青空 小品です
爽やかな絵です。ヒロクニさんって「才能あるわね~」と惚れ直しました。
やっと、冬篭りしていたヒロクニさんが、外出です。
いってらっしゃい!!
これは、冬の間に描かれた作品ですが、わたしは、頭を抱えて笑いそうになった。
ヒロクニさんの永遠のテーマである「歯ブラシ」が登場。
この絵の説明をしてくれたのですが、説明の言葉が難しくて、長かったので忘れてしまいました。「俺の・・・、概念の・・・・、象徴としての歯ブラシ・・・の哲学が・・・・」。と説明してくれたような。
単細胞で具体的な例を聞くまで、理解できない脳味噌の持ち主のわたしには、よく分かりませんでした。
例の如く、「馬鹿にでもわかるような説明をしてくれ」と言うと、テンションが落ちるようで、軽蔑の眼差しでわたしを見ます。実際、意気消沈しているのを感じます。
ヒロクニさんが哲学的な生活を送っている横で、現実の生活を一手に引き受けているわたし。理想の夫婦像だと感心する。
冬篭りとは言うが、制作三昧で見ていてビックリ。結婚して二十数年になりますが、パワーは衰えていない。正直怖い「爺さん」です。ただ、年齢とともに友人や同い年の画家仲間が亡くなったりとして、時折寂しい感情におそわれるようです。
「ヒロクニさんが、淋しそうにしているな姿を目にした妻が、しんみりと思う」というのではなく、「俺は、淋しいんだ!」と感情の吐露をぶつけてくるので、「そうなんだ!」と思う次第です。長く一緒に暮らしていると、こういうのが普通になってきて、夫婦は似てくるというか・・・、わたしにもその傾向が移って、他の場所でそんな風に振舞っているらしい・・・・。人から言われて、驚いた。
最近、やっと美容室に行ったのですが、だんだん髪型まで似てきた。
短くしてパーマを当てたのですが、鏡を見ているうちにギョッとして、「ヒロクニセンセイ、夫婦だからか知らないけれど、髪形がおんなじになってきたよ!!」と、言いに、歩いて5歩のアトリエの部屋にかけこんだ。
昨年の9月に植えたヒヤシンスが、やっと咲く準備をしています。
ひっそり咲くように草むらの中に植えました。
うしろに見えるパンジーは、イタリアのパンジーだそうで、ムーランフリルという種類。
花がら摘みをしている時に、何故か癒されます。春の陽気も気持ちがいいですね。
ヒロクニさんはめでたく、出所祝いということです。
「シャバは・・・」「シャバは・・・」って言葉を使うヒロクニさんですから!
冬のヒロクニさんのおやつは、ドーナツ。
6回ぐらい作ったと思うので、合計60個以上のドーナツを作ったというコトです。
コロッケの唄 作詞:益田太郎冠者(1953没)風に・・・
(ランラランランランランラン ランランラン)
今日のおやつは、ドーナツ♪
良人は、毎日家で仕事~
おやつ代が半端でない~♪
今日もドーナツ作り~、明日もドーナツ作り♪
これじゃ年がら年中、ドーナツ作り
アハハハ アハハハ こりゃおかし
という訳で、ドーナツ作って、おやつ代の節約です。
一番最初に作ったドーナツは、今ひとつで、やっとこれならというレシピを紹介します。
材料:卵1個 砂糖60グラム 牛乳50~60グラム 溶かしバター30グラム バニラエッセンス少々
薄力粉200グラム ベーキングパウダー5グラム 塩2グラム まぶす砂糖は、粉砂糖100~130グラム
①卵を割りほぐし、砂糖を加えて泡だて器で混ぜる。
牛乳、溶かしバター、バニラエッセンスを加えて混ぜると上の写真のように。
(溶かしバターは、電子レンジで20秒ぐらい温めると簡単)
②薄力粉、ベイキングパウダー、塩をふるっておく。
フライパンを受け皿にしました。
③①に振るった粉②を二度に分けてヘラで切るように混ぜます。
すると、このようにまとまります。ボールに入れたまま、ラップをして生地を一時間以上休ませます。
④休ませた生地を、まな板に打ち粉をして、棒状にします。
⑤棒状にした生地を1.2センチぐらいの輪切りにします。
⑥指で押さえて中央に穴をあける。
⑦穴を広げ、ドーナツの形にします。
こんな風に出来上がりました。11個分に今日はなりました。
⑧180度ぐらいの中温で揚げます。揚がったものを、ほんの少しおいて置て、ビニール袋に入れた粉糖の中に放り込み、振ります。そうするとうまく粉が付きます。揚げたてをビニール袋に入れてしまうとビニールが溶けて、穴があいてしまうので、ここは、要注意です!
