大音量ではないが目立つ。
いまどき珍しいアンサンブルでレトロなメロディーを奏でる一団が、僕の方に向かってきた。彼らは、調和のとれたあでやかな衣装に身を包んでいる。ふらふらした足取りは、まさに四国の阿波踊りだ。
はて? 厚さ1センチほどの白粉を塗りたくり顔を隠しているのは、もしや? 目を凝らした。小梅太夫と瓜二つだったはずの、ア…ニ…キン、ではなかった。
以前、渋谷を闊歩するチンドン屋を見かけたことをmixiに書いた。その後、彼が勤める某所に行きそのことを問い質したことがある。この前、バイト、……してた?
入れ歯が上手く噛み合っていなかったのか、ふんが、ふんが、と答えるのが精一杯。否定も肯定もしなかった彼の名誉のために、彼のバイトはこれじゃない、と断言しておく。
彼のバイトは、友人ヨシノリが経営する本格ラーメン屋とは一味違った夜鳴きラーメン屋なのだ。
これも以前、mixiに書いた。
新宿の甲州街道沿いに置いてある夜鳴きラーメン専用リヤカーの中に住んでいる。そんな噂を聞いた僕は、そこを訪れてみた。たしかにそこに夜鳴きラーメン屋専用リヤカーがあった。しかし、そこに彼はいなかった。単純に留守だったのか? ん? 突然、リチャードキンブルの顔が浮かんだ。デビットジャンセン、あの紳士的な風貌は女性から絶大な人気を博した。だから、彼は違うだろう。
彼は謎の人物だ。
信憑性の高い情報によると、彼はいま高級官僚が多く住むという世田谷区に住んでいる。最近、世田谷区は注目の的だ。その彼の家の周囲を、臭気汚染度カウンターで調べてみるとピピピピーと反応する。彼のせいじゃない!^ ^;;
決して彼は目立ちがり屋ではない。ただ、おだてられるとすぐその気になる。これが彼のいいところだ。千歳烏山区民センターの舞台に上がって歌うということもないだろう。もし、そういう噂があったというなら、それは噂、いや幻想に過ぎない。
彼の今? 元気だよ。きっと今ごろ駒沢公園あたりを屁をこきこきフラフープをしていることだろう。あれは胃によくない、胃下垂になるという噂もある。
あ、いかんいかん、彼のことばかり書いてしまった。僕のことを書こう。
埼玉県のど田舎の公園そばにあるマンション「ダンボール」から僕は会社に通う。窓際に追いやられた僕は、毎日図書館で暇をつぶしている。そういう日に限ってトンケから電話がある。今どこ? 又、喫茶店か? が彼の第一声だ^^しかし、今日はなかった^^
僕は書き始めると止まらないので、この辺にしておこう。眠い。カミさん? 冷戦状態だ。がははは、、、、、、歯歯歯!^ ^;;歯は、今回はまだ大丈夫だ。!^ ^;;