武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

豚玉の巻

2009-08-28 14:37:09 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年9月25日(火)掲載のえ

トッピングだ。ヘイ ヘイ トッピングだ。ヘイ ヘイ 武内ヒロク二は行く。

歌手の川中美幸さんが人生を語る時に、なくてはならない食べ物はお好み焼き。お母様がアパートの一室を改装して、お好み焼きを始めたときは、看板娘としてお手伝い。上京して、歌手としてデビューしてからは苦しい時代が続き、お給料ではキャンペーンに着ていく洋服が買えず、母にお金を借りた。送られてきたお金にはお好み焼きのにおいがしたといいます。母の姿を思い浮かべるとへこたれてはいけないと勇気づけられたと語ります。

トッピングだ。ヘイ ヘイ トッピングだ。ヘイ ヘイ 武内ヒロク二は行く。
こんな調子でお好み焼きにマヨネーズをヒロク二さんはかけた。子供のようにマヨネーズで絵を描いているのを見つけると「何コレ?やるねぇ」といいながら笑ってしまうのです。これが、芸術家の幼児性なのかと深く頷き感銘する。今回は、ジャクソン・ポロックということにしておこう。最近、ヒロク二さんはマーク・ロスコの画集をながめている。わたしもフムフムということで画集を開いた。ヒロク二さんは「こんな孤独な仕事は見ていて辛いねぇ」と言っていたが、わたしにはそんなことは読み取れない。シックな色合いで、赤い色が静けさをかもし出しているぐらいの感想だ。解説に文章があり読んでみると、認められない長い時間を送っている。お金にも苦労している様子も分かった。ジャクソン・ポロックとも交友があり、同じ性質を持った仲間だったようだ。両者の絵に意思の強さを感じたのでした。
ヒロク二さんは、紙に向かって絵を描いてる時より、お好み焼きに絵を描くのが気楽で楽しいのでしょうね。ヘイ ヘイ お好み焼きだ。ヘイ ヘイとウォーミングアップ。苦楽しい時間が俺を待っている。

わたしが焼いて、ごく普通にトッピングしたお好み焼き。実はレシピをもらっていて、このお好み焼きは「川中美幸さんのお好み焼きレシピ」で作ったのですが、レシピをどこかへやってしまいました。分量の加減がいつも作るお好み焼きとは違い勝手が違うようなので、ホットプレートで焼いた記憶がある。
小麦粉を溶くだし汁は、昆布と鰹だし。小麦粉は結構使う。(だからボリュームが出たのかも)この2点に特徴がありました。山芋をすって入れる量にも特徴があるのかもしれない。そんなに多く入れないけれど入れるという感じでした。
ぽってりとした感じに出来ています。


なんか焼いていて重量があったのです。いつものより重いと思いました。

真上から。
一枚分が大きく、4人分の材料を用意してしまったので、小さめに6枚焼いて、冷蔵庫と冷凍庫に分けて貯蔵しました。

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我が家の食卓・ピーマンのひき肉詰め

2009-08-27 15:43:13 | Weblog

ピーマンのひき肉詰め、鳥のささ身入り卵サラダ、冷や奴、マグロのわさび醤油浸け、前の日の残りのチャーハン、タラコ。


合挽きミンチ肉に玉ねぎ、生しいたけ、にんじんを刻み塩、コショウ、オールスパイスを隠し味で入れる。50ccの牛乳を入れ、硬さを見ながらパン粉を加えて練っていく。耳たぶぐらいの硬さになったら、ピーマンに詰めていく。今回は、ひき肉の中へスライスチーズの溶けない方をはさんだ。上の写真のように並べ、蓋をして焼く。初めのうちは中火で5分、弱火で10分ぐらい焼き、ひっくり返す。再び中火にして5分ぐらい焼き、最後に強火で焼き焦げ目をつけて出来上がり。

