゆみ」と描かれているからゆみさんという人とよく合っていたということだ。

ヒロク二さんには、時間の流れで色々な時代があり、まず洋画家時代、現代美術の頃(グループ位・ワッポオペレーション)、VOXヒコーキ堂時代(ロック喫茶の経営と8ミリフィルムの制作)、ゾンネンシュターンに影響を受けての色鉛筆画制作、仏教的生活の頃(神戸の禅寺・明泉寺 壁画制作)、海文堂ギャラリーでの街の色鉛筆作品と作風が変化をしていっている。その時代、時代を支える妻達も変化していっている。
最近久しぶりに聞いた「サホリがいなかったら僕はなにも出来ない」というセリフ。これって結構殺し文句で「わたしはあなたの為にいるヮ」という気分にさせられるが、この言葉でどんなけ苦労を背負ったかと思うと苦々しい。しかし、がんばる姿には、応援したくなるのが人情というもの。夫に人情を持ち出すようになったら終わりか・・・。一度、夫に向かって「わたしを愛してるのか?」と聞きたいヮ。便利とか言われたらどうしよう!
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作品紹介35

2009-10-08 09:46:54 | Weblog

題「Journey」鉛筆、色鉛筆
この絵を見た時「芥川龍之介の小説の表紙にいいんじゃない?羅生門の表紙とかさぁ」と軽く言った。「絵をよく見ろよ、そんなんじゃない」と言われてしまった。しかし、わたしも簡単に引き下がらず「よく考えて言っているわけじゃない。あと、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」とか、ドストエフスキーの「どん底」とか、雰囲気がね、合うと思ったのよ」と言った。この絵を見たとき、わたしは地獄絵図のように感じたのでした。よく見ると船に人が乗っているが、それは楽しげではなく阿鼻叫喚さえ聞こえそうな雰囲気。絵によって、子供の頃の疎開の体験があぶりだされているのか?無意識に描いているようです。「僕は、シュールレアリスト」という。それで、今だもって「アンドレ・ブルトン」の著書を大切にしている。アンドレ・ブルトンという人は、美術分野の中で重要な役割を果たしている‘シュールレアリストのドン’であります。


題「男の頭部」鉛筆・色鉛筆
顔の描き方が、変で面白い。プリミティブな作品で民族の仮面をおもわせるけれど、どこかオシャレにも感じる。下の歯だけが描かれているのも凄い。
こういう人は、どんな生活をしているのか!!生活自体は、絵を描く、食べる、寝るの間に、音楽を聞くと単調な日々を送っているが、話が解かり難い。その上たまに、癇癪を起こしたようにわたしに延々話をする時があり、その内容を聞いてると大概変か間違っていて、「その話、聞き捨てならない!」と気持ちもおこるが、触らぬ神に祟りなしという言葉も思いだし逆らわない。聞いている途中で座って聞くのもしんどいので、わたしは必ず‘奈良の大仏’の様に横になり楽な姿勢で通りすぎる嵐が過ぎるのを待つ。猿かと思う程興奮して怒りまくり、一方的に言い終わったら寝る。翌朝その話をすると「全然覚えてない」と言う。わたしは、口をあんぐりあけて「あの朗読、いや独白3時間を覚えてないのぉ!!」といい。そ・れ・は・な・い・でしょうという悔しい気持ちになる。覚えていないというのが病的と思い証拠ビデオをでもとって精神科の先生に相談しなくては・・・と思っています。


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猫日和

2009-10-06 10:56:55 | Weblog

キタハマ猫がそわそわとしきりに窓の外をみていた。
それが、今日の猫日和の始まり。
一心不乱に見ているので、近寄って同じように外をみた。
なにも見えない。
キタハマは、じーと見ている。
今度は、外に出て見ている辺りを観察しに行くと、いたのです。


こんな小さな子猫が・・・。どうもお母さん猫とはぐれてしまった様子。我が家の周りは、野良猫の多い地域で珍しい光景ではない。子猫をひょいとつかみせめて、お腹だけは一杯にと思い、キタハマの餌場に連れていった。


