武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

新居に(作品紹介735と 引っ越しあれこれ5

2023-06-21 17:48:30 | Weblog

ボール紙に描かれたもの。

この紙は、古い本の装丁に使われていたと思われる。

↓このように新居に飾られていました。

赤いTシャツを干しているみたいだなぁ~と思いつつ、

このTシャツのよれっているような線が、何かチャームに感じてみていました。

「可愛い表情がするわね」と。

写真を撮ろうと思ってよく見ると、

パウル・クレーの絵の上に描かれていて、

顔と髪を現している黒い線が、この絵では目と口に見えていたのです。

「さすがヒロクニさんの線だ・・・」と思って見ていたのが、

「さすがパウル・クレーだ!線が決まっていたわけだ!」に変わり、

「無意識に描くいたずら描きがヒロクニがすると高度なわけだ。」と納得。

引っ越しに伴う、身体疲労と乱雑すぎるゴミに見える荷物で殺伐とした部屋で、

この絵は、一抹の清涼剤になっていたのでした。

「この絵はいつ頃描いたの?」と聞くと、

「随分前。」という答え。

もしかしたら、その頃から神戸を思慕していたのかもしれない。

この絵を見ながら、武内の思いは叶ったということなのかもしれない。

わたしの場合は、ことが起ってから多くの二者択一を繰り返しているうちに、

いきなり、今の家を偶然見つけたという感じなのです。

武内の強い思いが、引き寄せたのかもしれません。

「SANNOMIYA(三ノ宮)」と書かれた駅名が具体的に書き込まれているのが、武内らしい。

「風が身体に馴染む。」

「ああ、やっぱり神戸だねぇ。」

「相楽園に散歩に行こう。」と言う武内。

庭園らしいので、楽しみにしています。

 

引っ越しって大変なんですね。

この度の引っ越しは、けっこう疲れました。

宝塚の家も10年以上住んでいたようで、その間に荷物は増え続けていたようです。

10年分の作品、メモが多量にあり、その素材になるものを集めていたりと、

生活に関係ないもので溢れている我家。

わたしにも収集癖があるのも発見。

布、毛糸、刺繍糸、とどめは“着物”。

古着で買わなくても、自然と着物が集まりだしけっこうな量に。

着物に対する愛着を持ったとたん、わたしに集まってきた着物たち。

また、ヒロクニさんの神戸に戻りたいという気持ちも、

今回の家を引き寄せたのかもしれません。

近所の方の話によると、そんなに長い間だ空家ではなかったみたい。

今まで、平屋だったので、

2階へ荷物を上へ下へと階段を行ったり来たりするうちに、足は棒のようになり、

その足で、行きたい駅を通り過ぎて、電車ではなく徒歩で行ってしまったりとして、

思ったより体力を使うことになって、未だバテテいます。

落ち着くのには、もう少しかかるのかもしれない。

長い間だブログを休んでいましたが、やっと配線やらも繋ぎたどり着きました。

まだまだ、書きたいことがありますが、次に書くことにします。

最後に、過去の作品を久しぶりに見ることになったヒロクニさん。

「俺、こんなにいい絵を描いていたの?」ですって。

やっぱり芸術家は、自己中心的でないとダメよねぇ~。と、思うのでした。

↓こちらが、その作品群。色鉛筆画になります。

今日久しぶりにお読み頂いた方、ありがとうございます。

 

 

 

 

コメント (2)
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