
実りの春
冬の制作三昧の成果が作品に。
ヒロクニさんは、本当に新しい色鉛筆画のスタイルを次々見せてくれる。
この作品も武内ワールド全開です。
「ヒロクニさんは、詩人だ」と言ってあげたい。
若い頃(洋画家の頃、修行中かな?)の心の師匠「徳山巍氏」から、
「おめぇは、詩が爆発すると、すげえよ」とよく言われたと、いう話を何度も聞いているので、
詩が爆発するということは、こういうことか?と。
そんな訳で、この作品を眺めています。
ワクワク感がある作品って、なかなかないのですよ!
ご馳走を食べようとか、プレゼントを貰う嬉しさとかと違う、次元のもので、見るだけで精神がワクッとする絵というのは、少ない。ヒロクニさんの絵は、ワクワク感の中に「悲しさ」が潜んでいるのも魅力。「才能で、凄い絵と思わせながら、ふと悲しさがあとから感じてくるのが、良いのです。
家では、出来損ないの絵もたくさん描くけれど、「キメタ」時は、「やったぁー!あなた~」と尊敬の眼差しで見ます。
こうなったら、金も名誉もいらないから、この道まっしぐらで頑張れ!!と思うのでした。
もともと、金も名誉も何にも持っていないから、この道を進んでいるのかもしれませんが・・・。
この道を進んでいるから、世間のベクトルとは違う方へ進んでしまうのか?興味深いところです。
ヒロクニさんの持っているものは、画材と絵と猫二匹。それと、わたしです。