ヒロク二さんが気に入ったので、我が家の定番料理に仲間入り。

テフロン加工のフライパンは、ヒロク二さんが洗ってくれていた。金属のたわしで磨いてくれたのか、すっかりはげていてテフロン加工の意味がない。わたしは、テフロン加工のフライパンを信用していなくて、ヒロク二さんがこのフライパンを買いたいと言った時は内心、心穏やかではなく「余計なものを買う気だ」と思った。ヒロク二さんの嬉しそうな顔を見るとどうしても欲しいという顔。「欲しいのね」とじ~と目を見て言った。迷いのない返事が返ってきたのでカゴの中に入れた。新しいテフロン加工のフライパンは、焦げ着かず何を作っても失敗しない気分を与えてくれた。「とても使いやすい」とヒロク二さんに言うと、「そうだろ」と嬉しそうだ。2人の意見は同じで新婚気分。一ヶ月経ったころ肉を焦がした。それでも使っているとなんでも焦げるようになった。その上、テフロン加工のフライパンは、スポンジではなく金属のたわしで洗うようになり、すっかり普通のフライパン。最近は、テフロンが料理に混ざって、食べているのではないかと思うことがある。
料理はしないが、ヒロク二さんは、食器をよく洗ってくれる。いつも感謝している。すっと自ら洗ってくれるのです。普通に。そのことは3日坊主でもなく、20年経った今も続いています。アライグマのヒロク二さんありがとう。磨き粉や金属たわしでもなんでも使って洗って下さい。

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(トナカイの)ステーキの巻

2009-08-25 14:31:37 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年5月15日(火)掲載のえ

オーロラ色に輝く、トナカイのステーキはどんな味?

登山家で医師の今井通子さんは、2004年末にオーロラを見にスウェーデンのアビスコ国立公園に行った。午前11時ごろに東の空が明るくなって、それが空全体に広がって「あ、太陽が出た」と思ったら金色の空がそのまま夕焼けに。2日目の夕食は、厚さ5㌢で手のひら大のステーキに大感激。「こんな美味しいビーフステーキ食べた事ない」と。2007年南極行ったら、感激のビーフステーキに遭遇した。そこで何の肉か聞いたら、トナカイの肉だったと分かり大騒ぎしたと語ります。

トナカイのステーキに挑戦!
トナカイの肉は、購入不可能と分かり、牛肉で代用することにした。5㌢厚のステーキで手のひら大の大きさの肉を買いに肉屋さんへ。この肉はモチーフ用で、アトリエでカピカピになるのを考えると、まともな牛肉を買うのはどうだろうか?と疑問に思い始めたのです。
 肉屋のご主人に、こうこうかくかくしかじかと説明して「食べれなくていいので、安い牛肉を5㌢厚の手のひら大のステーキにして欲しい」と述べた。肉屋に食べれない肉を売ってくれと言うのが失礼な注文だ。だけど、そんな肉が出てきたのです。肉屋のご主人が言うには、筋が多くて硬いところとだからと説明してくれた。800円ぐらいだったと思う。
下の写真は、牛肉をソテーして、にんじんをリボンみたいにむき、ハーブのソースということだったので、我が家で作ったバジルソースと粒マスタードのソースを添えた。にんじんをリボンのようにむくのは難しく、ほとんど失敗で3つがやっと飾れる状態です。


ヒロク二さんは、雑誌から切り抜いた絵とステーキを組み合わせていて、イメージを作っていく。


さらに、フォークで肉を刺したりしてみる。
それから、アトリエに持って行った。

事件!!
ちょっとヒロク二さんが、休憩したらお皿にのっていた「ステーキ」が無い!見たら真っ白い皿がある。たぶん、キタハマ(猫)だろうと思い部屋の隅を探した。だけど見つからない。わたし達が肉を捜している横で、一緒に探しているつもりなのかはしゃいでいる。キタハマを捕まえ「白状しろ」と首を絞めるまねをしても言わない。探すのをやめ夕食の準備。そして洗濯を取り入れようとしたら、肉が見つかった。別の部屋まで持って行っていたのだ。その肉は、かなり噛んだあとがあるが、姿形はそのまま。やはり、食べれない肉なのである。

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トンカツの巻

2009-08-25 12:31:55 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年6月10日(火)掲載のえ

残った一切れのトンカツを大事に食べよう!!

俳優の小野ヤスシさんは、トンカツを学生時代に好きになり、あこがれの食べ物になったと言います。東京に出てきてからは、大好きなトンカツをいつでも食べれるようになりたいと下積み時代をすごし、30代でその願いはかない15日連続でトンカツを食べたと言います。必ず、ご飯とトンカツが一緒でなければと語ります。