出来立てのドーナツの出来上がり。
作る前は、なんとなく面倒と思うかもしれませんが、お味は「とてもいい」。
主婦なので、節約の為に手間隙をかけています。
家は、
節約がよりおおきく手間と時間は、惜しまないようにしています。
それに、愛情も伝わるようで、一石二鳥ですね。
節約したお金は・・・・、
がんばったと思う分やっぱり・・・・、
わたしが・・、使っているような気がしない訳でもないのですが・・・。
絵の裏には、「理想の運転士」
1013.2.14
武内ヒロクニ と書き込まれている。
シュールな色鉛筆作品。この絵は、何なんだ?意味を読み取ることは不可能であります。
シュールレアリズムの作家で有名なのは、サルバトール・ダリ、マックス・エルンスト、イブ・タンギー、ジョアン・ミロ、ポール・デルヴォー等が有名です。
日本では、古賀春江、深沢一郎が有名です。
ヒロクニさんは、瀧口修造氏に一度だけ、瀧口修造氏の個展会場で会ったことがあり、「私が瀧口でございます。拙い作品ですがご覧ください・・・」と言われ、その謙虚な姿に打たれたそうです。「小さな作品が多かったけれど、実物を始めて観て、繊細さに感激した」とその時のことを話してくれます。ヒロクニさんも絵画青年で、「瀧口氏に会った」という事態だけで、握手したその手は、しばらく洗えないと思ったらしい。
(絵画清純派の青年だったみたいで、ヒロクニさんて可愛いなぁ~と微笑ましい)
すこし、変わったシュールレアリズムの作家、マックス・ワルター・スワンベルクとハンス・ベルメールがいます。ハンス・ベルメールは、人形作家の四谷シモンに深く影響を与えています。
スワンベルクという作家は、あまり知られていないと思いますが、ヒロクニさんに教えて貰い画集などを見せてもらいました。装飾性が強い、不思議な絵で、描かれているものは人物が多いのですが、妖怪と妖精の間のような雰囲気が忘れられません。アール・ブリュットの世界に近い感じがする画家です。
最近、「俺は、シュールレアリストなんだよ」とシュールレアリズム宣言をしています。
「俺の作品は、LOVE SONG、LOVE BALLADEなんだ」とも。
ここの所、日本のシュールレアリストの小牧源太郎氏の個展にも出かけた過去を思いだし、「とても、感激した」ことを、食事の時間に話してくれます。
わたしは、小牧源太郎の絵は全く知らなくて、後でネットでどんな作品か確かめました。ヒロクニさんって、知らないような画家の名前を良く知っていて、いつも後で調べます。
季節は、春めいてまいりました。梅の花がほんのりと咲きはじめました。
アネモネも咲き始め、春が来ていることを実感します。
身体も冬の終わりを感じて、のびのびと伸ばしてみたりしています。
今日出来上がったばかりの作品。大きな目で、向こうから見ている。
ヒロクニさんは、「見られてる」とこの絵の人物を指して、わたしに言った。
ヒロクニさんは、冬の間、ハドリー・チェイスばかり読んでいたせいか、頭はハードボイルドになり、少々イカレテイル?イカレタ爺さんと暮らすのは、楽しいような、苦しいような。
ヒロクニさんって、本当に極端で複雑な性格。哲学的なことをいうかと思えば、家の中で「狙われている、しっ!」といったり、急に猫を蹴るかと思えば、猫が鳴くとすぐ餌をやるまめまめしさ。我侭でたまらん奴だ、許せん!!という気持ちによくなるが、遠慮して非常に低姿勢にわたしに話すこともある。
最近は、何でも一様うなずいて聞いてから、判断をするようにしているのです。
それか、聞いているフリをする。時間が経つと、何を言っていたのか、忘れてしまうように・・・。
日本人の誇りは何か?そんなことを考えているので、自分自身にも問うが、ヒロクニさんに、「芸術家としての誇り」ってあるはずとか、思って「あんたの誇りは何?」と聞くと、
「俺は人間のカス」とか言うから、話にならない。
ほんと、押しても引いても、何とかならない人。いつも手ごわいと思っている。
わたしが誇れることは、「嘘をつかない」ことぐらいか?嘘をつく能力がないのです。そのかわり、真実という劇薬を使うらしくて、人を傷つけることがあるようです。
春を待つのにくたびれているヒロクニさんは、今日の天気と気温を、いつも聞いてきます。わたしは、ラジオのように、ネットで天気を調べて報告する毎日です。それで、気温が低いというと、うな垂れて、「日本は、もう少し上にいかんのか?」と言い、「日本は、もっと赤道に近づかんのかねぇ」ととんでもないことを言う。わたしは、「そんな事になったら、日本じゃなくなる!!」と言い返して、何でこんな会話を、50才の女と75才の男が話しているのか?とても、恥ずかしい・・・。
やっと、芽が出てきた花を見て、わたしも春を待ち焦がれます。
チューリップの球根はおすそ分けで頂いたものです。
鉢にぎっしりときつめに植えました。大きくなるのが見て分かるので、楽しい。
昨年にタネから育てたビオラがやっと、花を付けてきています。
今からが、楽しみです。チッキー・チックスという多年草のビオラは、何故か黄色しか咲いていません。
ヘリクリサムという貝殻草の苗も種から育てています。