夏の日の 思い出描く ローテンブルグ

この夏のヨーロッパ旅行から
もう半年がたつ

そろそろ忘れかけた思い出も
写真を見るたびよみがえる

城壁の街「ローテンブルグ」
市庁舎展望台に上がれると聞いて
いくつもの階段を上る

狭い螺旋階段を昇りつめると
やっと一人座れるほどの
狭い受付にいるおばちゃん
笑顔で迎えてくれる

「エブリデイ　ヒア？」と尋ねると
「ウン」と笑顔でうなづく

身動きできないようなところで
トイレに行きたくなったら
どうするんだろう
なんて心配する

高さ５２メートル
やっとたどり着いたのに
タマちゃんママは
ネット床の展望台を見て
直前でストップあきらめる