武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

陽射し(色鉛筆作品紹介734)と 引っ越しあれこれ4

2023-05-27 17:16:22 | Weblog

淡い色合いの作品を見つけました。

我家は断捨離と引っ越しの準備で、部屋が荷物で一杯。

我家は、紙類の整理に時間を多くとられます。

ファイルを取り出し、箱に詰める前にパラパラとページをめくる。

すると、久しぶりに見る絵を知らない間に眺めていたり、

この絵をブログに上げようかなと眺めていたりして、

考えごとをしていたりすると、

知らない間に時間が過ぎて行くことになる。

そうしているうちに、ハッとして我に返り、箱詰めに戻る。

今日は、そんなファイルから出てきた一枚を紹介します。

とても色が淡く、ふわ~っとした絵柄で、優しい光がさす絵。

「うわ~。なんとふんわりしているんだろう。」と思い絵柄を見ていました。

お地蔵さん?こんなことを思いながら、じ~と見る。

右の手は印を結んでいる?

同じ方向にもう一本の手?これは何かをつかんでいる?

光が溢れる世界で、1人立つ人物。

これは、お地蔵さん?求道者?仏陀?観音様?

そんなイメージ。

場所は、街。

人物の後ろは、バス?

わたしには、ソファーに見えるが・・・。

長谷川利行氏の絵を武内から紹介された時、

白っぽい建物が描かれた絵の右から

荒いタッチで描かれた光りのような描写の絵があった。

それと構図が似ているのを思い出したり。

こんなことを考え出すから、なかなか整理が進まない。

こういう作品は珍しいから、

久しぶりに見ると目が離せない。

ちょっと、優しい気持ちに触れたみたいな感じで、

主人の作品でめずらしく癒されました。

攻撃的というか、挑戦状みたいな絵も描く人なので、

こういうのを見つけると、目に新しく写ります。

武内は、本質はとても優しい人だと思っていますが、

我儘度も高く、性格が難儀な人なのです。

普段は、我儘と性格のせいで、優しさが見え難い人なので、

こういう部分を再確認するとホッとするのです。

鉛筆と色鉛筆を使用していて、消しゴムも活用して描かれています。

消しゴムの使い方に秘訣がある。

(使い方は秘密にしています)

文中に書いた、長谷川利行の絵はこういう絵。↓

画集で、この絵をはじめてみた時は、あちらこちらと動くタッチが新鮮で、

「絵というものは、自由なんだな。」と思いました。

白っぽい絵だと書いていましたが、改めて見ると、

ブルーとイエローが目につきます。

(記憶っていいかげんなものですね。)

 

さて、引っ越しあれこれを書いてきましたが、

この度は、街を歩きながら思ったことを書きたいと思います。

不動産屋に入金に行き、引っ越す家に近づくように神戸元町商店街を歩きました。

最近は、外出というものをしていませんでしたので、

目に映る町並みは新鮮でしたが、

きっと住めば、この新鮮さは薄れ、違う視点になるのだろう。

そんなことを思いながら、八百屋が増えていることに気が付き値段を見ると、

意外と安い。

「安心したわ。」と胸をなでおろす。

ブティックなども横目で見ながら、着るものも変わりそうだなと思ったり。

やはり、近所では見かけないデザインのものがある。

途中で、ヒロクニさんに“ポール・ボキュウズ“のパンを頼まれていたので、

大丸百貨店の地下へ行く。

美味しそうなものがズラリと並んでいる。

しかし、私的にはけっこうお高い。

こういう高級な食材を見ながら、こんな環境で節約出来るのだろうかと不安になる。

食べ物に関しては、少々欲深い。

味見といって、自分の分だけ買ったりして、ヒロクニさんに変な秘密が出来たりしそうだ。

いやいや、1個だけ買って、2人ではんぶんこすればいいのかな?