かつお節を食べ終わったら、隣のキャットフードのカリカリを食べるのに必死!
ウォー、ウォーと唸りながら食べている姿が不憫である。あと、水を飲ませて一丁上がり。旅の支度は出来たというわけです。
まわりでうろつくキタハマの顔には、敵意が満々だ。頭のいいキタハマは自分のポジションが危うくなっているのではないか?と頭が働くみたい。猫なりに「嫉妬」がメラメラと燃えてきているのが分かる。


ヒロク二さんは、猫を飼ってから猫好きになってしまって「こいつは、強そうだな」「顔が可愛いねぇ」「こいつと写真撮って」ということで撮影。わんぱくそうな顔の猫だ。この猫は雄猫でした。


抱き上げる猫ちゃんをアップで。


ヒロク二さんは、なかなか離そうとせずジーパンを干している所まで持って行き、撮ってくれと。わたしは撮影係りであり、飯の係りであり、洗濯の係りであり、話相手であり、買い物の係りであり、家計を預かり、ヒロク二さんの話をインタビューしてテープに吹き込み、それを起こしたり、喧嘩相手でもあり、文句も聞く。今日は、太宰治の話を聞いていた。以前のわたしは、太宰治は毛嫌いしていたけれど「女友達」という短編集を読んでから、思い違いをしていたのに気がついた。太宰治文学の毒が怖かったのは確かだけれど、その中にある独特の楽しさにまったく気がついてなかったのが解かったのです。だから、嫌だったのだ。ヒロク二さんは「太宰も死なずに、ここまで生きて(自分が72歳だから、72歳まで生きて)小説を書けば良かったのに」とよく言います。


最後にこいつが来た。ちょこちょこ顔を出す猫なのですが、ここしばらく来なくて、「ガギーちゃんは最近来ないね」と噂をしていたのです。鳴き声が「ギャギー」なのでガギーちゃんと呼んでます。「僕、来たよー」という感じで、ドカッと庭に横たわる。猫のえさ「カリカリ」が目当てです。この猫は、何故かキタハマの友達猫。重くて抱けない!腕からずり落ちるのです。



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「しあわせ食堂」が本になりました

2009-10-04 11:10:45 | Weblog
毎日新聞夕刊 2006年11月28日(火)掲載の絵


長野県の諏訪中央病院で地域医療に尽力の鎌田實先生。せつなく、胸がキュッとなる、もやし炒めの思い出。取材された、藤原記者は、伊映画、ビットリオ・デシイカ監督の「自転車泥棒」を思いだされたそうです。
人間の素晴らしさに感動しました。人間の器の話とでも置き換えてもいいだろうか?うまく伝えきれないので、
関西の人は無理ですが、東京都内版の記事を読みたい方は図書館へ言ってくださいネ。
「しあわせ食堂」が本になりました。
この裏日記ではなく、新聞に掲載された絵と有名人の方々の語りと共によみがえりました。そう、表であります。


著者 武内ヒロク二+毎日新聞編集部
出版 株式会社 光人社
税込み 1890円

10月中旬発売です。

私自身は、鎌田實さんの食の思い出が心に残り、「人間ってなんて素晴らしいのだろう」と思い、切ない思いと共に胸が痛く感じました。そして、食事を通しての人と人の思い。美味しい以外の大切なつながりを感じました。そして、もやし炒めを食べる時にいつもその話を思いだします。それから、我が家のもやし炒めは抜群においしくなりました。

もやし炒めレシピ①
もやしいためは、豚肉を少量5㎜の巾に切って、先にその豚肉をいため、次にもやしを加えます。もやしがしんなりしてきたら、塩、胡椒を適量加えます。
けして華やかにしては、いけません。

もやし炒めレシピ②
にんにくを1かけをスライスする。赤ピーマン(パプリカ)、ピーマン、は縦長に切る。豚肉少量を5㎜の巾に切る。油をフライパンに引き、にんにくを入れ、火が通たら小皿に移しておく。にんにくの匂いがついた油の中に、豚肉、もやし、ピーマンの順番にいれてさっと炒める。塩、胡椒で味をつけ、最後にフライパンのフチにしょうゆをまわし、ジュっといわせて香りをつける。このもやし炒めは、華やかであります。

レシピと共に、鎌田實さんの話を召し上がれ!!




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