武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

武内ヒロクニ・ミニアートギャラリー展のご案内

2010-09-25 11:00:38 | Weblog

夏の間に描いた油絵。
いつもは、色鉛筆でのの制作が、続く毎日だが
この暑い夏の後半に、余っている油絵の具を取り出し、
油絵の制作。
色鉛筆以外の制作をする時にいつも言うことの1つとして、
「この反動を利用して、色鉛筆に帰る」と言う。
色鉛筆画の為の「ゆさぶり」とも言う。

この絵は、トイレにかけてあった。まだ、サインを入れていない。
実物は、オレンジ色の所は、縦縞模様が浮いて見える。
今回の、ミニ個展は、そんな油絵も並びます。


場所: イタリアンブティック&カフェ Fata
    兵庫県宝塚市伊孑志1丁目6-34
    モスバーガ2F (阪急 逆瀬川駅から徒歩3分)
日時: 2010年9月27日(月)~10月2日(土)

電話/ファックス 0797-74-1885

詳しくは、お店のホームベージも御覧下さい。
http://www.fata-web.com/

ここのマダムは、ヒロクニさんに「しあわせランチを作ってくれ」と言われて9月のみ、1000円のランチがあります。
天井画と合わせてのミニ個展です。
牛乳パックで作った、不思議なオブジェ(子供でも簡単に出来そうな)も飾ります。
なんかオシャレな感じのする、単純なオブジェ。創意工夫があまりされてない所が凄いのです。
センスのみ。ヒロクニさんらしい・・・・・。こういう作業をしている時のヒロクニさんは、説明しながら「子供以下かなぁ?」とはにかんで照れているので、可愛い。

最近ブログの更新をあまりしていなくて、ごめんなさい。
Tシャツは、自宅で自分で刷っているので、刷るのに忙しくって時間がなくなっているのです。刷った日のあくる日は、全身筋肉痛。でも、嬉しいわ。すっかり秋なのに・・・・。ありがとうございます。
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武内ヒロクニ アートTシャツ販売中!!

2010-09-19 11:35:44 | Weblog

オリジナルTシャツを着ているヒロクニさん。
表情が険しい。これは、試作品の第一号で、顔の中の草のようになっている所を蛍光ピンクの色で刷った。
いろんな場所でわたしも着ていた。スーパーに行ったり、神戸の街も歩いた。街角で写る自分の姿を目で追った。ブティックの中もちょろちょろしてみた。いろんな所で、鏡にうつるTシャツを見てみて、蛍光ピンクを少し薄くした。


これが、ピンクバージョン。


これが、グリーンバージョン


バックプリントは、ヒロクニさんの手書き文字。

ヒロクニさんは、CANというドイツのバンドの音楽が好きで、本当によく聞いている。現代音楽に通じる知的な音が好きだそうだ。色鉛筆作品のある1枚の絵が、その音を連想させミュージックTシャツを作ってみたのです。
Tシャツを作るきっかけとなったのは、東京銀座での個展で、ギャラリーゴトウの方で出会った、ヒロクニさんのファンの方だ。ヒロクニさんの絵が高くて買えなかったようで、「サインをして下さい」。と言われたのですが、肝心のヒロクニ画伯は街の中に消え、わたししか居なくて「奥さんでもいいです」。言われ、サインをした。もちろん、心をこめて。関西に帰ってきてからも、心が落ち着かなく思っていた。そんな時に、Tシャツがあれば良かったかもしれないという思いから、Tシャツを作りました。記念にもなるし、ヒロクニさんの絵に近いくらいのインパクトのあるものだったら。

日本的なデザインでもなく、フランス風でもなく、アメリカ風でもなく、着ると以外とシックな不思議なデザインです。ヒロクニさんの絵はカラフルで元気という印象が1番ですが、以外な上品さもあるのですね。このTシャツもそんな感じです。本当の意味でアートTシャツです。
ヒロクニさんの絵から、そのまま版をおこしました。線のいがみまで。
秋の気配もしますが、ロングTシャツの上に重ね着としても、これからご利用下さい。

武内ヒロクニのホームページからご購入できます。
http://www.hirokuni.com

よろしくお願いします。
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くりおこわの巻

2010-09-17 16:06:53 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年1月9日(火)掲載のえ

元気いっぱいくりおこわ。今は栗の季節。

9月9日に、持ち寄りパーティに参加した。
手料理がたくさん集まり、和風の煮物から、鳥のワインハーブ仕込はプロ級の腕前。わたしは、ブログに上げた「鳥のささ身入りポテトサラダ」を作っていった。松茸ご飯の素晴らしく、どの料理も甲乙つけ難いほど美味しかった。その中で、わたしがもっとも美味しく感じたのが、栗ご飯。その栗ご飯を作った女性からレシピを聞いた。気持ちはホクホクと嬉しい気分。レシピのやり取りというのは、女性ならではの友情を築く基礎工事にみたいなもの。料理の本もいいけれど、人から人へ伝わるまでの会話も楽しい。料理の話をしながら、他の話もまぜまぜで、論理的に話が進んでいかない。長電話のように話しているのだけれど、何か絆のようなものが生まれてくる。ヒロクニさんは、そんな背景は知るべくもなく、新しい料理を食べています。栗ご飯がうまく炊けたら、ブログにアップします。
早く、栗ご飯食べたい!!

