昨年の丁度今頃の話。(少々鮮度は落ちています)
夜、コタツの上を、1センチ足らずのか細い小さな虫が一匹ウロウロしていました。
よ~く見ると、前足が鎌の形、目はきりっと三角。
なんと、カマキリの赤ちゃんだったのです。
なんで、こんな寒い時期に?
最初に気付いたチビちゃんのその少し横にもう一匹、又一匹・・・・。
その数、数匹。
寒空に出すのは気がひけたのですが、飼うわけにもいかないので、一匹ずつつまんでは外に出しました。
やれやれと思いながら、次の日の朝びっくりする事が待っていることなど想像もせずに寝たのでした。
そして、翌朝、いつものようにカーテンを開けたら、何か変。
白いレースのカーテンに、不自然な模様がついているんです。
「なんじゃこれ~」
そばによって、よ~く見ると、なんと、昨夜、外に出したカマキリの赤ちゃんの兄弟達がまだ山盛りいて、その赤ちゃん達が好き勝手にレースのカーテンにとまっているのです。
その数、百匹以上はいます。
「ぎゃ~、どうするん~この子達を~」
良く見ると、足元にも天井にも居間のいたるところに転々と・・・。
もう何匹かは踏んづけていました。
掃除機で吸い取るのは余りにも、かわいそう。
その日は、運よく(?)仕事が休みだったので、一匹ずつ、窓を開けてつまんで出しました。
要するに、カマキリが我が家のカーテンレールに卵を産んでしまって、その卵が、部屋の暖かさを春と勘違いして、生まれてきてしまったのです。
ネットで調べると良くあることだそうです。
昨年は今年ほど寒くはなかったので、赤ちゃんの何匹かは育ったのではないかと思いますが。
昨年の大掃除の時又同じところに卵を発見したので、ダンナにたのんでとってもらいました。
「自分で手を汚さんやつだな」ブツブツ←ダンナの独り言
もし大掃除の時に気付かなかったら、今晩あたり、ヒョロヒョロと一匹、二匹・・・145匹、146匹と。
皆様の今晩の夢にカマキリの赤ちゃんがうじゃうじゃと出てきませんことをお祈りしております。
今日の私の小さな幸せ
私の11月30日のアップ「持ち重り」という言葉で、角田光代さんが書評でどっしりと持ち重りする小説と評した本「容疑者のXの献身」が直木賞を受賞。
なんか関係ないけど嬉しくて、今読んでいます。
真っ黒な表紙に一輪の薔薇の花。本自体厚くて持ち重りがします。