わたしは、ケーキ屋でケーキ1個を注文出来る人間だったわね。

百貨店を出て、また街歩き。

可愛いモノや、美しいモノ、大型書店、個性的な店、見目麗しいスイーツ。

田舎から出てきた感一杯でした。

よくある物語などで都会の裏側で、悲しい生活を送っている人が登場するが、

欲望をコントロールして、健全な生活をしなくっちゃ!と帰途の間に思ったのでした。

身の丈にあった生活が一番です。

ウロウロしていたので、けっこうな距離を歩いたようで、足が疲れました。

都会の方が、歩く量は自然と増えそうで、こういうのはいい事です。

ヒロクニさんは、足腰が今弱っていますが、復帰しそうな予感。

今から、散歩コースを考えて、

どこに行こう、あそこに行こう、とよく話します。

 

 

↑濃い茶色のビオラを中心に取り合わせました。

クリームイエローのビオラも合わせましたが、写真では縦に写っています。

ビオラなのに、色味のせいで“菊の花”を飾ったような感じになっています。

 

引っ越しあれこれが続きますが、

今日なんか、やる気が起きなくて休んでしまった。

一息入れています。

だんだん、何とかなるでしょ!に。

今日の晩御飯は何しよう?と思いつつ・・・。今、夕方5時11分なり。

今日も最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

 

 

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懐かしい仕事(作品紹介733)と 引っ越しあれこれ3

2023-05-20 16:07:32 | Weblog

我家は、引っ越しの準備の真っ最中。

紙切ればかりが目につく。

時々、眺めてしまい停滞する。

上の冊子は、仁丹堂の通信販売の表紙をしたもの。

つい眺めてしまい、12年前も経ったいるのに驚く。

月日の経つのは、早い。

冊子の下にある細かい文字は、わたしが書いたものだ。

これにはいきさつがあって、

「一般の人が見るので、ポエムのようなものを添えたら受け入れ易くなるかな。」という担当の人の発案で、

「ヒロクニさんに書いてもらえないかな。」ということに。

ヒロクニさんは、「見たらわかるだろ。」「そんなもの必要ない。」と言い放ち、

それを言うと、「もう、さほりさんやってよ。」と。

「わたしですか・・・・。」と言いながら、

こうなったら何でもやるわよ!という気分になり、書いたのです。

今読むと気恥ずかしい。

細かい文字の部分を、ここに書きます。

(恥ずかしいといいながら、書くこの心根。)

以下

夢を見た。

ここは静かな入り江の近く。

かすかに移ろう輝く光の中で、

空はゆうるりと虹色を変化させ、

やさしい色の蒸気につつまれてゆく。

 

赤い恋人に「花を探しに行こう」と言った。

流れる雲のように「旅に出よう」と言った。

流れる雲のように小さな風が吹き、僕の生命は安らぎ、

魂が静かに歓喜した。

そして、僕は故郷を思う。

以上

わたしは詩人と思いこみ、

ヒロクニさんの言葉やムード。

絵の雰囲気。

2人で行った相生の湾などを思い出し、

ヒロクニさんに接近しつつ、わたしの戯言を書きました。

詩人になりきっての部分の言葉の使いまわしが、恥ずかしい。

にわかじたてだったのが、よく分ります。

(追記:この絵の原画だけのものを過去に紹介したことがあるかもしれません)

 

冊子の中で、紹介もされていてこんな感じです。↓

↑12年前の姿。

73歳の頃。写真を見ると若く感じるのでした。

今の家で撮った写真です。

押入れは、画材を並べていて、この頃は押入れで寝ていなかったことに気がつきました。

どこで寝ていたのか?

アトリエか、台所でしょう。

まあ、とにかく懐かしい。

「僕の絵は身体を通して出てくるんだ」は本当にそうなのです。

時に、日記のようになっていたりする絵もあります。

また、抽象的な絵にも具体物が混ざったり。

人物に名前が書き込まれていたりするのも、そういうことなのです。

身近にいる人だったり。

絵には、難しさと分り易さが混ざっています。

 

 

我家は、断捨離の真っ最中。

ヒロクニさんは、紙きれを整理していっているらしく、

重いゴミ袋が発生中な様子。

わたしは、余計な大きなゴミ、粗大ゴミをピックアップ中。

そんな中、ヒロクニさんがかける音楽は、ニーナ・シモン。

この音楽が奏でられています。↓

  

