昨日、事業仕分けというのを近所でやっていたので観閲してきた。 物々しい会場入口。バッグの中身の検査、そして棒のような計器で警備員から身体チェックを受ける。ピーピーというウルサイ音が響き渡る。 「すいません。ズボンのポケットに金目のものでも入ってますか?」 「入ってるよ。しなびたピストルと弾が」 「すいませんが、ちょっと出してもらっていいですか?」 「いいよ」 無造作に入れておいた数枚の札と小銭を出す。 「ピストルも出す?」 緊張が走る。周りのスタッフがその言葉に反応する。別の警備員が二人近づいて来る。 「しなびてるけど。ホ・ン・ト・に、出していいの?」 念を押す。――理解してくれ。それはいいです、と言ってくれ。早く!――と願う。 その間、段々自分が恥ずかしくなってくる。 前回は、事業仕分けという呼び名だったが、今回は「提言型政策仕分け」内閣府行政刷新会議事務局とあった。 この日のこの時間は、地方財政と科学技術関連のことをやっていた。 傍聴席での発言は許されていない。アンケート用紙があった。それに、公務員定数是正のことを書いた。まずは隗から始めよ、と。 それを回収している人たちは、国家公務員だ。彼らは僕を煙たい人物だと思うだろうか? 余談だけど、今日はいい夫婦の日。テレビでそんなことをやっていたが我々はシラッとしている。敢えて話題にせず。^^