武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

道(色鉛筆作品紹介404)

2015-12-21 16:57:05 | Weblog

「これは道」と言いながら渡された作品。

なんだか複雑な道である。
複雑という言葉は、ヒロクニさんのキーワードでもある。
性格も複雑だが、話し言葉はいつも複雑怪奇にうねる。
ヒロクニさんらしい作品だなとフムフムと見入る。
絵を見て、散歩できそう!


最近、ヒロクニさんはシャレが上手くなった。
ヒロクニさんには、ビンテージのお気に入りのTシャツがあって、愛用しているTシャツがある。
最近そのTシャツに穴が開いてきて、皮膚とかが見えていたので、
「なんかそのTシャツ穴だらけで、いかにも画家って感じ」と言った。

そうしたら、
「これが本当のアナーキスト」と言う。
 私すごく受けてしまい「うまいこと言う」と大笑い。
アナーキストと言われかねないところもあったので、「穴あきスト」とは、と。
お腹を抱えて笑いました。
複雑な性格で難解な話が吹っ飛ぶような冗談を言われると、さすがと思う。
冗談がしょーもないところが好きです。

この穴あきTシャツは、現在洗濯して、また乾かしています。
まだまだ、穴は大きくなりそう。
「繕おうか?」と聞くと、「これは繕わない方がいい」という返事。
ああ、もうなんか、穴あきTシャツを着ている姿を見るのが楽しみの一つになりそう・・。



そんな横で、綿糸でラグを編んでいます。
立てかけてあるのは、「ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー」というタイトルの画集。
図書館でかりてきた本。
ヒロクニさんは、結構熱心に読んでいたらしく、
アメリカの美術評論家ハロルド・リーゼンバーグの著書を次読みたいと言っています。





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我家のおかず 里芋のコロッケ

2015-12-16 18:08:42 | Weblog


写真で見ると普通のコロッケですが、「里芋のコロッケ」です。
はじめて、作りました。
(まだ、作ったことがないものを作るのは、新鮮な感じです)


内の家の横には、自家菜園をされている方の畑があるのです。
我家の柿をおすそ分けすると、里芋、それも掘りたての里芋を下さった方がいたんです。
まず最初に、里芋の入った筑前煮をしました。
1つ、本当に大きい里芋が残りました。
里芋料理のレシピをネットでみていると、里芋のコロッケというのがあり、
「これ、美味しそう」と思い作ったのです。

とても美味しく出来き、ちょっと作り方紹介しようと思いました。
ホックホックの里芋コロッケは、じゃがいものコロッケよりお腹が一杯にになります。

1、玉ねぎをみじん切りにします。
2、玉ねぎがしなっとなるまで炒め、そこに鶏ミンチ肉を炒め、
  ミンチ肉がしっかりと炒まったら火を切ります。
3、里芋を3センチ位の大きさに切り分けます。
4、それを、鍋に沸かした熱湯の中に入れ、箸がスッと通るぐらいの柔らかさになるまで茹でる。
5、茹で上がった里芋は、すり鉢に入れてつぶしておきます。
6、ボールにすりつぶした里芋と炒めた玉ねぎと鶏ミンチ肉を入れ、軽く塩を入れこねます。
7、ボールで混ぜられたコロッケの具を、たっぷり小麦粉をつけた手で丸めて、コロッケの形を作る。
8、小麦粉の付いたコロッケを、とき卵に浸け、パン粉を付ける。
9、そのコロッケを油で揚げます。(中はそのままでも食べれるのでさっと揚げます。

手順としてはそんなに複雑ではありません。
しかし、コロッケの形を整える時、長時間手でさわっていると、小麦粉と里芋の具が手について
手がネバネバに・・・・。そうなると、手を洗ったりして、里芋が無駄になるので、
小麦粉を惜しまず、ささっとコロッケの形にするのがコツだとわかりました。

お味の方は、とっても美味しい。
里芋の甘さと、こんがりとしたフライの風味がよく合います。
ヒロクニさんも「これは、いける」と言い、食卓はほのぼの。
じゃがいものコロッケと違うのは、2つ食べたらお腹が膨れるということ。
なんか、なんか満腹してしまい、3個は翌日に・・・・・。



また、自家製お漬物にも挑戦。

これは、かぶの甘酢浸け。
まず、かぶをてきとうな薄さに切り、塩もみして1日冷蔵庫に入れておきます。
写真は、塩もみしたかぶの水を切り、こんぶの細きり、

そして、黒梅酢、ゆずの皮、鷹の爪3欠片(輪切りにしたもの)を入れます。
我家は、甘めが好きなので、砂糖を小さじ山一杯を足します。
ボールの中でよく混ぜ合わせます。
(梅黒酢は、健康デザインで購入しています)


それを、ビニール袋の中に入れ、3日程したら、食卓へ出します。
酢に良くつかるよう漬け汁は、あまり節約したらいまいちでした。
上記の写真の分は、少なめだったようで、ちょっと酢の味をきかした方が美味しかったです。
1回目と2回目漬けたものが美味しく、上記のものは3回目のです。