ある意味、この寂しい感じが引っ越しの気分とよく合い、

聴きながら不思議な気持ち。

意外性が不思議なのです。

それはそうと、何故かヒロクニさんは、わたしの部屋の部分を指し、

これはいるのか?いらないのか?と聞いてきます。

「えっ、わたしの荷物はわたしがするから、自分の荷物、特に人が分らない大切なものを箱詰めしたら?」

「わたしは、一気型だからやりだしたら早いよ。以前の引っ越しの時もそうだったでしょ?」

と言っても、何か不服そうな様子。

わたしはゴミの出せる曜日、種類があるのでそれに合わせているのですが、

それが片付けをしていないように見えるみたい。

そして、今日はブログを書くつもりだったので、書いていると、

「何でそんなことをしているの?」と。

「今日は書こうと思っている日だから・・・。」と返答すると、

「また、口答えする。」と言い、

「そんなのだったら、引っ越しはやめたらいいよ。」と、随分性急な様子。

急に、「そんなのだったら、離婚だ。」まで言う。

いきなり離婚にまで、発展する。

以前は、「そんなのだったら離婚よ!」と言うのはわたしだったが、

最近はヒロクニさんなんです。

その飛躍が理解出来ず、イライラする。

わたしは若い頃によく「離婚だ!」と言いましたので、

それが、今返ってきているのではないか・・・と当時を反省します。

だから、「何でそうなるの?」と思い、イライラもするのですが、

あまり怒らないで、「たいしたことはいっていない。」と思い、冷静にするようにしています。

無視にも通じるような対応だが、

まともに取り合うと、言い合いになり、感情がこじれて頭にくることは間違いない。

「離婚しません!」

と言って、何故かムカムカしています。

笑って言うと、救いがある感じがするのですが、何故か出来ない。

昨日は、とても機嫌がよく、「美味しい夕食ありがとう!」「君は素晴らしい!」だったのに、

今日は、機嫌が斜め。

「黄色い声出す。」とか、「すぐ口答えする。」とか、最後に「離婚。」

こう言った後、お昼寝してます。

芸術家、特にヒロクニさんは、感情に起伏が激しい方なので、

よくわかりません。

わたしの前では、気分全開状態なんでしょうね。

もう少し、気遣いしてくれてもいいと思うのですが、

わたしもかなり酷いことを言う時があるので、

自分に返ってきていると思って、懺悔しますヮ。

 

↑ピンクのビオラ。

ピンクと言っていますが、赤紫色です。

濃い色のものを選んで。

継いできた種なので、色がまちまちのピンクのビオラ。

変わりビオラと合わせて。

この家を引っ越すと、ビオラは飾れなくなります。

次は、どんなものが生活に入り込むのか、変化を楽しみにしています。

 

今日は、引っ越しの準備の間に出てきた懐かしいものを紹介しました。

あまり尊敬できない、わたし達夫婦の様子をいつも読んで下さっている方々、

いつもありがとうございます。

自分に返ってくる言葉、因果の法則なのでしょうかね・・・。

珍しく、過去の行いキタキタだわ・・、と実感しています。

 

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赤いふんどし(色鉛筆の原型・メモ紹介732)と 引っ越しあれこれ2

