「おタバコは吸いますか?」と訊くから、NOと言った。
そしたら、「どうぞ」と言って禁煙席の方に案内してくれた。そしてコーヒーを頼んで¥170-を支払った。
気がついてはいたが、臭い。臭いと言えばアニキンだが、それに匹敵する。
な、なんと、座った禁煙席の隣の席は喫煙席。隣だから1mも離れていない。
その間に、申し訳なさそうに立つ小さなスタンド。そこには、禁煙と喫煙が矢印で分けてある。壁も何の隔たりもない。素通し。
意味ないじゃん、と僕はつぶやく。
扇子を取り出し思いきり扇ぐ。扇いで、煙を向こう側に、一緒に、このにおいもなんとかならんか、とばかしに追いやる!!! 向こうは、匂いも煙も欲しいのだから大喜びのはず。
隣の席からゆっくりと立ち昇った真っ白な煙は、扇子の風で無残にも形を崩した。
いつもより早めに店を出た。
心なしか喉が少しイガラっぽい、これ気のせい?
池袋のサンシャインの裏にある喫茶「ベローチェ」でした。
そしたら、「どうぞ」と言って禁煙席の方に案内してくれた。そしてコーヒーを頼んで¥170-を支払った。
気がついてはいたが、臭い。臭いと言えばアニキンだが、それに匹敵する。
な、なんと、座った禁煙席の隣の席は喫煙席。隣だから1mも離れていない。
その間に、申し訳なさそうに立つ小さなスタンド。そこには、禁煙と喫煙が矢印で分けてある。壁も何の隔たりもない。素通し。
意味ないじゃん、と僕はつぶやく。
扇子を取り出し思いきり扇ぐ。扇いで、煙を向こう側に、一緒に、このにおいもなんとかならんか、とばかしに追いやる!!! 向こうは、匂いも煙も欲しいのだから大喜びのはず。
隣の席からゆっくりと立ち昇った真っ白な煙は、扇子の風で無残にも形を崩した。
いつもより早めに店を出た。
心なしか喉が少しイガラっぽい、これ気のせい?
池袋のサンシャインの裏にある喫茶「ベローチェ」でした。