武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

寒い日に出来上がった一枚の絵(作品紹介408)

2016-01-29 17:48:01 | Weblog

急に寒い日が来ました。
そんな時に目がいった小品がこれ。
10センチ×10センチぐらいの作品。
植物のようにも見えるし、ヒトのようにも見える。
色鉛筆と油絵具、オイルスティックで描かれた絵です。

オイルスティックは、柔らかいいい状態のものを使うととてもいい。
しかし、ためしに購入したオイルスティックは店頭で硬くなってしまったものが多く、
「これがオイルスティック?」というものが多かった。
この絵を見ながら2人でオイルスティックのことをいろいろ話していたのです。
硬くなったものは、描いても棒が動くだけとか。
たまたま、この赤い色のオイルスティックが使えたみたいです。
あまり普及しなかったのは、こういう事情では?と話していました。
アメリカの画家、バスキアはうまく利用して絵を描いていたので、ちょっとオイルスティックに
憧れていたのです。

この絵をパソコンの横に置いていたら、「この絵を上げるの?いいよね」と、
他人事のようにいい、アトリエに向かっていった。

ヒロクニさんは、冬に入ってから一歩も外に出ていない。
冬は「呪われた季節」といい、なんか表情も険しく小姑のように私のちょっとした行動に文句をつける。
洗濯の時、洗濯機が外にあるので、電源を入れるとドアがしまらないので、
ちょっと隙間が出来る。その隙間をちょっとでも忘れていたら、「気をつけて見ておけ」とか。
自分で出しっぱなしした食器なども、指でさし無言でこっちへと横暴な態度で言うのだ。
もう、慣れてるから「あ、そうや~ね」といいながらいう事をきいています。
こっちこそ「呪われた冬の夫」という感じ。

ヒロクニさんは、膀胱癌の手術をしてから、ストーマを装着しています。
今年の冬は、ちょっと皮膚がかぶれていて痛むらしく、それがちょっと憂鬱で、さらに機嫌が悪い。
私がストーマをかえてあげるのですが、痛いだろうな~と見ても思う。
専用の石鹸を5分以上その部分にのせて欲しいのですが、その5分、風呂場で5分というのが、
冬なので早めに切り上げてしまう。
ストーマをはるのも、半プロなみと私は自負しているが、
キレイに皮膚を洗うのは、ヒロクニさんしかいないのだ。

また、尻を叩いて「ストーマ外来」に連れていかねばならないと決心しています。

しかし、絵は毎日のことらしく、いつも制作しています。
今は、描く行為がすごく楽しいみたい。描き三昧の日々。




ちょっと我家の猫のジルくんは回復してきたようで、
寒くても外に出たがるようになりました。
毎日、新鮮な鶏の胸肉を刻んでは、1つずつ食べさせています。
抱っこしながら、食べさせてもらうのが気にいったようで、
自分でご飯を食べない。
鳴いて、「食べさせろ」と合図する。
ヒロクニさんもジルも要求するタイプなんですね。
「お母ちゃん」が必要なようです。
前は、私は母親じゃないと反発していたと思いますが、
今は「そうして安心感を与えることもいいじゃないか」と思うように。



秋に植えた玉ねぎです。
春になったら収穫できるらしく、春待ちです。
囲いも広くして、日当たりのいい所に移動させました。








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ちょっとした人形(作品紹介407)

2016-01-18 16:11:01 | Weblog

ヒロクニさんらしい作品。
こういう作品のことを私は「キュートな作品」と呼んでいます。

デビット・ボウイが亡くなったことを伝えると
「悲しいね」と返事が。
それ以外の言葉は、何もいいません。
多くを語らない姿に、ロックへの愛情を感じました。

我家には、このCDがあります。
ヒロクニさんが、5年前くらいに購入したもの。
名盤ではないでしょうか?
ヒロクニさんと年齢差があるので、この頃のボウイを知らなかったのです。
そして、このアルバムを聴いて、このアルバムに入れ込むことに!
Rise & Fall of Ziggy Stardust: 40th Anniversary
クリエーター情報なし
Parlophone (Wea)