大根の葉の漬物も作ってみました。
やはり、塩をまぶして1日、重しをしておいておきます。
その大根の葉を絞り、昆布、鷹の爪(輪切りにしたもの)を5個、かつおの出し、しょうゆで漬けます。
大根葉は、食べる時に、小さく刻んでおくと、ご飯の上にのせると大根菜飯しのようにもなるし、
かつお節とあえてしょうゆを少したらすと、おかずになります。

こういう風に工夫をして、食べれるものは、きちっと頂く。
こういう工夫をしている時、すごく充実感がある。
葉つき大根も、畑の方が時々おすそ分けしてくださり、大根の葉がみずみずしくて、
どうしても捨てる気になれないのです。

そうこうしている内に、切り干し大根の作り方も教えて頂き、売っているものより
すごく美味しいんだって!切干大根用の大根も頂いてしまい、やるっきゃない!!と・・・。
また、ご報告しないと。と思っております。

ヒロクニさんの健康と普通のおかずを美味しくという心意気を新にしています。








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ドクロ城への道(色鉛筆・作品紹介403)

2015-12-09 18:43:12 | Weblog


黄泉の国への入り口なのか?
「ドクロ城への道を教えて下さい」と書き込まれています。

独特の世界が展開する武内ヒロクニの絵。
この一言につきるといってもいい作品。

 さすがに12月20日で、78歳になるヒロクニさんも死について語ることがある。
「さほり、僕が死んだら・・・・・」と、時に口にする。
「僕が死んだら・・・、武内はこういう男でしたと語って・・・」と言う。
しかし、妻である私は「こういう」の内容をすっかり忘れてしまってる。
 いつもの蛇行しながらの独特の語り口、人は「船酔いするような話方と、表現する人もいる」
話を一生懸命聞いていて、その時はなるほどウン、ウン、と思うが、
時間がたったら「何の話だっけ?」といつも記憶に残ってないのです。

また「僕が死んだら・・・、作品を大切にして売って食いつないで」とも言う。
なんか、考えたことない事を言うので、心細くなるのです。

ヒロクニさんには、経済的な事ではあてにならないけれど、
心情的には頼りにしていることもあるのに、最近気がつきます。
物事に対して、非常に中庸的な態度でのぞむ態度に感心もしているし、
日常で疑問に思うことを話したりすると、その答えが参考になるのです。
感情的に向きにならず、公平であったりすることが多い。
そういう時、やっぱり男の人の方が、優しく大らかなんだと思う。
11月、ミュージシャンの写真展をしたドカチン様にもそれを感じました。
(ヒロクニさん周辺の友人には、よくそういう事を感じるのです。)

話を戻します。
ヒロクニさんが死を考えるような言葉を聞くようになって、
ふと思ったのですが、あの世というのは生きている人間には絶対わかりません。
死ぬということは、死を迎えた人の魂がこの世からあの世へ移行する瞬間のこと。
仏教では、輪廻転生があり、また生まれてくるといいます。
そして、この世は修行のようなもので魂を高める修行のようなものといわれます。
そう思うと、誠実に生きることの大切さや、己の欲に従う生き方はだめだなぁ~と思うのです。
お釈迦様は、もちろん嘘をつくことも諌められています。

また、お釈迦様は、自分が実行出来ていないことを、説教するのを諌められています。
有言実行の精神のことです。

最近、わびさびのことを考えて、読書していたら、
一休禅師や千利休がについて非常に多くの事が書かれていて、
仏教聖典「釈尊のご生涯とみ教え」の内容を思いだしてしまいました。
わびさびの精神の背景に、禅宗があり、特に死と対峙する精神にささえられていたからこそ、
美しい精神として、評価されているという事を知り、生死感なしに「わびさび」を語ることは、
とても恥ずかしいことでもあるような気もする。
ヒロクニさんもそういう時を迎えた。
これからの作品を楽しみにしています。

一休 (1975年)
水上 勉
中央公論社


何故か、ヒロクニさんも「一休」の本を現在読んでいます。
似たようなことを考えているのでしょうか?
ヒロクニさんに「次、この本読んでもいい?」と言うと、
「この本読んでもそんなに面白くないよ。けっこう難しいから~」とご返事が。
読んでいるページを覗いたら、難解そうな仏教の教義の引用の文が目に飛び込んできた。
漢字と文体を見ただけで、なるほど難しそうである。
もう少し、後回しにしようかなぁ~と思案中に突入。

私は、ヒロクニさんがボケないよう、脳の刺激をしてあげようと思っています。
それと、お年よりもあまり甘やかさないがコツじゃないでしょうか?
(ひどい妻かしら・・・)





今年は柿が豊作ですごい数が・・・・。
自宅からはみ出ているところに、趣味でされている自家菜園の畑があり、
自由に取って貰っています。






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