トンカツは家でも作りますが、ごく一般的な形がいいと思いよく買いに行くお肉屋さんでトンカツを買いました。このお店では、注文してから衣をつけてくれるのでとても気に入っている。熱々のトンカツを、迅速に持って帰りすぐ袋から出してお皿に移す。そうすると衣が湯気を吸わなくて、パン粉がカラッとしている。今回はそのトンカツを描いていただきました。ヒロク二さんもトンカツが好き。食事の食べ方として、好きなものは最初に食べるという人と、後で食べるという人の二手に分かれると思うのですが、ヒロク二さんは完全に後者の人。わたしは、「熱いものは熱いうちに食べないと。」と急かすのですが、いつも肉なんか残してあるのを見ると美味しいものを最後にというタイプであるのが、結婚して15年ぐらいで解かった。わたしは、お腹が空いた時においしいものを食べると、いっそう美味しく感じるのではというタイプ。電車の席を座るときに、端に座るか?真ん中に座るか?という質問にも似ていると思う。わたしは、昔は端というか隅っこが好きだったのに、最近は真ん中に座る方が落ち着くと変化しました。カウンターのお店は、端っこが好きです。ヒロク二さんはカウンターのある店では、中央に行く。そして昔店(ロック喫茶)をやっていたせいか、グラスをきちっと片付け易いように空のコップをよせたり、テーブルを拭く癖があっていつもお店の人に「置いといて下さい。」と言われている。
皆さんはどちらのタイプ??

「我が家のトンカツ」
我が家のトンカツは、トンカツ用の肉を、ビンの後ろでたたくのがポイントです。肉の繊維を切るためにします。少し肉が伸びて大きくなる。(肉たたきの道具があればとても便利。)肉がやわらかくなるので硬い肉も美味しくなります。ただ、肉をたたくのにちょっと根気がいります。ビンが割れるほど乱暴はしないでくださいね。「美味しくな~れ。」と気持ちを込めてします。
あとは、肉に軽く塩、胡椒して、小麦粉をつけ、溶き卵につけ、パン粉をつけて、油で揚げます。たたいて薄く伸ばしてフライにしても、ハムカツのような感じになって、これも結構いけます。
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おかゆの巻

2009-08-23 16:24:25 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年2月12日(火)掲載のえ

梅干しの入ったおかゆは、ヒロク二さんの常食。

女優の水谷八重子さんは、ノロウイルスに罹った時に医者から「1ヶ月は、1日1食、おかゆだけ」と命じられた。家の事を手伝ってくれる人は、白かゆプラス梅干しのおかゆだけ。そこで、たくさん食べるために自分でいろいろ工夫をしてみた。ごぼうのささがきを入れてみたら、ふきのとうとかタラの芽のような、春の匂いがしたと云う。「まだ寒いのに、春はもう来ているんだ」という匂いを感じたと語ります。

このおかゆの絵は、ヒロク二さんがいつも食べる「おかゆセット」。左の器には梅干しが詰められている。蕗の葉は、庭に生えているものです。
ヒロク二さんは、小腹が空いた時におかゆを食べる。その習慣は、5年経過している。だから、1日1個は必ず梅干しを食べている。そのせいか、とても元気だ。出会った頃は黒い髪だったのが、今は白くなっているが、毎日顔を合わせて生活しているせいか、ヒロク二さん自身は、あまり印象が変わらなくてあまり年齢を感じさせない。久しぶりに会う古い友人達も「武内さんは変われへんね」と口を揃えて言う。変わっていくのは、横にいる女性達でいつも「今度の奥さん?」と皆へーキで言う。「そうなんです」と当たり前に答えるようになり「よろしくお願いします」と握手なんかしてしまう。そういうわたしも白髪が増え、小太りになってきて中年真っ只中だ。わたしの季節は秋の入口というところだろうか?
最近、ヒロク二さんの絵の作品に、奇妙なシンプルさと明るい色調が加わった。ヒロク二さんの作品達は、やや晩年に向かって行っているのかもしれないと密かに思いました。楽しみにしています。

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作品紹介 30

2009-08-21 00:04:01 | Weblog

ガイコツ。色鉛筆の作品。24.5cm×17.5cmの大きさ。
「骸骨の絵を描いて欲しいなぁ」と言っていたのを覚えていてくれたのか、見せてくれました。
ヒロク二さんが云うには、「骸骨と云っても本物の骸骨を描いている訳じゃないんだ。マンガなんかにあるだろう、丸い目が二つあって歯と輪郭があって、ハイ骸骨という絵。そういう既成概念のからの骸骨が私にとっての骸骨なんだ。」という。
実は、結婚前にヒロク二さんの話を聞いているうちに「この人は考えすぎなんじゃないだろうか?」と思い、思い切ってギャグ漫画、山上たつひこの「がきデカ」を渡してみたことがある。「たまには、頭を空にしないと駄目よ」と、一冊だけ渡した。下品極まりないマンガだけど、ギャグがシュールだったので、どんな答えが返ってくるのか楽しみだった。そうしたら、電話で「このがきデカという人は、いつ寝るのですか?」と聞かれてスゴーク困った。ヒロク二さんの話は難解だが、理詰めな所があるのだと思った。苦しかろうが、考える人。それがヒロク二さんだ。