ヒロクニさんは、さすがロック喫茶を経営していただけあり、
いろんな知らないミュージシャンやアルバムを教えてもらい
ロックの奥深さも教えてもらった。
ロックに関しては、ヒギンズ教授なのである。
ユーチューブに素敵なデビット・ボウイのライブがあったので拾ってきました。


この頃のボウイは、野生的な感じがしてとても好きなのです。
なんといっても、声がいい。
独特の低い声が魅力。
そして、中性的な美しさ。
ボウイが他のバンドのライブに現れると、そこだけがオーラーにつつまれたという逸話もあるくらい。
ミーハーな私は、ミック・ジャガーとデビット・ボウイとルーリードの3人が写っている写真を
ながめては「オー・・・」とため息をついていた日々を思いだす。


↑この写真です。

追悼の意味を表す絵がないかなぁ~と思っていて、
ヒロクニさんの作品の中からこの絵を今回は選びました。
キラキラとしたデビット・ボウイに似合う絵をと思って。




ところで、我家で死にかけていたジルくんは、

ちょとづつぶてぶてしい表情を取り戻してきています。
今だ、毎日通院中・・・。



庭では、やっとパンジーが咲き始めています。
暖かい冬のせいか、フロックスという春に咲く花がつぼみを付けたりと、思いがけない異変も見られます。
チューリップは寒さにあたらないと咲かないらしいが、大丈夫かなぁと気がかりであります。







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ドクロ市街(色鉛筆作品紹介406)

2016-01-11 12:51:37 | Weblog

微笑んでいるようなドクロ。
ドクロは、優しい空気につつまれているような?
幽霊のように市街を散歩しているのでしょうか?

この絵は優しい雰囲気がします。
小雨なども降っているような感じですが、
寒々しさもなく、ふんわりとした空気が画面から感じられる。(個人の意見)


今、我家はジルくん(猫・オス)が年末から様子がおかしくて、
4日の日、動物病院に連れていき、即入院。
8日の日、やっと帰ってきて、現在、毎日通院しています。

この絵を見ると、ジルくんをとりまく空気がこんな感じなのであります。
歩くとまだふらふらしていて、倒れるジル。
いつもは外に出ずっぱりのジルが、台所のストーブの前で具合が悪いにもかかわらず、
私達2人に相手されると、「ゴロゴロ」と喉をならし、しっぽを振る。

そんなジルくんに、私達は優しい気持ちになる。
今、ジルくんのちょっとしたしぐさに、感じ入り、
現在、ジルのまわりはほんわかとした空気が広がっています。
連れていった時は、死ぬ寸前になっていたらしく、
やっと持ち直してきたジルくんを見ると厳かな気持ちと、いとおしい気持ちになります。

この絵は最近描かれたものではなく、3ヶ月~4ヶ月前に描かれたものですが、
ジルくんの危機があったので、選びました。

病名は、「腎不全」。
まだ、6才なのに「腎不全」ということでした。
この病気の症状も知らず、まったく気がつかず、発見が遅れたのです。
やはり早期に感知していたら、直りやすい病気なんですが、
こじらせて悪化させてから病院へ行くと治療も長引くし、すぐ死んでしまう病気なのです。

◆お水をたくさん飲む(ジル、外で飲むのでまったく気づかず)
◆おしっこに行く回数が増えた。(ジル、外でするので分からなかった)
◆吐くことがよくある(ジルくん、ゲロゲロやってました)
◆最近食欲がなく、痩せてきた(ジル、食欲衰えてました)
◆口が臭い(ジル、口元に匂いがあった)

こんな症状が出たら、是非病院につれていってあげて下さい。

「腎不全」と獣医さんから、言われても??????
人間で言えば、人工透析とかといわれても?????
「もつかどうか、わからない」と言う言葉に、頭が真っ白になっていたのでした。