ー以下は以前書いた文章ー
くりごはんと描いてあるのは、ヒロク二センセイの間違いです。
神田うのさん、すいません。

モデル、タレント、ファションのデザインまで手がける神田うのさんの元気の素は、お母様の作られる「くりおこわ」。毎日仕事で忙しい中、くりおこわを夜中でもパクッとつまむことがあるという。母のくりおこわは頭の栄養でもあると語ります。結婚したら彼に料理を作ってあげたくなってきたいう神田うのさんは、かわいいなぁと思いました。結婚して19年のわたしは、初心忘れるべからずと今の自分の姿を点検しました。

くりおこわは、手抜きしました。生の栗がなかったということもありますが、この絵を描いたころは、12月の終わり、正月前。栗の甘露煮が出まわっていました。普通のご飯をお茶碗に盛って、買ってきた栗の甘露煮を箸で押し込んでいかにも、くりおこわというふうに、モデル(モチーフ)作りました。アトリエにて、ヒロク二センセイに「くりおこわは、くりごはんにもよく似ている。」と伝え、また、「おこわと栗ごはんの違いは、もち米でつくるか、ふつうのご飯で炊くかの違いとも説明した。そして、写真でくりおこわの資料と神田うのさんの資料を渡す。くりおこわのセットも一緒に。
ヒロク二さんの神田うのさんのイメージは、キャッピとして元気な女の子。この時は、ノリノリでパワフルなストレートな絵が出来た。(こうゆう事はめずらしいのだけど。)ただ、ヒロク二センセイは、ただただ描いてるうちに、くりおこわも、くりごはんも意識の中になくなってしまったようで、アトリエで出来たという声がしたので見に行くとくりごはんと字が書き込まれていて、どうしようと思ったご飯で作ったくりおこわが、悪かったと、反省しました。

後々、わざわざ自宅に、東京から編集員の方が来られて「字を書かないで!!」と注意される事になる。わたしが、注意しても「女の意見は聞かない。」という主義のもとに無視するからこういうことになる。悪いなと思いつつ、編集員の方が来られるのも楽しいのだけれどね。とても面白い方なんです。
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夏の制作 油絵(作品紹介47)

2010-09-12 13:41:29 | Weblog

アトリエにかけられている8号サイズの油絵。
チラッと部屋を通り過ぎる時に見える。そして、いつもハッとする。
白の地塗りはかなりしっかり塗られていて、すでに、重たい。


こちらは、板に油絵の具で彩色。
板の形が、ヒロクニさんのフォルムで
色鉛筆の作品から切り取った部分みたいに見える。
この絵は、台所にかけられていて食事の時によく眺めている。
ヒロクニさんは、「緑ちゅうのも、使うのは難しいねぇ」と言いながら、色を塗りつけていく。ヒロクニブルーというどこか懐かしいブルーの色を使いながらポップな色合いの絵は、ヒロクニさんの独壇場の世界だが、グリーンに目覚めた今のヒロクニさんの絵もこれから楽しみです。


遊んでいるとしか思えない作品。小さな板切れに油絵の具で彩色。
こういう作業は、いつも何かを確かめる為にするそうです。


こんな絵の具で描いています。

絵を描き始めた洋画時代は、裏町風景や、赤いふんどしの絵や、佐伯祐三のような風景画を描いていたといいます。ヒロクニさん曰く「勢いだけは凄かったから、絵に殺気みたいなものはあったんじゃない?途中で筆が動かなくなるんだよ。何故か?と思ったら、溶油を知らなくてねぇ」と。中学生から油絵を描き始めたわたしは、中学生から溶油のことは、当然のごとく知っていて、その話は驚いたが、知っている、知っていないは、さほど重要な事じゃないと思っている。重要なのは、情熱というひたむきな心だと思っている。知識だけ、知っているだけの心で描いた絵に魅力を感じるだろうか?

