窓を開けると、はるか彼方まで民家の屋根が続き、その先に八合目付近まで雪を被った富士の山が見える。
阻害するものは、その前には何もない。
左に丹沢、右に秩父の山々。その尾根を連ねたパノラマの光景が目の前に広がる。
紺青色した秋空は、久しぶりのような気がする。
果てのないこの空間は、僕にとってとても贅沢品に思える
。
「天高く馬肥ゆる秋」、、、、、ふと思い浮かべる。
空が澄み渡って晴れ、馬もよく食べ肥えるところから、秋のよい季節のことを表す言葉、とある。
もう一歩突っ込んで調べてみたくなり、成語大辞苑を開く。
この時期になると北方騎馬民族の馬が太り、中国本土に襲来する頃になってくるので警戒を要するぞ、という意からきた、とも書いてあった。
今日は、洗濯日和、掃除日和、布団干し日和であるのに、うちの担当者は友達とプールに行ってしまった。
一人遅い朝食を摂りながら、しょうがないな、僕が、、、、、、やる、、、、、、? と思ったが、テニスに行くことに決めた。
ま、帰ってからでもいいだろう。