2023-05-11 15:18:07 | Weblog

この絵は、色鉛筆画を始める前の、「原型」と武内は言います。

アクリル絵具を使用。

作品紹介730で紹介した「まさこの夢」という絵が初期の色鉛筆画なので、

その頃の作品群の「原型」になると思います。

武内が「これは、色鉛筆の絵の原型なんよ。」という絵、メモは他にもあるのですが、

「これは、秘密にしとかないとだめ。」と言って、

決して、展示することはありません。

それが、この度、

「これ、原型だけどアップしてみたら。」と、絵をもってきたのです。

とても変わった絵になります。

「武内の中にある観念を、絵に写しかえてみた?」とでも言ったらいいか。

観念だけをストレートに表現した絵だと思うのです。

具体的に私が分ることは、この人物は“赤いふんどし”を身に着けているということ。

もう1つは、“四股を踏んでいる”ということ。

そういう意味では、宗教的意味を含ませた絵だと。

古来の祭礼では、四股を踏み、邪悪な霊を踏み鎮めるという意味があるところから、

この人物は武内が創造した、力士なのかもしれない。

絵柄から、土俗的な雰囲気がプンプン匂います。

しかし、「原型は秘密にしておく。」と言っていたのに、

どういう風の吹き回しか、見せても良くなったという変化のほうにわたしは驚いています。

秘密のものに、他にも印象的なのがあって、

犬(知らないキャラで、皮製。足と腕が動く)のワッペンが貼られているものがあり、

その犬は荒涼とした地平にいる。

「こんな変わったもの見るの初めて・・・。」と思いながら、

遠い目をして見て眺めていました。

最所ゴミかな?と思っていて、「コレ、捨ててもいいの?」と聞くと、

「君は、怖い人だな。コレは、原型なの。俺の大切なものなの。コレは、秘密なの。」と言いながら、

わたしの手から絵を取り上げ、メモの山の中にしまい込まれた。

今日の絵は、そういう種類の絵になります。

 

引っ越し先が決まって、今は引っ越し前の断捨離中。

大型ゴミをすでに一回出しました。

その中に窓枠用クーラーというものがあり、それを庭の奥から引っ張り出し、

ゴミステーションの近く(指定の場所)持って行きました。

朝早くから、クーラーを必死で荷台にのせ、荷台を押すと、

車輪がおかしくなっていて、あらぬ方へ曲がっていく。

「無理にでも行くのじゃ。」と思いながら、押すと曲がる。

「とにかく行くのじゃ。」と思いながら押すと、今度は家の壁の方へ曲がっていく。

「意地でも行かせてみせる。」と強く押すと、クーラーが倒れた。

倒れたので、荷台を家の壁と細い通路になっている石の間に入れ込み、

クーラーをまたのせた。

「とにかく進んでいくのじゃ。」と、ギューと押すと、

壁と石に荷台の台がこすれながら、間にきちっと挟まりながら、

ズズズ・・・、ギシッ・・・、ドンと低い音をたてながら、前に進み門まで突破出来た。

アトリエでは、音が響いていたのか、

「何してるのかと思った。」と玄関からヒロクニさん。

「もしかして、また怪力出したの?」と笑っている。

「俺、今、目に映っている光景に驚いているのよぉ。」と言いながら、

「君は、素晴らしい女性だね。」と、言う。

はっきり言って、素晴らしいと言われても別に嬉しくない。

クーラーを持ち上げるのに腕は、ブルブル震えるし、

荷台を押しているうちに汗までかいている。

今ではもう、力仕事はわたしの仕事になっていて、ヒロクニさんは見ているだけ。

手術の後、ヒロクニさんは重い荷物は持ってはいけないことになっているから。

だけど、「無理にでも行くのじゃ。」の掛け声は、効いたらしく、荷台は動きました。

こういう時は、自分の中で執念の力で満たされ、決意が固い。

そう思うと、自分が実現したいことにも、こういう姿勢で望めば、叶うのかもしれない。

しかし、実現したい方の思いは、執念が何故か弱く長続きしないので、

力仕事の時のみにうまく良くのが常であります。

捨てたものに、使えないサモワールなんかもあって、

じゃまだったのに、いつまでもあったという・・・。

 

次に、愛着を覚えている商品の買いだめ。

ヒロクニさんは、“茶工場のまかない緑茶・工場直送便”のお茶の袋を手に持ちながら、

「このお茶は、3袋ぐらい買って持っていこう。これ、美味しいからね。」と。

ハイハイ、とうなずきながら、

わたしも筑野食品の米油を余分に買って持っていこうと思っていたので、

同じようなことを考えているなと思い、やっぱり似た者夫婦か・・・、とガクッと肩を落とした。

この米油についていうと、宝塚市の地場産業の商品なんです。

米油が普通に販売されていない頃から、ありました。

私が小学生の頃から、食していました。

(現在、わたしは60歳)

また、ここの会社の息子は、同じ学年でよく一緒に遊んだ記憶があります。

その彼は、乗っている自転車が大きくて、サドルに座れない自転車に乗っていて、

いつもそれが不思議でした。

今は、ネット販売しているらしく、あの頃と随分変わったものです。

ビタミンEも取れるし、天ぷらが美味しく出来ます。

これ、何本ぐらい買っておこうかな?と思案中。

こうやって、愛着の品々って増えていきそう。

だけど、2人とも食品にこだわりがあるようで、やっぱり似た者同士?

