武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

骸骨三兄弟(作品紹介57)

2011-02-25 14:59:10 | Weblog

恐るべきナンセンス。
この作品は、常に何処かの壁に掛けられていてヒロクニさんの特別な気に入り作品。

この作品は、ギャラリー島田でのミニアチュール展に出品したことがあり、5万円という値段でヒロクニさんは出品した。わたしは、「この絵は、見て楽しいというか面白いだろうと思うけれど、買う人はいないだろう」と思い、ヒロクニさんに好きなように値段をつけてもらった。わたしに見捨てられていた作品だったのだ。そして、作品は、もちろん売れていない。しかし、この絵のおかげで、版画家の片山みやびさんとお友達になり、現在、みやび様のご主人にホームページを作って貰ったりしている。そう、片山みやびさんがこの骸骨の絵をを気にいってお話したのがきっかけとなり親しくなった訳です。ギャラリー島田の女性作家の中で彼女は光っていて密かにファンだったから嬉しかった。親しくなって解ったことは、彼女は怪物と思えるほどパワーの持ち主で、凄い努力家。性格は凄くあっさりしている。今、現在はスウェーデンへ留学していて暖炉に薪ををくべて、寒い中、制作している様子がご主人からメールで送られてきた。
「あー、ヒロクニさんとはスウェーデンへ行ったら地獄だろうな」と思いながら、異国でのショットスナップを楽しく拝見した。
ヒロクニさんは、片山みやびさんに「君は、イイ時期もあったんだから、今ちょっと悪くなって当然じゃない」というようなことを平気で言い、僕なんか全然いい時なんかないんだから」「だから、君の方がズーと俺より先輩なんよ」と言ったりして、時々、グサッとくるようなアドバイスを言うのです。ヒロクニさんの言うイイ時期とは、作品が売れる事を言っています。

現在、祖母の看病に家族と交代で行っていて、病院から徹夜で帰ってくるので、ブログがお休みが多くてすいません。
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2月の雪の日は、夫婦喧嘩。

2011-02-20 00:36:24 | Weblog

関西では珍しく雪が積もった。

朝起きるとすっかり雪景色。
自転車につけっぱなしの傘が、雪の重みで折れていた。

この雪の日は、わたし達には大きな喧嘩をもたらした。
ヒロクニさんは、血尿が出たので、このあくる日病院に予約をわたしは入れていたのだ。ヒロクニさんの膀胱癌は全快したのかと思っていたが、この血尿で再発か・・・とちょっぴりがっくり来ていた。しかし、まずは検査が第一とヒロクニさんを説得して病院に行く約束をしていたのです。それが・・・。この雪景色を見るなり「明日は、病院にいかない」。と言い出し、「こんな寒い時に行くなんて考えられない」。と病院イヤイヤ宣言をしたのだ。前回の膀胱癌でも病院に行かないと言い張るヒロクニさんを心配のあまり、必死で病院にで手術を受けてもらおうとした心労がよみがえり思い出しただけで疲れ、その日はイライラして夫婦喧嘩に突入。

食事が終わってから、深夜12時すぎて「うどんを作って!!」とヒロクニさんが行った。チャンス!と思い「作るから病院に行ってね」。と優しく言った。そしたら「いらない」。と言う返事。
「肩を揉んで」。と言ったから、チャンスと思い「肩揉むから明日は病院行こうね」。と優しく言った。「それじゃあ、しなくていい」と条件交換はまるで役に立たなかった。「行け行けと言われたら、よけい行きたくなくなる」とごねる。「いったい!!何時!!いくの!!」と甲高い声が出てしまった。ヒロクニさんを説得するのには、いつも声のトーンを押さえながら説得するのが上等策なのだが、理性が押さえられなかったみたい。

「普通、うどん作るぐらいの事でごちゃごちゃいう女は、君ぐらいだよ」。と、何処吹くのように言われた。

男と女の言葉は、どこか違うのかもしれない。
夫婦って以外と話が通じないのかもしれない。
そして、わたしの心は何故不毛な押し問答をこいつと一緒になったばかりにして、人生の無駄をしてるような気がして、わたしは捨て台詞を言った。