ヒロクニさんは、「芸術家の中でも、絵描きは、バカになれんといかん。それが、音楽家とかと違う最大の違いだ」と語ります。
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NOVARK美術館013より(作品紹介46)

2010-09-06 23:55:27 | Weblog

カフェでふと手にしたマッチにこのイラストが。描いた人に興味が涌いて、会って話しを聞いてみたくなりました。
作者はなんと60代のおもしろいおじさんでした。


上の写真は、62歳のヒロクニさん。丸い眼鏡をかけていた頃です。

ー以下文章引用ー

 武内さんは六二歳ながら、「まだまだ売り出し中」と自らをアピールする。アクリルやマジックインクなどを使って描いたこの作品は、「絵に精通した友人からラブソングだと言われました。僕の片思いのラブレターじゃないのかって」と笑う。
「二年ほど前、大阪の街を歩きながら、さてこれからどうしようかなあって考えていたとき、路上でパントマイムをしていた女性とぱっと目があったんです。もちろん言葉も交わさずに通り過ぎてしまったのですが、ふっと自由に生きればいいんだ、みたいなメッセージを感じて、妙に心に残ったのでその女性の顔を思い浮かべて描きました」
 とくべつに恋心を感じたわけではないですよと“老いらくの一目惚れ”説を否定する。
「僕は恥ずかしがりやなので、そのままの自分を出して描こうとしても、こんなふうな絵になる。ねじれているんじゃないですか。でも、人物画にしてもそのまま描くよりぐちゃぐちゃにしたほうが面白いでしょ」

この絵は、BOOKになっていていた。最初は、ホッチキスで8ページの白い厚い紙のBOOKだった。描いていくうちにホッチキスもはずれ、持ち歩いている頃には、ホッチキスはなくなりただ紙の重なりになった。カフェで、そんなページ本を眺めていたヒロクニさんに、お店のオーナーが「マッチにこの絵を使いたい」と申し出られて、そこのお店で個展もさせていただいた。そのカフェは、大阪心斎橋にあった‘モンスーン ティールーム’。マッチは、‘マンゴーシャワー カフェ’という無国籍ベトナム料理のお店で使用されている。大阪心斎橋店に行ってみると、エスニックな独特の雰囲気がある。ゴマで練られたアイスクリームのパフェが不思議な味がしてとても美味しかった。

このBOOKは、コレクターの方が買いたいと言われたのに、ヒロクニさんは「いや、これはちょっとまだ見ていたいのでねぇ」とその申し出をことわったので、現在も手元にあり、時々眺めています。意味が分からない絵本という感じなのだけど、いつまでも見ていたいという気持ちにさせる不思議なBOOK。絵の裏にも絵が描かれているのです。
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扇風機を足でつけるのは常識かも

2010-09-03 15:07:54 | Weblog

掃除をしていたら、こんなメモが壁に貼ってあった。
ヒロクニさんの料理メモ。
「いただきまーす。」の文章に、ちょっぴり笑い。
だけど、この料理作ってもらったことがない。にんじんを炒めて、青のりをフリカケルのかぁと妙に感心した。
何年前に、書き付けていたのだろう・・・。

すっかり夏バテで、頭のタガがゆるみまくり、自意識も薄くなり、つけているはずの仮面(ペルソナ)も付けているのか、付けてないのか意識がうっすらとしている状態で、絵画教室の生徒さんが来た。わたしは、「暑いわねぇー」。と言いながら、生徒の前で足で扇風機をつけた。もっと風量をと思って、また足で扇風機を操作した。もう、自然で当然とおすまし顔で。
授業の途中、なんかおかしいなぁという意識がムクムクと涌き、他人の前で、足で扇風機を操作していたのに気が付き慌てふためいた。「あ、あ、あのね、先生は、さっき足で扇風機かけてたよね・・・。行儀が悪いから、○○ちゃんはしないでね」とほとんど先生の顔ではなく、素の顔であやまった。
 ところが、自信をもって生徒は言うではないか「先生!!扇風機は足で付けるのは常識です!!」と。「家族みんな足でつけています。先生常識ですよ。」確かに、そうかもしれない。妙に、説得力があった。

ヒロクニさんは、足でスイッチを押したり、足で雑巾をつかんだりと足使いがとても上手で感心して「あなた、足を使うのがうまいわねぇ。」と褒めたことがある。そうしたら、ヒロクニさんは「オズの足使い」と言って笑っている。「オズの魔法使い」にひっかけて言っているのだろうけど、そのしょうもなさに脱帽して、笑ってしまった。それ以来、足使いがうまい時に感心したら、「あ、オズの足使い」と言っては、笑っていたのです。足使いのうまさを、たまには競ったりしていた。「ねえ、今のはオズの足使いじゃない?」とか言ってお伺いをたててみる。ヒロクニさんから、「まだまだ、修行がたりない」とか言われたりして「がんばらなくっちゃ」とかジョーダンを楽しんでいた。それが、すっかり板に付いていたのですね。

足の器用さを競うのは、猿に近くなること。人間らしさを大切にして生活しましょう。反省しています。
ヒロクニさんに、生徒さんの話をすると、ニヤッと笑って扇風機を足で操作した。

本当に夏バテ。昨日は知らない間に寝てしまっていて、朝が来ていた。明日は、絵画教室。先生の仮面を着ける日である。
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