仕事台に分類された色鉛筆。鉛筆は1本、1本自分で使いやすいように削られている。決して、職人肌の人ではないが、自然とそうなっている。鉛筆を削るのを手伝ったことがあるが、折れないよう、尚且つ長い時間描き続けることが出来るように削るのが真似できない。


いつも、背中姿。達磨になっているのではと思うときもある。
暑い中、クーラーも入れず頑張っています。

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きざみミョウガの巻

2009-08-20 00:36:47 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年7月8日(火)掲載のえ

ミョウガって土からにょっきりと出ている芽を収穫するのを知っていますか?

映画監督の是枝裕和さんの映画「歩いても 歩いても」は冒頭のシーンにミョウガを刻む音が印象的なところがある。それは、実体験に基づいたもので、実家に帰ると、母が台所でミョウガが刻む音を再現している。その音は、キャベツやネギを刻む音とも違い、ミョウガだと分かる音。サクサクでもなく、ザクザクという音。そんな音で、母を包み込むようなシーンを撮りたかったと語ります。

夏にミョウガはよく合う。
夏に入るとそうめんの薬味として大活躍のミョウガ。キャベツを刻んだものに、ミョウガや大葉、玉ねぎのスライスを混ぜたサラダも夏らしくていい。ヒロク二さんは、ミョウガのみそ汁が好きだ。香りにハッとするらしい。
いつも献立を考える時、まず野菜室を開ける。そしてある野菜を頭に入れて、次に肉や魚を見る。それから、冷蔵庫の前で上を向いてそれらの材料を組み合わせて料理を思い浮かべる。よしと考えつくこともあれば、足りないものを買いにいく時もある。全く、思い浮かばない時は、そのままスーパーへ突入する。ミョウガのみそ汁は、ミョウガが余っている時に適当な野菜や豆腐と組み合わせた残り物料理。偶然、残りものを整理するためにした料理が、ピッカッと光るときがあり、そういう時にんまりと静かに笑う。気分がいい。

偶然出来た料理は、ゴーヤピラフとか、餃子のピザ風とか、高菜の巻寿司梅干し入りとかいろいろ。
ゴーヤピラフは美味しいよ。ゴーヤを油でさっと炒めて取り出し、ご飯はバターで炒めて、ゴーヤを戻し、軽く塩、こしょう、仕上げに醤油を垂らす。卵なんていれない。かつお節をかけて頂ます。


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怒りの感情の巻

2009-08-19 00:13:33 | Weblog


「怒り」の感情をわたしが持っているのか「怒られる」因子をヒロク二さんが持っているのか?

怒るとろくな事がない。怒っていると足の小指を机にぶつけたり、机に頭をぶつけたり、料理は失敗する。仕事ははかどらない。なによりも一番いけないのは、不愉快な気分だ。
今回の怒りは、潜伏時間が長かった。どうゆう事かというと、パソコンに向かっていると、(ネットを見ているのではなくて、いろいろと打ち込んでいる)15分おきに、話かけてくる。いつも笑顔で対応しているが、人間には限度というものがある。そういう時は激怒する前に「ちょっとしばらく話しかけないでね」という。ところが、そういうと「やめろ」という。「無駄なことだ」というのである。そして、話かける。
ヒロク二さんの勧めもあって、絵を描いていた。「早く描いてしまえ」というのである。その上、アドバイスのヒドイこと。「老人みたいな絵」だとか、「その辺でやめろ」とか。わたしもある程度、自分で評価はできる。「しょぼいといいたいのでしょう、それは、分かってるわよ」と云ったらそうそうと頷いている。とにかく、横でうるさく落ち着いて描けない。
外出したら、昼食をとったあと4時頃食べるという。わたしはダイエットしているのだ。「外で待ってるから食べて来たら」というとそれはいけないらしい。
爆発のきっかけは、CDの事。ヒロク二さんは音楽に詳しい人なので、一緒に楽しんでいるが、急にローリング・ストーンズの「女達」というのが聞きたくなって、わたしが購入したことがきっかけで、我慢の限界が来た。家でヒロク二さんは、かけながら、「こんな赤の他人の音楽聞いてどうする」とか云いはじめたのである。
たまには1人になりたいと切に思っていた背景もあるが、「いつも、あなたには気を使っているのよ。(自分でいうから可愛げがない)音楽だって。だからヘッドホンで聞いてるでしょ。わたしは、無理強いして聞かそうと思ってないわよ!あなたが、今かけたんじゃない。赤の他人だって!あなたの聞いてる音楽も赤の他人じゃないか!自分の考えは聞いて欲しいのに、わたしの話は聞いてくれないわけ?それならとにかく話かけないでよ!」と爆発した。昨日は、怒りに没頭していた。わたしは晩ごはんも抜いた。瞑想もした。(じゃまされなくて良かった)話かけられなくて楽だった。
わたしも、自分ご都合主義かもしれないが、最近、たまに1人になる必要性を最近感じるのです。自分自身を見つめるというか、自分自身が成長するのに今必要だなと思っているのです。喧嘩でもして、からみつくヒロク二さんの思考から距離をとるのです。