「検査ぐらい受けないといけないよ。あんたの身体だよ。検査も受けないで、悪い結果になって苦しんで苦しんで死ぬことがあっても、わたしのせいにしないでね。あんだの身体だよ。もう、自己責任だからね。」とヤクザのように言った。

「3月にはいったら、病院に行く」って。
ちょっと、ヒロクニさんに鞭を打つのがうまくなった。

ヤクザサホリ誕生これいいかもしれない。テクマヤ、マヤコン、テクマヤ、マヤコン・・・・。
子供の頃、電信柱の影で唱えたことあるなあ・・・。母の化粧品のコンパクトを拝借して。
次は、いつヤクザサホリになる日が来るのであろうか。




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冬将軍とヒロクニさん。(作品紹介56)

2011-02-13 13:48:36 | Weblog

冬将軍の勢い強し!!
(クレヨン作品)

冬が苦手なヒロクニさんは、1日中「冬だから・・・は嫌だ」と言っている。
冬の悪口をここ2ヶ月程聞いていると、疲れると同時に怒りが湧く。
ガスストーブの温度設定は27℃、温風を前に座っている。
アトリエでは石油ストーブの横にいる。
そんなんで「冬は地獄」とかのたまうので
わたしの頭は怒りでメラメラ燃えている。
わたしの場合、寒いからという理由ではなく、ストレスの多さから
冬が嫌いになりそうだ。
そうして、夫婦は似たもの同士になっていくのか?


奇人を相手にするのは疲れた・・・・。


もう、相手を諌めてハッとさせようという気力を使うよりは
身を流れにまかせて、
ケセラ、セラ~。

近頃、鈍感力を養おうと努力しています。

ケセラ、セラ~と口では言いつつ、
なんとかしなくてはと思い、つい肩に力がはいるわたしも悲しい奴だ。
凄い肩こり持ちです。




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我が家の襖の修繕

2011-02-09 08:21:33 | Weblog

襖は、猫達によってボロボロ。しっかり穴なども開いており、出入り自由な状態。風にたなびく衾の紙。
2月急に暖かくなったある日、何年も前から時間があれば直そうと思っていた気持ちに火がついた!!

たまたま家にあった、名塩紙(兵庫県西宮市の名塩で作られている和紙)で修理いたしました。やり方は新聞紙の上に名塩紙をのせ、水のりを深めの皿にとり、スポンジを5cm×2cmの大きさに切り取りる。スポンジにのりを含ませ、新聞紙の上においた名塩紙にべったり塗っていく。何故べったり塗るかといえば、のりが乾いたらその紙ももっと強くなるから。そんなこんなで貼っていきました。

注:右に見えるものが、時にヒロクニとサホリを引き裂く、布カーテンです。
  本当は、わたしの自衛の為のカーテンなのです。姿が見えているとなんでも言いつけてくるし、話は聞かないといけないし、わたしの用事  は、全然進まない。苦肉の策なのです。


出来上がり。
猫達の出入り口を1つ作りました。

この時に使った紙は、兵庫県西宮市名塩で作られている「名塩和紙」。
わら半紙を貼ったように見えるが、実は違うと強調しておきます。

ブログしばらくでした。
風邪引いて寝込んでいました。
気の利かない夫、武内ヒロクニを持つわたしは、風邪引き以上の疲れを感じました。
熱出て、食欲もないのに、突然「酒でも飲むか?」と言われ、気が遠くなった。

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絵とポエム2(作品紹介55)

2011-02-02 10:21:13 | Weblog


ツツツとスケート靴を履くように、街を歩いていた。
すると、
雪が降ってきて、
雪だけでなく天使も降ってきて。
止まっている僕の身体はやじろべえになり、
雪や天使のかすかな重みで、
左右にゆれてブーラブーラ

僕は至福の笑みを浮かべている。
こんな優しい雪の日は、めったにあるものではない。
今は昼すぎの3時。ブーラブーラ

この絵と詩は、森下仁丹の通販の表紙の二月号を飾っています。
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