 

また、この機会に、「あなた、押入れじゃなくて、次の場所では普通の場所で寝たら?」とも言っています。

「1Fをアトリエにして、寝るのは2階で寝たら?」と。

ついでにいうと、そろそろ布団で寝て欲しいと思っているのです。

布団で寝るのは嫌なんだ!と言って、いつも毛布を何重にもしてホームレススタイルなんです。

どうなるのか?

毛布は布団と違うのか?

この変がよく分らない。

 

庭ともお別れなので、切ないですが、写真を。

↑葉の中で咲いています。

今年は、一本の茎から3つの花が咲くことが多いようで、連なって咲いています。

これは地植えしてあるもの。

置いていきます。

↑こちらは、思いクロームイエローのビオラ。

縁にグレーかかっているのが、気に入っています。

咲きっぱなしになると、色があせて白っぽくなります。

種を採取するため、この花色だけ手折ってません。

↑ちょっと元気な感じのビオラ。

元は、縁が白く花びらが曲がった種類だったのですが、

種から植えると黄色と紫のビオラになったのが咲きました。

種を採取して植えるビオラは、安定した姿ではないのですが、

ニュアンスがあるので、手折って飾るにはいい感じになることが多い。

↑今回は、爽やかな色合いにしてみようと思い、庭のビオラを摘みました。

お皿の色と柄がいい感じにまとまりました。

こういうカップとかソーサーとかは、ヒロクニさんがいつも買います。

モダンな柄で、目の付け所が違います。

こういうところは、流石だと素直に思うのでした。

 

今日も引っ越しあれこれ。

わたしは、思い切って断捨離を。

しかし、物って増えるのですね。

最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

引っ越しが終わるまで、かんたん私的、哲学的思考はどこかへ行ってしまっています。

あれほど読みたいと思っていたプラトンを開いてみると、

字をおっているだけで、頭に入ってきません。

トホホ・・・。

 

 

 

 

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街にいる人達(色鉛筆作品731)と 引越しあれこれ1

2023-05-04 21:40:53 | Weblog

人物が5人います。

街に組み込まれた人物像を見ると、

左上の濃いピンクの窓に、

その下には、剣道の防具をかぶっているかのような人。

中央には、目玉の飛び出た蛙のような顔なやつ。

その下は、プラスの目をしたピエロのような顔が見えます。

右端には、はかなげな姿に目の離れた顔やつ。

このような酷薄な顔をよく表現できるなぁと感心すると同時に、

こういう顔した人が、繁華街でチョロチョロしているのを思い出し、

街の絵なんだと納得しています。

また、色鉛筆の使い方が、

色分けされた積み木を積んでいるように見える描き方で、筆圧強く塗られています。

そのせいか、色がギュッと詰まったような印象で、ある種の重厚感がある作品。

ピンクがネオンに思え、カラフルな夜の街。

 

引越し先が決まりました。

探し始めに反して、街の近く。

今住んでいる所より、ずっと都会。

神戸市中央区に決まりました。

はじめは、ヒロクニさんは海に縁があるから、海の近くがいいかな?と思っていたのが・・・、です。

けっこう家は、数を見た方だと思う。

安くて広くて、海が見えてから、現実を知ることになる道のり。

安くて広くて、海が見えてには、家には問題がないが、家にたどり着く道に困難が多く、

それは、かなりな急勾配な坂道であったり、

家はすぐ見えるけれど、考えられない迂回の道と長い階段であったり、

バスがないとかの交通の便で無理なことが多かった。

中央区は家賃が高いと思い込んでいたが、「まあ、見てみましょ。」と、

ネットを見ると一軒だけ家があったのです。

写真を見て、なんというボロな家という具合でしたが、

立地が非常に良かったので、2人で見に行きました。

写真映りが悪い家だったのか、実際見てみると、“まし“だったのです。

(大抵は、写真より実物の方が悪いか、粗が見える。)