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まんじゅうの巻

2009-08-15 13:30:37 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年8月15日(火)掲載のえ

ラバウルの海と太陽

マンガ家であり、妖怪研究家の水木しげるさんの月1回のぜいたくは、原稿料を貰って、懐が暖かくなると買った「ふくふく饅頭」。この饅頭は、人さし指と親指で囲んだくらいの大きさで、こしあんが茶色の皮が覆っていて、黒糖が口の中に広がる。美味しいこと!!戦地で生き残った体験から、人間は飢えると、食うことだけに集中するようになるという。焼け野原になっている帝都を見ても平気になり、腹減った、腹減ったとそればかりになる。食べるものがないのは辛いが、うまい物が在りすぎるのも不幸かなと語ります。

ヒロク二さんは戦争中、飢えたことはなかったらしい
戦中は、ヒロク二さんは子供で、母が学校の教員だったので、徳之島から引き上げ、あの町、この町と九州を転々としたという。若い母が、子供達を防空壕へ動員する中にヒロク二さんも混じって移動した。そんな事もあって、いろいろな方から物資(食べ物)を提供があり、食べ物には、不自由したことがなく、母と子でいろんな所を転々とする暮しを不思議に思ったといいます。(父は戦地でいない)

実は、わたしの父とヒロク二さんは同い年で、わたしの父は飢えた子供時代をどうやって乗り切ったか?という話をする。弟のおかずをくすねるワザとか、配給のパンを弟に預けて、2度並ぼうと知恵を絞って並んでみたりするが見破られて、トボトボと帰ると弟は我慢できずパンをすっかり平らげていたりと身振り手振りで笑ったり怒ったりしながら話してくれるので、お腹を抱えて笑う。そんな時、ヒロク二さんは「私もそんな思いしてみたかったねぇ」と真剣に云う。その言葉を聞くと、父は哲学的な面持ちで「人間は、腹が減るのがいかん」と実感を込めて話す。2人して、なるほどと頷き合ってるの。

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噛み合わない夫婦の巻

2009-08-13 20:35:28 | Weblog

外から窓枠に手をかけて、ヒロク二さんとわたしをみる猫のキタハマちゃん。
まなざしが必死!何で2人が窓越しに見えるのか?キタハマは動物園に行った気分らしい。私達、観察されています。そう、人間という動物を。

なんだか噛み合わない夫婦を見ているキタハマ。

そうです、ヒロク二さんとわたしは、最近困ったことにはっきり意見のすれ違い。外食が嫌いと言っていたヒロク二さんは、外へでると昼を食べているのに、3時頃にまた食べたいらしくラーメンを食べようと云う。今、私はダイエットをしていてあまり食べたくない。1キロ落とすのに2週間かかるのに、食べると1日で太る。食べよう、食べないですったもんだする。「わたし、そこで水だけ飲む」というと1人で食べるのは嫌みたいで、また揉める。

今日の夕食は、「ピーマンともやしと牛肉の細切りをする」と云えば、ピーマンは嫌いだ。1週間前はピーマンがおいしいと言っていたのは嘘?「赤いピーマンにする」と云えば、「緑じゃないからいい」という。

クーラーが嫌いだといって、室温が43℃にならないと、クーラーのスイッチを押しては駄目と云っていた。今年は、除湿して自分の部屋にも風を流そうと扇風機の首の向きにこだわっている。クーラーに当たると「君は、浅ましいねぇ」と言っていたのは誰?

忙しくしていると、「ゆっくりしなさい」と言ってくれる。ゆっくりしていたら、「早ければいいんだ」と言う。

記憶力というものが無ければ、うまく同調出切るかもしれない・・・・。
キタハマ、愚かしい人間をよ~く見なさい!!
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