これから「腎不全用のえさ」とかを買わないといけないみたい・・・。
入院費は、52,920円。
我家の家賃より高かった・・・・・・・・。

ジルは、お猫様になってしまった。



台所にあるストーブの前で、くつろぐジル。
なんか不自然な格好。



病院でジルを見舞った時、この顔をみて「この顔が我家の猫」だ。と、
いとおしく思いました。なんか変な顔なんです。
この変な顔が見られないと寂しくなるじゃないか!と、いとおしく思った瞬間です。










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新年あけましておめでとうございます(作品紹介405)

2016-01-02 16:15:27 | Weblog
     


新年あけましておめでとうございます。

今年の正月は「静かに過ごす」ことをテーマに過ごしています。
新年を迎えるにあたり、心静かに落ち着いた気持ちで過ごす。
なるべく美しい気持ちの状態でいることに。
あと1日、もつと嬉しいのですが・・・・。

ヒロクニさんが描いていた小さい紙切れの絵を拝借。
なんとなく仏様の顔のようなので、面白いなぁ~と思って。
中央の建物のようなものも、富士山と見立てて(無理があるような)
取り上げました。

怒っているような顔もあれば、どしっとした表情のもの、奥ゆかしく感じられるものと
3点あります。ヒロクニさんは、きっとただ描いたということだろうけど、
見る人は、いろいろな感想を持たれると思います。

今年も淡々とヒロクニさんは、絵を描き続けると思うし、私もそれに付き合うでしょう。
このブログも描き始めた前半は、ヒロクニさんに振り回され、
激怒する私の夫婦喧嘩の話が多かったと思います。
(心底、激怒して、思いのありったけをぶつけた内容もあったっけ?)
夫婦喧嘩の話は、以外に読者受けが良かったようです。

昨年、クリスマスの頃にも喧嘩していましたけど・・・・。
キリリと言葉少なく、説教をした。
「あなたは、生きて飢えることなく、絵もかけているこの状態に感謝がない」
「一度、飢えてみたら、それから言え」と言ったら、
ハッとしたのか、描く絵にも厳しさが出て、いい絵が出来上がった。
「キリリと言葉少なく」に怯えたのかなぁ~。
なんか、子供をしかるのに似ていて、変な感じです。

でも、長時間マッサージをしてあげたり、優しい妻だと思うんだけど。

正月は、私の母が作った煮物に怯え、「サホリが作ったものしかダメなんだ」と言われ、
53歳のおばさんに「サホリ」「サホリ」というヒロクニさんはなんだか憎めない。

こんな私達ですが、1016年もよろしくお願いします。


ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実
クリエーター情報なし
彩雲出版

昨年の暮れから、こんな本を読んでいます。
百人一首の解説の本なのですが、作者はどんな人物だったのか?そしてその時代背景とともに
わかりやすく解説してくれている本です。
奈良時代、平安時代に作られた歌が、現代読んでもじ~んとくる。
これって、すごいことなんじゃないか!!と。
1000年たっても日本の心が変わらないなんてととても楽しい本。
若い頃は、興味がなかったけど、ちょっと年齢を重ねると「日本の文化」は、
いいなぁ~と自然にそうなるような?
結構、日本の良さに気づくのは人生の後半になるのかもしれない。
大人の文化かもしれません。
もう半分以上読んでしまって、あとわずか。
読み終えてしまうとなんだか寂しいなぁ。それほど、ワクワクして読んでいます。
一首の歌の中に人生がつまっているのが分かる、本当に面白い本。



冬の庭はこんな感じ。
葉牡丹の横には、アリウムの大きいのが植えてあり、
その横には、ジャーマンアイリスが植わっています。
プリムラの赤い花だけが、くっきりと緑に映えています。
春が楽しみです。アリウムは初めて植えたので本当に楽しみ。
今日は赤いビオラをハンギングにしました。
種からそだてたビオラなので、生育が遅かったので、今日という日に。











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