家を見ながら、部屋で制作しているヒロクニさんを思い絵がいて、

この度イメージを膨らませていると、

海の見える家のある一軒は、家の作りが重厚でしっかりしていて、傷1つなかった。

わたしは「住み心地はいいだろう。」と思ったが、

画鋲を打ち、あらゆる所に紙を貼る様子や、絵具が出されている様子を思い絵がいてみると、

家と家主が可哀想になった。

そういう意味では、現状引渡しのボロ家は、見ただけで馴染んだ分けです。

わたしとしては、「それにしてもボロい。床が沈むの気になる。」なのですが、

ヒロクニさんの年齢を思うと、坂もあまりなく、病院や買い物にも便利と思うといい。

良人にとっては、空気も子供の頃から馴染んだものだし、水を得た魚のように動くかもしれない。

すでに、ヒロクニさんは、土地勘があるので、散歩コースを考えているようでした。

私は、はじめて街の近くに住むので、ドキドキしています。

自転車で、神戸・三ノ宮に出れてしまう所に住むので、

都会に住むってどんな感じがするのか?

新しい体験の始まりを感じています。

今までは、三ノ宮などに出る時は、よそ行きの姿だったのが、

薄汚れた近所ルックで、街をウロウロして徘徊する自分の姿も浮かび、怖い。

宝塚では、ガーデニングに親しむようになったわたしの横で、

時々、花の絵を登場させていましたが、

また、街の絵が復活するのかも知れないとも思いました。

今日の絵は、旧作の街の絵を紹介したのは、そんな理由もあって取り上げました。

 

引越しの最中、私達は、また夫婦喧嘩するのだろうと予測しています。

多分、荷造りはわたしがほとんどすることになるのだろう。

そういう予感も。

「口ばかり動かしてないで、早く荷物詰めんかい!(関西弁)」と怒鳴ってしまう自分の姿も浮かび、

引越しの日が怖い。

ザ・ヤクザの口調が、慎めますように!

考えもしなかった所に住むことになり、

こういうことは「何かのサプライズ!」と思っています。

ヒロクニさんは、ちょっと嬉しそう。

 

 

↑庭では、ジャーマンアイリスが咲き始めました。

朝の日を浴びている写真。

↑こちらは、種を継いで育てているビオラ。

黄色と茶色のコントラストで、この斑の入り方がヨーロッパの中世、16世紀の刺繡でよくあしらわれています。

そんな思いから、クラッシクな感じがするビオラという思い込みで、愛でています。

↓そのビオラの図案

右下が、そのビオラの図案。

この図案で刺繡をしてみると、なかなか華やかでした。

金銀の糸も使って。

そういうイメージがあって、種を継いでいます。

↑庭の一部ですが、左の尖った葉がジャーマンアイリスの葉。

茎が横から斜めに伸びているせいか、花が空中に浮いているみたいに見えています。

左に野生の宿根すみれの株が大きくなり、右のタンポポも花を付けた後、葉が大きく茂り、

植えたものと自然に自生したものが混ざり、こんな感じに。

黒いポットには、どうしようか?と思ったままのルピナスの苗。

↑大きくなってきたルピナスの苗。

次の家は庭がないので、このルピナスだけ持っていくつもり。

ビオラは、もう種の採取をはじめていて、種を持っていきます。

 

↑最後は、今の食卓の花。

黄色いビオラでまとめてみました。

茶色のクラッシクビオラと合わせると、古風な感じになると思いません?

ハニーな感じで、ミツバチの刺繡をしたミニマットと合わせるといいかも?と思ったり。

 

引越しあれこれ。

無事に引越しが終わりますように。

それが終わらない限り、新しい気分にはなれそうもない。

けっこう疲れる日もあったりして、

このところブログの更新は一週間後と決めていたのですが、

時々遅れています。

引越し屋さんと引越しの見積もりの話をするの疲れます。

とりあえず3社に聞いています。

我家は、生活に関係ない絵とか画材で一杯で普通の人の家にない荷物で一杯なんです。

もう、事務所移転に近い。

最後までお読み頂いた方、こんなふうですが今後ともよろしくお願いします。

きっと庭の写真が街の写真に変わるでしょう。

 

 

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